コンピュータハードウェア

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 コンピュータハードウェア
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 髙橋 明

到達目標

1. コンピュータを構成するデジタル回路の基礎事項を習得する。
2. CPUの内部構造を理解する
3. コンピュータのバスラインと周辺機器の信号処理について理解する。
4. マイクロコンピュータのハードウェアとソフトウェアの基礎を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1CPUとバスライン上のデバイスの役割が説明でき、最適な組合せが設計できる。CPUの内部構造とバスライン上のデバイスの役割が説明できる。CPUの内部構造やデバイスの役割が説明できない。
評価項目2マイコンによるコントロールがC言語で記述でき、コードの最適化ができる。マイコンによるコントロールがC言語で記述できる。マイコンによるコントロールがC言語で記述できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータの基礎をハードウェアの観点から学ぶ。ハードを構成する基本要素のデジタル回路に続き、コンピュータ内部の基本構造をCPUとメモリ、I/O等の周辺機器がバスラインでつながっていることを理解する。なおプログラミング言語にはC言語を使用する。
授業の進め方・方法:
座学が中心となる。なお、理解度向上のため適宜、演習問題を課す。
注意点:
関連科目:デジタル回路、プログラミング
学習指針:ハードウェアの授業であるが、ソフトウェアとの関連を意識しながら進める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基礎事項 マイクロコンピュータの基礎事項解説
2週 デジタル回路 マイクロコンピュータの回路について学ぶ
3週 システムバス バスシステムについて学ぶ
4週 アドレス バスシステムについて学ぶ
5週 CPU CPUについて学ぶ
6週 CPUの内部構造 CPUについて学ぶ
7週 バスタイミング CPUについて学ぶ
8週 パラレル・IF 周辺について学ぶ
2ndQ
9週 インターフェース回路 周辺について学ぶ
10週 プログラミング法 IOプログラミングについて学ぶ
11週 シリアル・IF シリアル通信について学ぶ
12週 プログラミング法 外部制御プログラミングについて学ぶ
13週 A/D、D/A変換回路 A/D、D/A変換について学ぶ
14週 マイクロコントローラ AVRマイクロコントローラについて学ぶ
15週 マイクロコントローラ AVRマイクロコントローラについて学ぶ
16週 前期末試験返却 理解が不十分な点を補充する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000