1.機械構造物の設計者として、工学系知識以外に経営分析、信頼性工学や統計的分析法を学び、企業における設計者の役割および設計プロセスを具体的に表すことができる。
2.工学系設計者として習得しておく主要な機械要素として、ボルト締結理論および軸受、歯車の設計法を、また加工技術として溶接法、鋼の表面処理法、腐食現象を理解する。
3.交通関係機械部品に適用される、疲労限度設計法と損傷許容設計法、および疲労安全率、線形累積被害則を適用した寿命評価、破壊力学を用いたき裂の進展挙動を求める手法を具体的に説明することができる。
4.自動車用車輪の現在の設計の仕組みとその評価方法を説明できる。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 機械設計 | 機械設計の方法を理解できる。 | 4 | 前2 |
標準規格の意義を説明できる。 | 3 | 前5,後6 |
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。 | 3 | 前14 |
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。 | 3 | 前11 |
ボルト・ナット結合における締め付けトルクを計算できる。 | 3 | 前11 |
ボルトに作用するせん断応力、接触面圧を計算できる。 | 3 | 前11 |
軸の種類と用途を理解し、適用できる。 | 3 | 前13 |
軸の強度、変形、危険速度を計算できる。 | 3 | 前13 |
軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。 | 3 | 前13 |
滑り軸受の構造と種類を説明できる。 | 3 | 前13 |
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。 | 3 | 前13 |
歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。 | 3 | 前12 |
すべり率、歯の切下げ、かみあい率を説明できる。 | 3 | 前12 |
標準平歯車と転位歯車の違いを説明できる。 | 3 | 前12 |
標準平歯車について、歯の曲げ強さおよび歯面強さを計算できる。 | 3 | 前12 |
歯車列の速度伝達比を計算できる。 | 3 | 前12 |
専門的能力の実質化 | 共同教育 | 共同教育 | クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる。 | 3 | 前2 |
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。 | 3 | 前3 |
品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。 | 3 | 前3 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。 | 3 | 前3,後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |