住空間計画

科目基礎情報

学校 明石工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 住空間計画
科目番号 5035 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築・都市システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 世界住居誌/布野修司/昭和堂
担当教員 工藤 和美,本塚 智貴

到達目標

1.住空間の地域性について理解できる。(B)
2.住空間と環境特性の関連について説明できる。(A)
3.住空間の歴史的変遷と現代的課題について理解できる。(A)
4.住空間の計画課題について考察できる。(H)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1住空間の地域性について理解し、説明できる。住空間の地域性について理解できる。住空間の地域性について理解できない。
評価項目2住空間と環境特性の関連について独自の視点で説明できる。住空間と環境特性の関連について説明できる。住空間と環境特性の関連について説明できない。
評価項目3住空間の歴史的変遷と現代的課題について理解し、説明できる。住空間の歴史的変遷と現代的課題について理解できる。住空間の歴史的変遷と現代的課題について理解できない。
評価項目4住空間の計画課題について独自の視点で考察できる。住空間の計画課題について考察できる。住空間の計画課題について考察できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 世界中の住居について、その多様性と地域性を手がかりに分析し、住空間について理解する。住空間の歴史的過程と文化的多様性について理解し、住空間の計画に活かすことが出来る。
授業の進め方・方法:
本授業は第1週から第6週を本塚、第11週から第15週を工藤が担当する。第7週から10週は本塚と工藤で担当する。
教員による一方向の講義ではなく、多様な居住のあり方について考察し、教員と学生のディスカッションを通して住空間に関する多様な視点を養う。
実際に移築保存されている伝統的建築物を見学し、住空間を実際に体感することで独自の視点から分析する。
注意点:
本科目は、授業で保証する学習時間と、予習・復習及び課題レポート作成に必要な標準的な自己学習時間の総計が、90時間に相当する学習内容である。
評価の対象としない欠席条件(割合) 1/3以上の欠課

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地球に住む
住居の誕生、住居の形態について地域の生態系に基づく住居システムを理解する。
住居の誕生、住居の形態について地域の生態系に基づく住居システムを理解する。
2週 北方アジア・東アジアの住居
北方アジア・東アジアの住居の事例を分析し、身体と住居、屋根と住居の関連について考察する。
北方アジア・東アジアの住居の事例を分析し、身体と住居、屋根と住居の関連について考察できる。
3週 中央アジア・南アジアの住居
中央アジア・南アジアの住居の事例を分析し、コミュニティと住居、装飾と住居の関連について考察する。
中央アジア・南アジアの住居の事例を分析し、コミュニティと住居、装飾と住居の関連について考察できる。
4週 西アジアの住居
西アジアの住居の事例を分析し、住まいの空間構成と集落空間について考察する。
西アジアの住居の事例を分析し、住まいの空間構成と集落空間について考察できる。
5週 ヨーロッパの住居
ヨーロッパの住居の事例を分析し、台所やトイレ、浴室の空間について考察する。
ヨーロッパの住居の事例を分析し、台所やトイレ、浴室の空間について考察できる。
6週 学外授業準備(民家の見学) 見学する伝統的建築物の特徴と地域性について事前学習し、見学上のポイントと分析方法を定めることができる。
7週 学外授業(民家の見学) 民家を移築保存している施設の見学を行い、実際の住居空間を対象に空間構成の分析を行える。
8週 学外授業(民家の見学) 民家を移築保存している施設の見学を行い、実際の住居空間を対象に空間構成の分析を行える。
2ndQ
9週 学外授業(民家の見学) 民家を移築保存している施設の見学を行い、実際の住居空間を対象に空間構成の分析を行える。
10週 学外授業(民家の見学) 民家を移築保存している施設の見学を行い、実際の住居空間を対象に空間構成の分析を行える。
11週 アフリカの住居
アフリカの住居の事例を分析し、家族と住空間について考察する。
アフリカの住居の事例を分析し、家族と住空間について考察できる。
12週 北アメリカの住居
北アメリカの住居の事例を分析し、植民地と住空間、災害と住居について考察する。
北アメリカの住居の事例を分析し、植民地と住空間、災害と住居について考察できる。
13週 ラテンアメリカの住居
ラテンアメリカの住居の事例を分析し、仮説住居の空間について考察する。
ラテンアメリカの住居の事例を分析し、仮説住居の空間について考察できる。
14週 オセアニアの住居
オセアニアの住居の事例を分析し、住居の地域性について考察する。
オセアニアの住居の事例を分析し、住居の地域性について考察できる。
15週 総括、復習とディスカッション
講義全体に関するまとめ。意見交換、質疑応答、ディスカッションをとおして理解を深める。
講義全体に関するまとめ。意見交換、質疑応答、ディスカッションをとおして理解できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表レポート合計
総合評価割合602020100
基礎的能力0000
専門的能力602020100
分野横断的能力0000