到達目標
1.現代世界の諸課題について歴史的背景を踏まえて理解し、持続可能な世界の構築に向けての方向性を考察することができる。
2.人々の痕跡が世界遺産等として残されていることを理解し、自国理解と国際協調の重要性を理解することができる。
3.当時の人々がどのように考え、行動してきたのかを史料や統計等から読み取り、現代とは異なる視点から見ることができる。
4.異なる地域世界の接触と交流によって地域社会が形成したことを理解し、多面的な視点から諸地域を見ることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代世界の諸課題について、歴史的背景を踏まえて理解し、持続可能な世界の構築に向けての方向性を考察することができる。 | 現代世界の諸課題について、歴史的背景を踏まえて理解することができる。 | 現代世界の諸課題について、歴史的背景を踏まえて理解することができない。 |
評価項目2 | 人々の痕跡が世界遺産等として残されていることを理解し、自国理解と国際協調の重要性を理解することができる。 | 人々の痕跡が世界遺産等として残されていることを理解できる。 | 人々の痕跡が世界遺産等として残されていることが理解できない。 |
評価項目3 | 当時の人々がどのように考え、行動してきたのかを史料や統計等から読み取り、現代とは異なる視点から見ることができる。 | 当時の人々がどのように考え、行動してきたのかを史料や統計等から読み取ることができる。 | 当時の人々がどのように考え、行動してきたのかを史料や統計等から読み取ることができない。 |
評価項目4 | 異なる地域世界の接触と交流によって地域社会が形成したことを理解し、多面的な視点から諸地域を見ることができる。 | 異なる地域世界の接触と交流によって地域社会が形成したことを理解できる。 | 異なる地域世界の接触と交流によって地域社会が形成したことが理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (1)
説明
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教育方法等
概要:
グローバル化が浸透する現代世界において、地域独自の文化・社会への理解が求められている。
文化・社会は、その地域で生きた人間の営みの積み重ねであり、私たちの日常生活の一部として今も生きて続けている。本講義では、世界の歴史を学ぶことを通して、現代社会の成り立ちを理解し、未来を展望することを目的とする。
授業の進め方・方法:
歴史の学習において重要なことは、なぜその出来事が起きたのかを歴史的背景を踏まえて考察することである。そのため、各地域の政治、文化、社会、宗教を踏まえるだけでなく、その周辺地域の影響も意識しなければならない。本講義では、現代世界に強い影響を与えているヨーロッパ諸国の歴史を中心に概観しつつ、地域性が形成されていく過程を探っていく。
注意点:
関連科目:地理・歴史Ⅰ・政治経
学習指針:海外について学習していくため、その位置を把握することが重要である。地理で使用した地図帳を参照することが
重要である。
自己学習:到達目標を達成するためには、授業以外にも教科書を読むなど、授業内容についての理解を深める必要がある。
特に、授業後の復習を欠かさないようにすること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
世界史を学ぶ意義を理解できる。
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2週 |
オリエントと地中海世界① |
古代オリエント世界の形成について理解できる。
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3週 |
オリエントと地中海世界②
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古代ギリシャ世界と文化の伝播について理解できる。
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4週 |
オリエントと地中海世界③ |
都市国家ローマと共和政の成立過程を理解できる。
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5週 |
オリエントと地中海世界④ |
大帝国へと発展した古代ローマの特質を理解できる。
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6週 |
中国の古典文明① |
中国の古代文明について、その特徴を理解できる。
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7週 |
中国の古典文明② |
秦・漢王朝の成立、皇帝について理解できる。
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8週 |
中国の分裂① |
三国時代にみる中国の地勢を説明できる。
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2ndQ |
9週 |
中国の分裂② |
隋・唐の成立と日本との結びつきについて理解できる。
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10週 |
中国の分裂③ |
唐・宋における制度・文化について理解できる。
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11週 |
中世ヨーロッパ世界① |
ゲルマン人の大移動とその影響について説明できる。
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12週 |
中世ヨーロッパ世界② |
十字軍の意義について、説明できる。
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13週 |
中世ヨーロッパ世界③ |
封建社会の成立と百年戦争について、理解できる。
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14週 |
空前の大帝国 |
モンゴル帝国の成立が世界に与えた影響を説明できる。
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15週 |
アジア諸地域の繁栄 |
明朝の成立とその意義について、説明できる。
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16週 |
試験返却・解答 |
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
アジア諸地域の繁栄 |
清朝の成立と西洋諸国との関係について説明できる。
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2週 |
近世ヨーロッパ世界① |
大航海時代の幕開けとルネサンスについて説明できる。
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3週 |
近世ヨーロッパ世界② |
宗教改革と主権国家体制の成立とその特徴を説明できる。
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4週 |
近世ヨーロッパ世界③ |
イギリス革命の意義について、説明できる。
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5週 |
近世ヨーロッパ世界④ |
ユグノー戦争と三十年戦争について、理解できる。
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6週 |
近代ヨーロッパとアメリカ世界① |
産業革命とアメリカ独立戦争について、説明できる。
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7週 |
近代ヨーロッパとアメリカ世界② |
フランス革命とその後の影響について、説明できる。
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8週 |
近代ヨーロッパとアメリカ世界③ |
ナポレオンの登場とウィーン体制について、理解できる。
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4thQ |
9週 |
近代ヨーロッパとアメリカ世界④ |
アメリカ南北戦争の勃発とその背景を説明できる。
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10週 |
近代ヨーロッパとアメリカ世界⑤ |
帝国主義と世界分割について、理解できる。
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11週 |
2つの世界大戦① |
第一次世界大戦の勃発とその背景を理解できる。
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12週 |
2つの世界大戦② |
第一次世界大戦におけるプロパガンダの影響を説明できる。
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13週 |
2つの世界大戦③ |
ヴェルサイユ体制と世界恐慌について理解できる。
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14週 |
2つの世界大戦④ |
第二次世界大戦の勃発と各国の動向を理解できる。
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15週 |
2つの世界大戦⑤ |
第二次世界大戦における民族と科学者の動向を理解できる。
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16週 |
試験返却・解答 |
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験(前期中間・前期末・後期中間・学年末) | 授業への取り組み(提出物の完成度、グループ学習等での発言回数や内容) | 課題レポート | | | | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 25 | 15 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 25 | 15 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |