概要:
機構学に関する講義を行なう.機構学は,機械を構成している部品の相対運動を学習する.本講義では,一般的によく使用される機械の部品について,それがどのような役割をしてどのように動くのかイメージできることを目的とする.
授業の進め方・方法:
イメージを掴むために,コンピュータを用いた動画により補足説明する.
注意点:
関連科目
数学(三角関数,微分),物理(力学),機械設計製図,機械工作法
学習指針
数学的な記述に慣れることと,物理的なイメージを掴めるようになることが重要である.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。 | 3 | |
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。 | 2 | |
分数式の加減乗除の計算ができる。 | 3 | |
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。 | 3 | |
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。 | 3 | |
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。 | 2 | |
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。 | 2 | |
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。 | 2 | |
簡単な連立方程式を解くことができる。 | 3 | |
無理方程式・分数方程式を解くことができる。 | 1 | |
1次不等式や2次不等式を解くことができる。 | 1 | |
恒等式と方程式の違いを区別できる。 | 1 | |
角を弧度法で表現することができる。 | 3 | |
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。 | 3 | |
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。 | 3 | |
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。 | 1 | |
自然科学 | 物理 | 力学 | 速度と加速度の概念を説明できる。 | 2 | |
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。 | 2 | |
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。 | 2 | |
物体に作用する力を図示することができる。 | 2 | |
力の合成と分解をすることができる。 | 2 | |
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。 | 1 | |
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。 | 2 | |
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 機械設計 | ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。 | 2 | |
滑り軸受の構造と種類を説明できる。 | 2 | |
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。 | 2 | |
歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。 | 2 | |
歯車列の速度伝達比を計算できる。 | 2 | |