科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 音楽
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「ON!」音楽之友社/楽譜プリント・楽典問題プリント
担当教員 荒巻 幸絵

到達目標

1. 校歌の合唱や多くの歌唱曲に親しみ,多様な表現形態の作品を歌うことができる。
2. オペラ・ミュージカルの舞台芸術を鑑賞し,それらの文化的歴史的背景に関心を持ち,その良さや価値について考え,味わうことができる。
3. ギター演奏で,メロディー奏,コードのストローク奏を体験し,楽器演奏の楽しさを感じることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1音符・休符・音程やリズムを正しく、表情豊かに演奏することができる。音符・休符・音程やリズムをやや正しく、演奏することができる。楽曲の音程・リズムを正しくとることができない。
評価項目2音符・休符・音名音階を理解し、音程を含め和音の構造を理解できる。音符・休符・音名音階を理解できる。読譜ができない。
評価項目3オペラ・ミュージカルの基礎的な知識を得て、ストーリーと演奏を楽しむことができる。ストーリーのみ興味をもつことができる。ストーリー、楽曲に興味を持つことができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
音楽の幅広い活動を通して,生涯にわたり音楽を愛好する心情を育てるとともに,感性を高め,創造的な表現と鑑賞の能力を伸ばし,音楽文化についての理解を深める。
授業の進め方・方法:
前半は,主に座学による講義とピアノ伴奏による歌唱であるが,
後半は,各自のギター練習にも取り組む。
注意点:
関連科目
世界史,日本史,語学などは作品の理解を深める為に必要であり,関連が深い。
学習指針
時代,曲種等に偏りなく,幅広いジャンルの作品に触れ,多様な音楽を受け入れることが重要である。
自己学習
常に音楽に親しみ,同じ作品でも演奏者によって表現の違いがあることを知り,より深く味わうようにすることが大事である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 音楽の授業内容,定期試験,実技試験の内容が理解できる。
発声練習の目的,役割を理解できる。
2週 歌唱・楽典 校歌の楽譜の見方を理解し,4番まで歌唱できる。
音符,休符,音名(日本・イタリア・ドイツ・英米)について理解できる。
3週 歌唱・楽典 校歌低音部の練習後,二部合唱ができるようにする。
教科書の数曲ピアノ伴奏で歌うことができる。
音楽用語の種類について知る。
4週 歌唱・楽典 音程,和音について理解できる。
5週 歌唱試験 課題曲を暗譜で独唱することができる。
6週 歌唱・楽典 楽典を復習した上,それが理解できる。
7週 中間試験 授業内容を理解し上で,問われていることに対し適切に答えることができる。
8週 答案返却
オペラとミュージカルの違い
試験問題を見直し,理解が十分だったところを補うことができる。オペラとミュージカルの違いが分かり,音程,和音について理解できる。
4thQ
9週 オペラ鑑賞 「カルメン」(ビゼー作曲)を鑑賞することができる。
10週 ミュージカル映画鑑賞 「サウンド・オブ・ミュージック」(R.ロジャース作曲)を鑑賞することができる。
11週 歌唱・ギター ギターの種類,各名称や奏法を知り,基本のポジションとチューニングについて理解することができる。
12週 歌唱・ギター 音階,簡単なコードを練習の上,配布プリントの曲が演奏できる。
13週 歌唱・ギター コードを少しずつ増やし,教科書,配布プリントの曲を歌唱し,ギターでも演奏できる。
14週 歌唱・ギター コードを少しずつ増やし,教科書,配布プリントの曲を歌唱し,ギターでも演奏できる。
15週 実技試験 歌唱,その他楽器での自由曲の演奏試験で,自分らしく演奏することができる。(2人以上で演奏する場合は重唱・重奏であること)
16週 まとめ 理解が十分だったところを補うことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

歌唱・定期・自由曲演奏試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100