到達目標
1.戦後世界の歩みを理解することで、世界の諸地域で起こっている諸問題について考察できる。
2.科学技術の発展にみられる“光”と“影”を理解し、技術者・研究者が果たす役割を考察できる。
3.科学技術の発展とともに薄れてゆく自然観を理解し、地域文化の意義について考察できる。
4.高度経済成長期における国土開発を理解し、現代日本が抱える諸問題を考察できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 戦後世界の歩みを理解することで、世界の諸地域で起こっている諸問題について考察できる。 | 世界の諸地域で起こっている諸問題について理解できる。 | 世界の諸地域で起こっている諸問題について理解できていない。 |
評価項目2 | 科学技術の発展にみられる“光”と“影”を理解し、技術者・研究者が果たす役割を考察できる。 | 科学技術の発展における技術者・研究者が果たす役割を理解できる。 | 科学技術の発展における技術者・研究者が果たす役割を理解できていない。 |
評価項目3 | 科学技術の発展とともに薄れてゆく自然観を理解し、地域文化の意義について考察できる。 | 地域文化の意義について理解できる。 | 地域文化の意義について理解できていない。 |
評価項目4 | 高度経済成長期における国土開発を理解し、現代日本が抱える諸問題を考察できる。 | 現代日本が抱える諸問題を理解できる。 | 現代日本が抱える諸問題を理解できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2)
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JABEE基準 (a)
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JABEE基準 (b)
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-2
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教育方法等
概要:
情報化が進む現代社会において、世界で起こる出来事を私たちは簡単に知ることができる。しかし、こうした出来事がなぜ起こるのかは、背景となる地域の実情が分からなければ、深く理解することはできない。本講義では、世界の諸地域の“現在”を知ることを目的とし、①戦後世界のあゆみ(グローバル)、②諸地域をとりまく環境と課題(ローカル)の両面をとりあげることにする。
授業の進め方・方法:
“地域”とは、人間社会がつくりだした一定の空間を指す用語である。地域の指す範囲は大陸・州・国などスケールは様々だが、それぞれの地域の特色は、そこでみられる自然環境(地形・気候など)と社会環境(歴史・民族・宗教など)の両面からアプローチしなければ見えてこない。また、1つの地域だけの閉鎖的な見方でも、地域の特色を理解することはできない。本講義では、世界の諸地域がどのように形成し、現代に至ったのかを地理学・歴史学・文化人類学などの観点から検証する。特に、戦後世界の動向を学ぶことで、諸地域の“現在”を理解でき、日々のニュースを深く読み解けるようになることを目指す。
注意点:
関連科目:地理・歴史・公共・政治経済
学習指針:現在世界における諸地域をとりあげ、それぞれの地域が抱える課題を理解することを目指す。
自己学習:到達目標を達成するためには、広く世界情勢を把握することが重要となる。授業の予習・復習だけでなく、日頃から新聞やニュースを見るなどして最新情報を得るように心掛けること。
学修単位の履修上の注意
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
講義の目的・概要を理解し、説明できる。
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2週 |
戦後世界のあゆみ① 「戦争と科学技術」 |
戦争における科学技術の利用について、当時の人々はどう認識していたのかを考察できる。
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3週 |
戦後世界のあゆみ② 「東西冷戦」 |
戦後世界を取り巻く東西冷戦について、理解できる。
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4週 |
戦後世界のあゆみ③ 「原子力開発」 |
原子力開発について、当時の人々がどのように認識していたのかを考察できる。
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5週 |
世界の諸地域① 「アメリカとキューバ」 |
キューバ危機における米ソの動きとその後の国際関係について理解できる。
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6週 |
世界の諸地域② 「南北ベトナムの対立と統一」 |
ベトナム戦争が泥沼化した要因を理解し、ベトナム統一の経緯を説明できる。
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7週 |
世界の諸地域③ 「中国と台湾」 |
戦後の中国大陸の歩みについて整理し、台湾と対立していった背景を理解できる。
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8週 |
現代世界について学ぶ |
世界で起こる様々な問題について情報を収集し、要因となる背景を考察することができる。
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2ndQ |
9週 |
世界の諸地域④ 「社会主義建設期の中国」 |
大躍進とその後の中国社会の変容について理解できる。
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10週 |
世界の諸地域⑤ 「改革開放の中国」 |
改革開放を経て、現在の中国に至る流れを理解できる。
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11週 |
世界の諸地域⑥ 「朝鮮半島の分断国家」 |
朝鮮半島が南北に分断された背景・経緯について、理解することができる。
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12週 |
世界の諸地域⑦ 「韓国の高度経済成長と民主化」 |
韓国における高度経済成長と同時期に広がった民主化運動について、理解することができる。
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13週 |
日本の諸地域① 「高度経済成長と国土開発」 |
高度経済成長と電力開発の関係について、ダム建設を事例に理解できる。
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14週 |
日本の諸地域② 「もののけと神々の住処」 |
高度経済成長とともに喪失した神々の森と日本人の信仰について、考察できる。
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15週 |
学年末試験 |
授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答できる。
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16週 |
試験返却・解答 |
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験(学年末) | 授業への取り組み(提出課題の完成度) | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 100 |