工業外国語

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工業外国語
科目番号 0046 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 〔教科書〕適宜,プリントを配布する/〔補助教材・参考書〕文部科学省認定工業英検4級問題集 日本能率協会マネジメントセンター 日本工業英語協会,文部科学省認定工業英検3級問題集 日本能率協会マネジメントセンター 日本工業英語協会,工業英語ハンドブック 日本能率協会マネジメントセンター 日本工業英語協会 等
担当教員 坂本 雅彦

到達目標

1. 工業英語検定試験3級・準2級レベルの語彙能力
2. 機械工学関連分野の語彙・表現方法を習得し,平易な技術文章の理解ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工業英語検定試験3級相当以上の能力がある.工業英語検定試験4級相当以上の能力がある.工業英語検定試験4級相当の能力がない.
評価項目2英語で記載された教科書レベルの機械工学をはじめ情報・電気工学分野の内容が理解でき,実験レポートの図・表などのキャプションが英語で表現できる.英語で記載された教科書レベルの機械工学分野の内容が理解できる.英語で記載された教科書レベルの機械工学分野の内容が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2a) 説明 閉じる
JABEE基準 (f) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 C-2 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国際化社会である現在においては,各種の情報を通じて科学・技術情報を正しく理解し,かつ正確に発信するための工業技術英語の習得が必要不可欠となっている.本講義では,工業技術英語分野における使用頻度の高い表現や語句,さらには文法を理解・習得することを目的に,工業英検3級・準2級相当の能力を育成するとともに初心者レベルの技術英語文献等が読解できる能力を身に付けることを主な目標とする.
授業の進め方・方法:
前半においては、工業英語検定試験の過去問題を教材として活用し,技術英語について広く理解する.
後半においては、機械工学分野の文献読解や平易な英作演習を通して使用頻度の高い語彙・語句を使用できるよう学習する.
注意点:
関連科目:
 機械工学演習Ⅰ,機械工学実験Ⅰなどとの関連が深い.
学習指針:
 適宜,プリントを配布する.授業中には辞書(必携のこと)を活用して不明な単語・語彙の意味・用法を十分に調べた上でノートに記載・暗記に努めること.
自己学習:
 授業以外に工業英語検定試験(準2級や3級),実用英語技能検定,TOEIC公開,TOEFLなどの資格・検定試験を積極的に受験し,自身のスキルアップに努めること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 工業外国語の概念 本講義の意義と目的を説明することができ,例文を用いて技術英文の表現方法が理解できる.
2週 工業英検4級 演習 工業英検4級レベルの語彙力を理解し,使用できる.
小テストで確認し,不十分な点を解消する.
3週 工業英検3級 演習 工業英検3級レベルの語彙力を理解し,使用できる.
4週 工業英検3級 演習 工業英検3級レベルの語彙力を理解し,使用できる.
小テストで確認し,不十分な点を解消する.
5週 工業英検準2級 演習 工業英検準2級レベルの語彙力を理解し,使用できる.
小テストで確認し,不十分な点を解消する.
6週 工業英検2級 演習 工業英検2級レベルの語彙力の一部を理解し,使用できる.
小テストで確認し,不十分な点を解消する.
7週 前期中間試験 授業内容を理解し,試験問題に対し正しく解答することができる.
8週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する.
2ndQ
9週 材料力学分野の読解 英語で記載された材料力学に関する教科書レベルの内容が理解できる.
10週 数式・図・表の読み方 数式,図・表などの読み・表現を理解し,実験レポートなどを作成する際に活用できる.
11週 流体工学分野の読解 英語で記載された流体工学に関する教科書レベルの内容が理解できる.
12週 熱工学分野の読解 英語で記載された熱工学に関する教科書レベルの内容が理解できる.
13週 情報・電気分野の読解 英語で記載された情報・電気分野に関する教科書レベルの内容が理解できる.
14週 英作の演習 名詞と冠詞,代名詞(人称・指示・不定・関係代名詞)などの用法を中心に平易な短文の英作ができる.
15週 前期末試験 授業内容を理解し,試験問題に対し正しく解答することができる.
16週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解世界の歴史、交通・通信の発達から生じる地域間の経済、文化、政治、社会問題を理解し、技術者として、それぞれの国や地域の持続的発展を視野においた、経済的、社会的、環境的な進歩に貢献する資質を持ち、将来技術者の役割、責任と行動について考えることができる。3

評価割合

試験課題演習・レポート点授業態度点(ノート作成・公的試験受験等)合計
総合評価割合602020100
基礎的能力30101050
専門的能力30101050