政治・経済

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 0023 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 〔教科書〕『高等学校 政治・経済』、第一学習社 〔補助教材・参考書〕  必要に応じて適宜配布する。
担当教員 竹原 信也

到達目標

〈前期中間〉
「資本主義経済」について基礎的事柄を理解している。
「国民所得と経済成長」「金融・財政」について基礎的事柄を理解している。
〈前期末〉
地域の産業と経済について基礎的事柄を理解している。
奈良県の産業と経済についてその現状と課題を認識している。
〈後期中間〉
「民主政治と選挙制度」について基礎的事柄を理解している。
「日本国憲法」について基礎的事柄を理解している。
  〈学年末〉
「国際社会」について基礎的事柄を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
私たちが現在生活している社会について、その仕組み、ルールを学ぶ。単なる暗記科目としてで
 はなく、「生きた」学問として政治・経済を捉える。選挙権年齢が18才以上に引き下げられたことを踏まえて有権者として身に付けるべき知識・考え方を習得する。また、今年度はCOC+における地域理解教育の一環として奈良県の産業や企業を調べ、地域へ理解を深めるとともに地域課題の解決について考えていく。
授業の進め方・方法:
教科書・穴埋めプリントを用いた講義を中心にすすめる。適宜、視聴覚教材の利用やグループ活動を行う。前半は主として経済のしくみや、地域経済ついて、後半は、国際社会や民主主義と選挙の仕組みについて学ぶ。
注意点:
関連科目:地理、歴史Ⅰ・Ⅱ、人文・社会科学特論、現代社会と法、技術者倫理(専)、地域と文化(専)
学習指針:授業をよく聞くこと。授業とは関係のない私語や携帯の利用は慎むこと。
     授業の内容に関連するトピックについて各自色々と考えること
     有権者としての権利・責任を自覚して受講すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
講義の目的・概要を理解し、説明できる。

2週 経済と資本主義経済の発達

経済と資本主義経済の発達について基礎知識を理解し、説明できる。
3週 三つの経済主体と役割
三つの経済主体とその役割について基礎知識を理解し、説明できる。
4週 完全競争市場の機能
完全競争市場の機能について基礎知識を理解し、説明できる。
5週 不完全競争市場の課題
不完全競争市場の課題について基礎知識を理解し、説明できる。
6週 経済成長と景気変動
経済成長と景気変動について基礎知識を理解し、説明できる。
7週 金融と物価の仕組み
金融と物価の仕組みについて基礎知識を理解し、説明できる。
8週 前期中間試験
1~7週で得た知識を整理・確認し、活用・表現できる。
2ndQ
9週 奈良県経済の現状と課題
奈良県経済の現状と課題を理解し、説明できる。
10週 地域の課題を分析する
地域の課題を分析する手法(SWOT分析)を理解し、活用できる。
11週 地域の課題を解決する
地域の課題を解決する、あるいは価値をより高めるための方策についてグループでアイデアを生み出すことが出来る。
12週 事業計画書の作成
事業計画書の作成方法を理解し、実際に作成できる。
13週 グループ発表の準備(1)
POWERPOINTの操作を習得している。
プレゼンテーションの目的と必要な事項を理解し、説明できる。
14週 グループ発表の準備(2)
グループワークで生み出されたアイデアを整理し、効果的に聞き手に伝えるためのプレゼンテーションを作成できる。
15週 グループ発表
グループ発表を通じてプレゼンテーションの成果と課題を把握できる。
16週 ふりかえり ※前期末試験は実施しない。9~15週の学習事項を再確認し、地域の課題を解決する態度を身に付けている。
後期
3rdQ
1週 民主主義の基本原理 民主主義の基本原理について基礎知識を理解し、説明できる。
2週 日本国憲法の基本原理 日本国憲法の基本原理について基礎知識を理解し、説明できる。
3週 基本的人権の保障 基本的人権の保障について基礎知識を理解し、説明できる。
4週 日本の政治制度 日本の政治制度について基礎知識を理解し、説明できる。
5週 日本の政党政治 日本の政党政治について基礎知識を理解し、説明できる。
6週 日本の選挙制度 日本の選挙制度について基礎知識を理解し、説明できる。
7週 有権者の基礎知識 有権者としてとるべき行動、ルールについて基礎知識を理解し、説明できる。
8週 後期中間試験 1~7週で得た知識を整理・確認し、活用・表現できる。
4thQ
9週 国際社会のしくみと成り立ち 現代の国際社会の特徴とその成り立ちについて基礎知識を理解し、説明できる。
10週 2つの世界大戦と集団的安全保障の取り組み 2つの世界大戦と集団的安全保障の取り組みについて基礎知識を理解し、説明できる。
11週 東西冷戦 東西冷戦の勃発とその特徴について基礎知識を理解し、説明できる。
12週 冷戦と戦後日本の歩み 戦後日本の歩みについて基礎知識を理解し、説明できる。
13週 冷戦後の国際政治と日本の歩み 冷戦後の国際政治と日本の歩みについて基礎知識を理解し、説明できる。
14週 現代の国際政治と課題 現代の国際政治と課題について基礎知識を理解し、説明できる。
15週 貿易ゲーム 貿易ゲームを通じて、国際経済システムや貿易のしくみを体験し、国際経済、社会の課題について基礎知識を理解し、説明できる。
16週 後期末試験 後期末試験 9~14週で得た知識を整理・確認し、活用・表現できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3
公民民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。3
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。3
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
地歴・公民今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。3
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。3前15
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。3
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
社会性、社会的責任、コンプライアンスが強く求められている時代の変化の中で、技術者として信用失墜の禁止と公益の確保が考慮することができる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3

評価割合

定期試験提出物・レポート前期末グループ学習合計
総合評価割合601525100
601525100