概要:
グローバル化が浸透する現代世界において、地域固有の文化・社会への理解が求められている。文化・社会は、その地域で生きた人間の営みの積み重ねであり、私たちの日常生活の一部として今も生きて続けている。本講義では、日本を含めた世界の歴史を学ぶことを通して、現代社会の成り立ちを理解し、未来を展望することを目的とする。
授業の進め方・方法:
歴史の学習において重要なことは、なぜその出来事が起きたのかを歴史的背景を踏まえて考察することである。そのため、各地域の政治、文化、社会、宗教を踏まえるだけでなく、その周辺地域の影響も意識しなければならない。本講義では、現代世界に強い影響を与えている西欧諸国の歴史を中心に概観しつつ、地域性が形成されていく過程を探っていく。
注意点:
関連科目:地理・公共・政治経済・地域学・人間環境学
学習指針:海外について学習していくため、地理で使用した地図帳を参照し、その位置を把握することが重要である。
自己学習:到達目標を達成するためには、授業以外にも教科書を読むなど、授業内容についての理解を深める必要がある。特に、授業後の復習を欠かさないようにすること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10 |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | 後1,後11,後12,後13,後14 |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後6,後8,後9,後10 |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後6,後8,後9,後10 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | 前4,前9,前10,前11,後2,後6,後10,後11,後12,後13,後14 |