環境リテラシー

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 環境リテラシー
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書はなし/環境・循環型社会・生物多様性白書、エネルギー白書、原子力安全白書
担当教員 三崎 雅裕

到達目標

1.環境問題とは何かが説明でき、世界の置かれている現状について説明できる。
2.環境問題の解決に貢献する電気電子技術について説明できる。
3.環境問題に向けてどのような行動ができるか考え、実践できる。
4.環境問題に関心を持ち、その内容を継続的、主体的に学習する態度を身につけている。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)(良)最低到達レベルの目安(可)
評価項目1(環境問題を知る)地球の諸問題の現状について、自分自身との関りについて考察できる。17のゴールが何かを挙げることが出来る。 地球の諸問題の現状について、具体的な事実と数字をあげて説明できる。環境問題とは何か、簡単な概略を説明できる。
評価項目2(環境問題を考える)環境問題の解決に貢献する電気電子技術について、デメリットや解決すべき点についても述べることができる。環境問題の解決に貢献する電気電子技術についてその原理や構造を具体的に説明できる。環境問題の解決に貢献する電気電子技術について説明できる。
評価項目3(環境問題に向けて行動する)電気電子エンジニアとして環境問題とどのように関わるべきかを具体的に述べることが出来る。個人レベルの具体的な取り組みの中で環境問題に対してどのように取り組むべきか自分の意見を持つことが出来る。 環境問題の解決に向け、個人レベルの具体的な取り組みが実践できる。
評価項目4(環境問題を発信する左記に加えて、中学生などが見て興味を引く内容になるような工夫がある。作成した動画には、必要な内容が盛り込まれていて、具体的な内容になっている。環境問題について学習した内容を発信する動画を作ることができる。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気・電子技術は,便利な世の中を作ることに貢献してきたが,これからは,便利さだけではなく,環境に配慮した技術が重要となっており,技術者には環境問題に対する理解が必要となっている。また、環境を守るだけでなく、持続可能な発展をしていくことも必要で、それに向けた取り組みとしてSDGsが定められた。本講義では、環境問題について学び、電気電子技術者として持続可能な発展にどのように関わるかを理解することを目的とする。具体的には、「環境問題を知る」、「環境問題を考える」、「環境問題を実践する」、「環境問題を発信する」の4つの取り組みを行う。
学生自らが環境問題に関するデータを収集・整理・分析・発信・実践する活動を行う。これらの活動を通じて、能動的に環境問題やSDGsにかかわる力を身に着けさせる。
授業の進め方・方法:
教員から、直接的に環境問題に対する知識の提供は行わない。教員は、学生が主体的、能動的に学習できるような学習環境の構築、助言を行うことに徹する。グループでの作業が重要になるが、ベースは、個人での学びである。一人一人が環境問題に関わる意識を持って授業に臨むことが重要である。
注意点:
関連科目 本科目は,電気工学科の総ての科目が関係する。
学習指針 アクティブラーニングで行うので、学生自らが積極的に授業に関わる必要がある。
 多くの作業はグループワークで行うため、協力して進めること。
 
事前学習
次回講義に関連する課題を提示するので、事前に用意しておくこと。
事後展開学習
適宜、講義に関連した課題を出すので取り組むこと。

学修単位の履修上の注意

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,
環境問題の基礎に関する簡単な調査
授業の趣旨について理解し,説明できる。
環境問題の基本的な事項について説明できる
2週 課題1
環境問題の現状を表す数字を調べる(1) 
環境問題の現状を表すデーターを見つけ、それを分かりやすく伝えることができるようにするための工夫ができる。
3週 課題1
環境問題の現状を表す数字を調べる(2) 
環境問題の現状を表すデーターを見つけ、それを分かりやすく伝えることができるようにするための工夫ができる。
4週 課題1
環境問題の現状を表す数字を調べる(3) 
環境問題の現状を表すデーターを見つけ、それを分かりやすく伝えることができるようにするための工夫ができる。
5週 課題2
環境問題の解決に貢献する電気電子技術について調べる(1)
環境問題の解決に貢献する電気電子技術を具体的に説明することが出来る
6週 課題2
環境問題の解決に貢献する電気電子技術について調べる(2)
環境問題の解決に貢献する電気電子技術を具体的に説明することが出来る
7週 課題2
環境問題の解決に貢献する電気電子技術について調べる(3)
環境問題の解決に貢献する電気電子技術を具体的に説明することが出来る
8週 課題3
環境問題の実践について考える課題(1)
環境問題の達成に向けてどのような行動がとれるかを考え、実践の計画を立てることが出来る。
4thQ
9週 中間試験
10週 課題3
環境問題の実践について考える課題(2)
環境問題の達成に向けてどのような行動がとれるかを考え、実践の計画を立てることが出来る。
11週 課題4
環境問題の発信する課題(1)
環境問題について学んだころを整理して、どのよう発信すればよいか計画することができる。
12週 課題4
環境問題の発信する課題(2)
環境問題について学んだころを整理して、どのよう発信すればよいか計画し、動画を作製することができる。
13週 課題4
環境問題の発信する課題(3)
環境問題について学んだころを整理して、どのよう発信すればよいか計画し、動画を作製することができる。
14週 課題4
環境問題の発信する課題(4)
環境問題について学んだころを整理して、どのよう発信すればよいか計画し、動画を作製することができる。
15週 講義のまとめ 講義全体を振り返り、SDGsと自身の関係を考えることが出来る。
16週 成績評価の返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポートおよび課題試験合計
総合評価割合6040100
環境問題を知る151025
環境問題を考える151025
環境問題を実践する151025
環境問題を発信する151025