情報リテラシ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報リテラシ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ポイントでマスター 基礎からはじめる情報リテラシー Office 2013対応、実教出版
担当教員 小坂 洋明

到達目標

1. 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。
2. 情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。
3. 情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。
4. 個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。
5. インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している。
6. インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。
7. ワープロソフト、表計算ソフトおよびプレゼンテーションソフトを必要に応じて使いこなし、総合的な活用ができる。
8. タッチタイピングができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1優れた情報の収集・処理・発信ができる。情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できない。
評価項目2情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みが適切に説明できる。情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握していない。
評価項目3情報セキュリティの必要性および守るべき情報を理解している。情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識していない。
評価項目4個人情報とプライバシー保護の考え方について配慮ができる。個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができない。
評価項目5インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を説明できる。インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している。インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識していない。
評価項目6インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を分かりやすく説明できる。インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できない。
評価項目7ワープロソフト、表計算ソフトおよびプレゼンテーションソフトを必要に応じて使いこなし、優れた総合的活用ができる。ワープロソフト、表計算ソフトおよびプレゼンテーションソフトを必要に応じて使いこなし、総合的な活用ができる。ワープロソフト、表計算ソフトおよびプレゼンテーションソフトを必要に応じて使いこなし、総合的な活用ができない。
評価項目8速く、正しくタッチタイピングができる。タッチタイピングができる。タッチタイピングができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は情報処理のための基礎技術を身につけることと、セキュリティや個人情報保護に配慮しながらインターネットやコンピュータの活用ができるようになることを目的とする。具体的には(1)タイピング、(2) ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトの総合的な活用、(3) セキュリティ、個人情報保護、インターネットやコンピュータ活用に関する基本的理解や知識の活用ができることを目標とする。
授業の進め方・方法:
パソコンを用いた演習を中心に授業を進める。タイピング練習後、教科書に沿ってワープロソフト(Word)表計算ソフト(Excel)、プレゼンテーションソフト(Power Point)の使い方を基礎から学ぶことを通して、これらを総合的に活用する。また、総合的活用を通して、セキュリティ、個人情報保護、インターネットやコンピュータ活用について学ぶ。
注意点:
関連科目:プログラミング(2年),電気・電子工学実験Ⅰ~Ⅳ(2~5年)
学習指針:慣れも重要である。多数の課題に取り組み、ソフトの使い方を身につけること。家庭を含め、授業外でワープロソフトなどが使えるパソコンがあれば、その利用も勧める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の概要が分かる、パソコンの基本操作ができる、自分でタイピングの練習ができる。
2週 Wordの基本操作(1) 基本的な文字の入力ができる、文字に飾りをつけることができる。
3週 Wordの基本操作(2) 図の挿入ができる、表の作成ができる。
4週 Wordの基本操作(3) ビジュアルな文書を作成できる。
5週 Wordの総合演習 複雑なサンプルと同じ文書を作成できる。
6週 Excelの基本操作(1) 基本的なデータ入力ができる、計算式が入力できる。
7週 Excelの基本操作(2) セルの体裁を整えることができる、グラフの作成ができる。
8週 Excelの基本操作(3) 関数の利用、並べ替えと抽出ができる。
2ndQ
9週 Excelの総合演習 複雑な機能を持ったシートを作成できる。
10週 Power Pointの基本操作(1) 簡単なプレゼンテーションを作成できる。オブジェクトを挿入できる。
11週 Power Pointの基本操作(2) プレゼンテーションにExcelで作った表を利用できる。エフェクトを加えたプレゼンテーションが作成できる。
12週 Power Pointの総合演習 与えられた課題通りにプレゼンテーションを作成できる。
13週 総合的活用(1) 与えられた課題について、グループワークで調べることができる。
14週 総合的活用(2) 与えられた課題について、グループワークで調べることができる。
15週 総合的活用(3) 与えられた課題について、プレゼンテーションの準備が完了する。
16週 総合的活用(4) 作成したプレゼンテーションで優れた発表ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前16
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2前16
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

課題総合的活用タイピング合計
総合評価割合702010100
基礎的能力702010100