| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 回路素子(R,L,C)の特性について理解し,単エネルギーおよび複エネルギー回路について微分方程式による回路方程式を記述することができ,それを解いて比較的複雑な回路の過渡現象を解析することができる.時定数の定義について理解し,回路の時定数を求めることができる. | 回路素子(R,L,C)の特性について理解し,単エネルギーおよび複エネルギー回路について微分方程式による回路方程式を記述することができ,それを解いて回路の過渡現象を解析することができる.時定数の定義について理解し,回路の時定数を求めることができる. | 回路素子(R,L,C)の特性について理解し,単エネルギーおよび複エネルギー回路について微分方程式による回路方程式を記述することができない.時定数の定義について理解し,回路の時定数を求めることができない. |
評価項目2 | 基本的な関数についてラプラス変換を行うことができ,各種定理を説明することができる.部分分数展開を活用し,ラプラス逆変換を行うことができる.ラプラス変換・逆変換を用いて比較的複雑な回路の過渡現象を解析することができる.回路のインパルス応答・インディシャル応答を求め,畳み込み積分を用いて任意の入力波形に対する応答を求めることができる. | 基本的な関数についてラプラス変換を行うことができ,各種定理を説明することができる.部分分数展開を活用し,ラプラス逆変換を行うことができる.ラプラス変換・逆変換を用いて回路の過渡現象を解析することができる.回路のインパルス応答・インディシャル応答を求め,畳み込み積分を用いて任意の入力波形に対する応答を求めることができる. | 基本的な関数についてのラプラス変換や各種定理を説明することができない.部分分数展開を活用し,ラプラス逆変換を行うことができない.ラプラス変換・逆変換を用いて回路の過渡現象を解析することができない.回路のインパルス応答・インディシャル応答を求め,畳み込み積分を用いて任意の入力波形に対する応答を求めることができない. |
評価項目3 | 回路網関数を用いて比較的複雑な回路網の性質および周波数応答特性を解析することができる.Fosterの方法とCauerの方法を用いて1端子対網を合成することができる. | 回路網関数を用いて各種回路網の性質および周波数応答特性を解析することができる.Fosterの方法とCauerの方法を用いて1端子対網を合成することができる. | 回路網関数を用いて各種回路網の性質および周波数応答特性を解析することができない.Fosterの方法とCauerの方法を用いて1端子対網を合成することができない. |
評価項目4 | L形・T形・π形・格子形二端子対網について各種行列表現を求めることができる.各種二端子対網の相互変換を行うことができる.定K形フィルタの回路構成を示し,公称インピーダンスや遮断周波数を求めることができる. | L形・T形・π形・格子形二端子対網について各種行列表現を求めることができる.各種二端子対網の相互変換を行うことができる.定K形フィルタの公称インピーダンスや遮断周波数を求めることができる. | L形・T形・π形・格子形二端子対網について各種行列表現を求めることができない.各種二端子対網の相互変換を行うことができない.定K形フィルタの公称インピーダンスや遮断周波数を求めることができない. |
評価項目5 | 伝送線路の基礎方程式を導出し,無限長線路の過渡現象を解析することができる. | 伝送線路の基礎方程式を用いて,無限長線路の過渡現象を解析することができる. | 伝送線路の基礎方程式を用いて無限長線路の過渡現象を解析することができない. |