概要:
英語4技能のうち、「読む・書く」に特化し、これら2技能の運用能力を集中的に指導し、大学編入等を見据えた英語力の養成を目指します。「読む」能力については、大学入試レベルの長文問題を集めたテキストを扱い、パラグラフ・リーディングの技法を使いながら文章を理解するとともにその内容が説明できるようになることを目指します。加えて、抽象度の高い英文を理解する時に求められる人文・社会・自然科学の基礎知識も教授します。「書く」能力については、大学入試で出題される問題を解き、複雑な句・節構造を持った日本文を処理し、英訳する技術を指導するとともに、適切な表現を随時指導していきます。また、外国語運用の基盤となる文法については、大学入試レベルの問題集を使用して、実践的な運用ができることを目指します。これらのタスクとは別に、受講生は学期毎に英語を使用したレポートの提出が求められます。
授業の進め方・方法:
授業では、小テストを毎時実施した上で、長文読解または英作文の指導を、講義形式で行います。1.5回の授業で1つの長文または英作文を消化していき、様々な解法を習得することによって、英語の「読む・書く」能力の養成を行います。加えて、受講生は多読用図書にまつわるブックレポートや、アカデミック・エッセイの提出が求められます。
注意点:
・関連科目:歴史、現代文(既習事項でも恒常的に学習してください)
・語学学習には、恒常的な予復習が不可欠です。したがって、予習をしていない、必要な教材を持ってきていないなど、学習者として相応しくない行動は処分の対象となります。
・定期試験や小テストにおけるカンニング等の不正行為や、レポートにおける不正や剽窃など、学生としてあるまじき行為が発覚または認められた場合、本授業の単位取得資格を喪失しますので注意してください。
・初回授業時に総合評点の算出方法を説明するので、初回授業は必ず出席してください。
・特段の事情により本授業の受講に特別な配慮が必要な場合は、早期に授業担当教員に申し出てください。
・事前学習
A指定された全ての課題に対して、自分なりの答案を用意し、解答と照らし合わせておく
B長文の場合は、未学習の語彙・表現・文法事項を全て調べてくる
C英作文の場合は、英訳できる/できない表現を峻別しておく
D文法の場合は、問題演習を通じて理解できていない部分を調べ、理解しておく
・事後学習
A授業での解説を踏まえながら課題の正誤を確認し、弱点となる分野を特定する
B長文では、授業で学習した学術知識をインターネットや書籍等で調べる
C長文では、授業で新たに学習した語彙・表現・構文・文法事項を覚える
D英作文では、授業で新たに学習した語彙・表現・構文・文法事項を覚える
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション
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授業の方針・内容・成績評価等について理解できる
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2週 |
長文読解(1):学習院大学 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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3週 |
長文読解(1):学習院大学 英作文(1):家族・友人・交際 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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4週 |
英作文(1):家族・友人・交際
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トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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5週 |
長文読解(2)早稲田大学
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長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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6週 |
長文読解(2):早稲田大学 英作文(2):教育・学習 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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7週 |
英作文(2):教育・学習 |
トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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8週 |
長文読解(3):東京外国語大学
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長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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2ndQ |
9週 |
長文読解(3):東京外国語大学 英作文(3):幸福 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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10週 |
英作文(3):幸福 |
トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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11週 |
長文読解(4):大阪大学 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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12週 |
長文読解(4):大阪大学 英作文(4):読書 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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13週 |
英作文(4):読書 |
トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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14週 |
まとめ・総復習 |
これまでの学習内容を復習する
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15週 |
前期末試験 |
授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる
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16週 |
試験返却・解答・復習 |
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する
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後期 |
3rdQ |
1週 |
長文読解(5):名古屋大学 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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2週 |
長文読解(5):名古屋大学 英作文(5):コミュニケーション |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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3週 |
英作文(5):コミュニケーション |
トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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4週 |
長文読解(6):東北大学 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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5週 |
長文読解(6):東北大学 英作文(6):言語能力 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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6週 |
英作文(6):言語能力 |
トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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7週 |
長文読解(7):北海道大学 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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8週 |
長文読解(7):北海道大学 英作文(7):社会問題・展望 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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4thQ |
9週 |
英作文(7):社会問題・展望 |
トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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10週 |
長文読解(8):東京工業大学 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる
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11週 |
長文読解(8):東京工業大学 英作文(8):社会情勢・国際理解 |
長文の内容が理解でき、問題に適切に解答できるようになる トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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12週 |
英作文(8):社会情勢・国際理解 |
トピックについて、文法的に正しい、自然な英文が書けるようになる
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13週 |
まとめ・総復習 |
これまでの学習内容を復習する
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14週 |
まとめ・総復習 |
これまでの学習内容を復習する
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15週 |
学年末試験 |
授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる
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16週 |
試験返却・解答・復習 |
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | 前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11 |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | 前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14 |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | 前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13 |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | 前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14 |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | 前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13 |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | 前1,前9,後1,後9 |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | 前3,前11,後3,後11 |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | 前5,前13,後5,後13 |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | 前1,前9,後1,後9 |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | 前1,前9,後1,後9 |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | 前1,前9,後1,後9 |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | 後1 |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 後1 |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | 後1 |