学外実習

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 学外実習
科目番号 0041 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 小坂 洋明

到達目標

1. 企業等におけるルールやマナーを遵守し,社会人・技術者としての心構えや意識を高めることができる.
2. 企業等における実際の生産活動などを通して,学校で学ぶ知識や技能との関連性について理解することができる.
3. 実習に係る業務日誌や報告書を適切に作成することができる.
4. 実習内容や成果などをスライドにまとめ,報告会において決められた時間内にわかりやすく発表し,適切な質疑応答を行うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (4) 説明 閉じる
JABEE基準 (b) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2d) 説明 閉じる
JABEE基準 (i) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-2 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では,企業などでの実習を通じて,技術者の心構えや社会人としてのあるべき姿を学び,また,これまでに学習してきた専門知識がどのように応用されているのかを知り,今後の学習に役立てるとともに,自主性,創造性,協調性を学ぶ.
授業の進め方・方法:
夏季休業期間中に5日間以上にわたり,合計30時間以上,実習に従事することとする.なお,実習先は学科が認めた実習先(民間企業,研究・試験機関,行政機関)とし,実習内容は設計,生産技術,生産管理,品質管理,実験・実験助手,機能・性能・材料試験,販売,サービスなどの分野とする.
注意点:
関連科目:専門科目全般
学習指針:実習先の就業規則(含,守秘義務)に従うとともに,必要に応じて作業服等の準備を行うこと.交通手段としては電車・バス・自転車を利用し,災害傷害保険に加入するとともに,実習に関する報酬は受け取らないこと.
自己学習:実習先企業の業務内容や職種,実習に必要となる知識などについて事前に学習に取り組むこと.また,積極的に技術者と交流し,得られた知識や経験を今後の学習に生かすよう努めること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実施時期 夏季休業期間中
2週 実施期間 5日間以上にわたり,合計30時間以上従事
3週 実習内容 設計,生産技術,生産管理,品質管理,実験および実験助手
機能・性能・材料試験などの分野
4週 学外実習先 学科が認めた実習先(民間企業,高専機構との連携がある研究機関,行政機関)
5週 スケジュール 5月 学外実習ガイダンス
・ 概要説明
・ 実習先企業の紹介と実習内容の説明
・ 安全教育
・ 希望調査と割り振り
6月 事前研修会
・ 学外実習の心構えなどの事前学習
・ 講演会出席(外部講師)
7月~8月 実習
・ 実習先でのオリエンテーション
・ 実習
・ 日誌および報告書の作成
9月 学外実習のまとめ
・ 報告書等(学外実習修了証明書,業務日誌,学外実習報告書)の提出
・ 学外実習の成果報告会
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化インターンシップインターンシップ企業等における技術者の実務を理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
企業人としての責任ある仕事の進め方を理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を総合的に判断することの重要性を理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
企業における社会的責任を理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
企業活動が国内外で他社(他者)とどのような関係性を持つかを理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができ、それを高めようと努力する姿勢をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5
コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
実際の企業人等との仕事を通して自身のキャリアデザインを明確化することができる。3前1,前2,前3,前4,前5
社会経験をふまえ、企業においても自分が成長していくことが必要であることを認識できる。3前1,前2,前3,前4,前5
実務体験を企業や職種とのマッチングの場として考えて積極的な行動ができる。3前1,前2,前3,前4,前5
共同教育共同教育クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる。3前1,前2,前3,前4,前5
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。3前1,前2,前3,前4,前5
品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。3前1,前2,前3,前4,前5
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる。3前1,前2,前3,前4,前5
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。3前1,前2,前3,前4,前5
問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。3前1,前2,前3,前4,前5
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。3前1,前2,前3,前4,前5
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3前1,前2,前3,前4,前5

評価割合

学外実習修了証明書および業務日誌学外実習報告書報告会での発表合計
総合評価割合502525100
専門的能力502525100