到達目標
(1)都市システムや都市計画に関する用語を理解した上で、都市を調査し、都市システムの問題点を把握できる(C)。
(2)市場メカニズムから都市の諸現象を統一的に説明・解釈できる(H)。
(3)都市現象を分析評価し、望ましい都市システムの構築ができる(F)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 都市システムや都市計画に関する用語を理解した上で、都市を調査し、都市システムの問題点を総合的に把握できる。 | 都市システムや都市計画に関する用語を理解した上で、都市を調査し、都市システムの問題点を把握できる。 | 都市システムや都市計画に関する用語を理解した上で、都市を調査し、都市システムの問題点を把握できない。 |
評価項目2 | 市場メカニズムから都市の諸現象を統一的に説明・解釈できる。 | 市場メカニズムから都市の諸現象を説明・解釈できる。 | 市場メカニズムから都市の諸現象を説明・解釈できない。 |
評価項目3 | 都市現象を総合的に分析評価し、望ましい都市システムの構築ができる。 | 都市現象を分析評価し、望ましい都市システムの構築ができる。 | 都市現象を分析評価し、望ましい都市システムの構築ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (C)
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学習・教育目標 (F)
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学習・教育目標 (H)
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教育方法等
概要:
この科目は、民間シンクタンクに在籍し、都市・地域計画および経済分析を担当していた教員が、都市計画手法の考え方とその概要を解説するとともに、都市地域空間の計画整備において近年重要となっている事柄を取り上げる。そして、これらの事柄にシステム的に対処するための考え方と方法を講義する。
授業の進め方・方法:
教科書と配布資料に基づいた講義を行う。
成績評価は、定期試験(60%)、プレゼン(30%)、質疑応答など授業への取り組み姿勢(10%)から総合して評価し、60%以上の評価点を合格とする。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。講義では、事前に配布する資料を授業までに読み、内容を十分理解しておくこと。 小人数教育の特徴を生かして対話を重視した授業を行ない、配布プリントや参考図書にある計画手法や事例の発表を輪番制で行う。
合格の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
都市問題 本講義の全体概要を説明するとともに、計画システムが対象とする都市地域空間に生ずる都市問題を広範な視点から論ずる。 |
計画システムが対象とする都市地域空間に生ずる都市問題を広範な視点から説明できる。
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2週 |
都市の空間構成と都市形成メカニズムについて 複雑なシステムを構成している都市空間には様々な土地利用が立地している。その都市空間を統一的に説明するための都市形成メカニズムについて講義する。 |
都市空間を統一的に説明するための都市形成メカニズムについて説明できる。
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3週 |
都市計画の手法 我が国おける都市計画の考え方とその方法(都市計画区域・線引き・用途規制・形態規制・都市計画事業・市街地開発事業・地区計画など)を講義する。(都市計画演習) |
我が国おける都市計画の考え方とその方法(都市計画区域・線引き・用途規制・形態規制・都市計画事業・市街地開発事業・地区計画など)を説明できる。
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4週 |
土地問題と計画システム 我が国の土地問題や土地制度を解説するとともに、土地問題に対する対策や計画手法を講義する。 |
我が国の土地問題や土地制度に対する対策や計画手法について説明できる。
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5週 |
社会資本整備の収支と不確実性 公共事業では社会環境の変化などにより、当初の目的とは異なった負の遺産を造ることにもなりかねない。不確実な状況下での公共事業収支や長期的な視点たった評価の検討について講義する。 |
不確実な状況下での公共事業収支や長期的な視点たった評価の検討について説明できる。
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6週 |
社会資本整備の事例 高速道路や鉄道建設、連続立体交差事業、公園緑地などの整備を事例として、長期的な視点に立って社会資本整備を考える。 |
高速道路や鉄道建設、連続立体交差事業、公園緑地などの整備を事例として、長期的な視点に立って社会資本整備を考えることができる。
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7週 |
学生による発表 I 参考文献などから発表項目を選択し、輪番制で学生が発表する。 国内外の社会資本整備事例を取り上げ、目的・意義・問題点などを10分程度にまとめて発表し、学生相互に質疑応答する。 |
国内外の社会資本整備事例を取り上げ、目的・意義・問題点などを10分程度にまとめて発表し、議論できる。
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8週 |
学生による発表 II 参考文献などから発表項目を選択し、輪番制で学生が発表する。 国内外の社会資本整備事例を取り上げ、目的・意義・問題点などを10分程度にまとめて発表し、学生相互に質疑応答する。 |
国内外の社会資本整備事例を取り上げ、目的・意義・問題点などを10分程度にまとめて発表し、議論できる。
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2ndQ |
9週 |
都市施設の空間計画 I 空間計画を進めるには、利便性・地域活性・交流など幅広い観点が必要となる。沿道休憩施設の計画における前提条件を整理するとともにコンセプトメイキング・機能計画について講義する。 |
沿道休憩施設の計画における前提条件を整理するとともにコンセプトメイキング・機能計画について説明できる。
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10週 |
都市施設の空間計画 II 各施設の計画・設計には原単位や規模算定方法といった基礎知識が必要となる。沿道休憩施設の計画における需要予測と施設計画及び施設面積算定、動線計画のための手法について講義する。 |
沿道休憩施設の計画における需要予測と施設計画及び施設面積算定、動線計画のための手法について説明できる。
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11週 |
都市施設の景観計画 I 都市施設の景観計画では、ものや空間の見え方に関する知識が求められる。人間が持つ視知覚特性と色彩心理、調和論、心理学的分析、評価手法を講義する。 |
人間が持つ視知覚特性と色彩心理、調和論、心理学的分析、評価手法について説明できる。
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12週 |
都市施設の景観計画 II 街路・都市景観のとらえ方と設計について講義するとともに、それに関わる制度・事業について講義を行う。 |
街路・都市景観のとらえ方と設計に関わる制度・事業について説明できる。
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13週 |
学生による発表 III 参考文献などから発表項目を選択し、輪番制で学生が発表する。 国内外の社会資本整備事例を取り上げ、目的・意義・問題点などを10分程度にまとめて発表し、学生相互に質疑応答する。 |
国内外の社会資本整備事例を取り上げ、目的・意義・問題点などを10分程度にまとめて発表し、議論できる。
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14週 |
都市・地域・国土計画の事例紹介 国内外の都市計画の事例を紹介する。そして、計画の妥当性・問題点や課題について討議し、望ましい計画案を検討させる。 |
国内外の都市計画のの妥当性・問題点や課題について討議し、望ましい計画案を検討できる。
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15週 |
まとめ 最後の授業で広範な計画システムの内容をまとめると同時に、レポート課題の内容を説明する。 |
広範な計画システムの内容を体系的に説明できる。
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16週 |
期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 30 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |