環境リテラシ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 環境リテラシ
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書はなし/環境・循環型社会・生物多様性白書、エネルギー白書、原子力安全白書
担当教員 藤田 直幸

到達目標

1.地球環境の現状を俯瞰することができ,地球環境の全体像を説明できる。
2.地球環境の現状に関心を持ち,1つの分野について最近の状況を説明できる。
3.地球環境に関するデータをどこで入手できるかを説明できる。
4.環境問題の解決に電気・電子技術が貢献していることを説明することができる。
5.環境問題の原因が何にあるかついて自分の考えを述べることができる。
6.地球環境の現状に関心を持ち、その知識を得るために継続的、主体的に学習する態度を身につけている。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低到達レベルの目安(可)
評価項目1地球環境の現状について、それを分類し、その関係を説明することができる。地球環境の現状について、環境に関連する項目を多数挙げることができる。地球環境の現状について、簡単には説明できる。
評価項目2環境問題の最近の状況についてに具体的な例をデーターあげて説明できるとともに、それらの関連についても考察できる。環境問題の最近の状況についてに具体的な例をデーターあげて説明できる。環境問題の最近の状況について概要を簡単に説明できる。
評価項目34つ以上のデータの入手先を知っており、活用している。2、3のデーターの入手先を知っており、活用している。データの入手先を1つ以上知って活用している。
評価項目4環境問題の解決に電気・電子技術が貢献している例を複数挙げることができ、カテゴリー毎に分類することができる。環境問題の解決に電気・電子技術が貢献している例を3つ以上挙げることができる。環境問題の解決に電気・電子技術が貢献している例を1つ以上挙げることができる。
評価項目5環境問題の原因について例を複数あげることができ、それらが複雑に関係していることを説明することができる。環境問題の原因について例を2~3挙げて説明でき、それらの関係を説明できる。環境問題の原因について例を1つ挙げて説明できる。
評価項目61回の授業あたりの自学自習の時間が2時間以上1回の授業あたりの自学自習の時間が1時間から1.5時間程度1回の授業あたりの自学自習の時間が30分以上

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気・電子技術は,便利な世の中を作ることに貢献してきたが,これからは,便利さだけではなく,環境に配慮した技術が重要となっており,技術者には環境問題に対する理解が必要となっている。本科目では,電気系エンジニアとして必要な「環境問題の本質の理解」、「環境データを読み解き、未来を予測する力」などを育成し、環境問題に常に興味を払う環境マインドの涵養を目指す。そのために、「環境問題に関するマインドマップの作成」、「環境問題を解決する技術をまとめたPrezi作成」、「環境問題のディベート」などを行うことを通じて、学生自らが環境問題に関するデータを収集・整理・分析・発信する作業を行う。これらの活動を通じて、能動的に環境問題にかかわる力を身に着けさせる。
授業の進め方・方法:
教員から、直接的に環境問題に対する知識の提供は行わない。教員は、学生が主体的、能動的に学習できるような学習環境の構築、助言を行うことに徹する。グループでの作業が重要になるが、ベースは、個人での学びである。一人一人が環境問題に関わる意識を持って授業に臨むことが重要である。
注意点:
関連科目 本科目は,電気工学科の総ての科目が関係する。
学習指針 アクティブラーニングで行うので、学生自らが積極的に授業に関わる必要がある。
 多くの作業はグループワークで行うため、協力して進めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,
課題1の提示
授業の趣旨について理解し,説明できる。
課題1の内容について説明できる。
2週 課題1 
マインドマップ作成(1)
〇地球環境の現状を俯瞰することができ,地球環境の全体像を簡単に説明できる。
〇地球環境の現状に関心を持ち,1つの分野について最近の状況を詳しく説明できる。
〇地球環境に関するデータをどこで入手できるかを簡単に説明できる。
3週 課題1 
マインドマップ作成(2)
〇地球環境の現状を俯瞰することができ,地球環境の全体像を簡単に説明できる。
〇地球環境の現状に関心を持ち,1つの分野について最近の状況を詳しく説明できる。
〇地球環境に関するデータをどこで入手できるかを簡単に説明できる。
4週 課題1 
マインドマップ作成(3)
〇地球環境の現状を俯瞰することができ,地球環境の全体像を簡単に説明できる。
〇地球環境の現状に関心を持ち,1つの分野について最近の状況を詳しく説明できる。
〇地球環境に関するデータをどこで入手できるかを簡単に説明できる。
5週 課題1 
マインドマップ作成(4)
〇地球環境の現状を俯瞰することができ,地球環境の全体像を簡単に説明できる。
〇地球環境の現状に関心を持ち,1つの分野について最近の状況を詳しく説明できる。
〇地球環境に関するデータをどこで入手できるかを簡単に説明できる。
6週 課題2
環境問題を解決技術のPrezi作成(1)
〇環境問題の解決に電気・電子技術が貢献していることを説明することができる。
〇電気電子技術と環境問題の関わりを自分自身の問題として考えることができる。
7週 課題2
環境問題を解決技術のPrezi作成(2)
〇環境問題の解決に電気・電子技術が貢献していることを説明することができる。
〇電気電子技術と環境問題の関わりを自分自身の問題として考えることができる。
8週 課題2
環境問題を解決技術のPrezi作成(3)
〇環境問題の解決に電気・電子技術が貢献していることを説明することができる。
〇電気電子技術と環境問題の関わりを自分自身の問題として考えることができる。
4thQ
9週 課題2
環境問題を解決技術のPrezi作成(4)
〇環境問題の解決に電気・電子技術が貢献していることを説明することができる。
〇電気電子技術と環境問題の関わりを自分自身の問題として考えることができる。
10週 課題2
環境問題を解決技術のPrezi作成(5)
〇環境問題の解決に電気・電子技術が貢献していることを説明することができる。
〇電気電子技術と環境問題の関わりを自分自身の問題として考えることができる。
11週 課題3
原発問題に関するディベート(1)
〇環境問題の原因が何にあるかついて自分の考えを述べることができる。
〇地球環境の現状に関心を持ち、その知識を得るために継続的、主体的に学習する態度を身につけている。
12週 課題3
原発問題に関するディベート(2)
〇環境問題の原因が何にあるかついて自分の考えを述べることができる。
〇地球環境の現状に関心を持ち、その知識を得るために継続的、主体的に学習する態度を身につけている。
13週 課題3
原発問題に関するディベート(3)
〇環境問題の原因が何にあるかついて自分の考えを述べることができる。
〇地球環境の現状に関心を持ち、その知識を得るために継続的、主体的に学習する態度を身につけている。
14週 課題3
原発問題に関するディベート(4)
〇環境問題の原因が何にあるかついて自分の考えを述べることができる。
〇地球環境の現状に関心を持ち、その知識を得るために継続的、主体的に学習する態度を身につけている。
15週 課題3
原発問題に関するディベート(5)
〇環境問題の原因が何にあるかついて自分の考えを述べることができる。
〇地球環境の現状に関心を持ち、その知識を得るために継続的、主体的に学習する態度を身につけている。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。2後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
地球上の生物の多様性について説明できる。1後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

課題発表学習記録合計
総合評価割合503020000100
環境問題を俯瞰する力105000015
環境問題への関心55000010
環境問題データの入手先の理解55000010
環境問題への電気技術の貢献理解105000015
電気技術者の環境問題への貢献の理解105000015
環境問題の本質への理解105000015
主体的に学ぶ意欲002000020