電気機器設計

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気機器設計
科目番号 0044 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:なし / 教材:プリント
担当教員 小坂 洋明

到達目標

前期末試験:
リレーシーケンス制御の基本的事項について説明できる。
リレーシーケンス制御回路が書ける。リレーシーケンス制御設計ができる。
PLC制御の基本的事項について説明できる。
ラダー図が書ける。
ラダー図を使ったシーケンス制御設計ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-1) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2a) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 B-2 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気・電子機器設計業務に従事する技術者に必要なシーケンス制御の知識と技術について学習し、シーケンス制御が設計できる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
座学による講義が中心であるが、例題や演習により理解を促す。また、グループ創造演習により、他人と共同でラダー図を作成することで、チームでの開発を体験すると同時により深い理解を促す。内容はシーケンス制御を構成する機器、リレーシーケンス制御と設計、ラダー図によるシーケンス制御と設計である。
注意点:
関連科目:ディジタル回路(2年)、電気機器工学(4年)
学習指針:実践的な技術が主な内容になる。自発的に手を動かし、進んで技術の習得に努めること。講義の復習を十分に行い、授業内容の理解に努めること。
自己学習:到達目標を達成するため、授業以外にも予習・復習を怠らないこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション シーケンス制御の概要やフィードバック制御との違いについて説明できる。
2週 シーケンス制御機器(1) シーケンス制御で使われるスイッチ、リレー、タイマ、カウンタについて説明できる。
3週 シーケンス制御機器(2) 各種アクチュエータ(電気系・空気圧系・油圧系)について説明できる。
4週 リレーシーケンス図 リレーシーケンス図が読める・書ける。
5週 リレーシーケンス回路(1) 自己保持回路やインターロック回路が設計できる。
6週 リレーシーケンス回路(2) リレーシーケンス制御の基本的回路を説明できる。
7週 リレーシーケンス回路(3) 電動機制御を含んだシーケンス回路を説明できる。
8週 PLC PLCの構成、動作原理、I/O、PLC関連技術の国際標準について説明できる。
2ndQ
9週 ラダー図(1) ラダー図が読める・書ける。
10週 ラダー図(2) ラダー図によるシーケンス制御設計ができる。
11週 グループ創造演習(1) 与えられた課題に対する制御方法をグループで検討する。
12週 グループ創造演習(2) 考案した制御方法についてラダー図を使い設計する。
13週 グループ創造演習(3) 設計したラダー図をグループ外の人に説明する。
14週 前期末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答できる。
15週 試験返却・解説 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野情報基本的なアルゴリズムを理解し、図式表現できる。3前12
プログラミング言語を用いて基本的なプログラミングができる。3前12

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
専門的能力8020100