1. コンパイルの概念を理解し,説明できる.Windowsコマンドプロンプトからのファイル操作,およびgccを用いたコンパイルと実行ができる.printfやscanfを用いた基礎的なプログラムを作成できる.
2. 繰り返し文を用いたプログラムを作成できる.多次元配列や多重ループを用いて効率的な処理を行うプログラムを作成できる.
3. 関数を作成して,呼び出すことができる.変数のスコープを理解できる.整数型と実数型の内部表現の違いと注意点を理解できる.負値の内部表現を説明できる.
4. バブルソートや再帰呼び出しのアルゴリズムをプログラムで実現できる.ポインタを使用したプログラムを作成し,スコープを超えた別関数からポインタ操作ができる.
概要:
携帯電話・スマートホンをはじめとして,炊飯器や洗濯機にまでマイクロコンピュータが搭載されている.そのため,ハードウェア技術だけで製品設計を行うことは難しく,必ずソフトウェアプログラミングが必要となる.本講義では,広く汎用的に使用されているC言語の基礎事項を講義する.
授業の進め方・方法:
座学に講義に加えて,実際にプログラミング演習を行うことで基本事項を確認する.
注意点:
〇関連科目
ディジタル回路,コンピュータハードウェア,組み込みシステム
〇学習指針
講義に加えて,多くの演習に取り組むことが必要である.講義中にも,実際にプログラミングを行う演習時間を確保するが,講義時間だけで技術習得することは難しい.演習室や自宅のプログラミング環境を利用して,予習復習を行うことが望ましい.
〇その他
定期試験は,前期中間・前期期末・後期中間の3回実施する.(学年末試験は行わない)
事前学習・・・あらかじめ講義内容に該当する部分の教科書を読み、理解できるところ、理解できないところを明らかにしておく。
事後展開学習・・・次回の講義までに、演習課題を自分で解いて、LMSに提出する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 3 | 前7,前9,前10,前11,前12,後8 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | 後8,後9,後15 |