英語Ⅴα

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語Ⅴα
科目番号 0025 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 “Science and Human Beings”「科学と人間」誠美堂刊 アイザック・アシモフ著 谷岡淑郎 編著/随時,教員がプリントを作成して配布する。
担当教員 神澤 和明

到達目標

前期:基礎的な文法事項,及び語彙力のブラッシュアップ。
後期:文章の文意を読み取る力と,素早く内容把握する力を伸ばす。
学生本人のために,仕事に役立つに必要十分な英語力を持つ,ということが到達目標となる。
研究や仕事の場で,自己の英語力を伸ばさなければならないことを自覚した時,自己学習で英語力を伸ばすことが可能になるだけの「基礎力」をつけておくことが目標となる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (3) 説明 閉じる
JABEE基準 (a) 説明 閉じる
JABEE基準 (f) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
科学事項に関連した内容をテーマとした,明快で論理的に書かれた英文エッセイを読んでゆく。
授業を通じて,英語で書かれた文章を読み解く感覚と論理性を持たせたい。
英文の意味はある程度まで感じ取るが,文意がつかめないとか,うまく表現できないといった,「国語力不足」の学生が多いので,文章の読解力,表現力の指導も合わせて行う。
授業の進め方・方法:
英語を発音する習慣をつけるため,テキストを音読し,英文を読み解いて行く。
一人ずつ,前もって英文を解釈し他の学生の前で発表する形で,授業を進める。
単に英語を日本語に置き換えるのではなく,内容理解・解釈できているかを確認する。
理解しにくい構文や文法事項があれば,説明を行う。
注意点:
関連科目
英語Ⅰ~Ⅳ及び英文読解Ⅰ~Ⅲ
学習指針
これまでに身に着けた英語知識をもとに,自分の力で英文を読み,理解することが重要である。
「覚える」から「考える」語学学習の習慣を身につけなければならない。
自己学習
授業で読むテキストの予習はもちろん,それ以外になるべく多くの英文を読み,かつ書くことを心がける。
必要にあわせて,図書館等にある英語読本や,参考書・問題集を利用して学習すること。
英語力を伸ばすことは,進学,就職を問わず大切なことである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業について説明し,英語力の簡単なチェックを行う。
2週 A Bone Speaks Volumes 人体構造(生理学)に関する英文を読む。
3週 The Relentless Population Rise 人口問題(社会学)についての英文を読む。
4週 Getting Old 老化(生化学)についての英文を読む。
5週 Improving on the Diamond 人口ダイヤ(工学)についての英文を読む。
6週 The Head of a Pin 情報の微細記録(情報工学)についての英文を読む。
7週 Review 1 これまでの学習内容の復習を行い英語力の伸びを確認する。
8週 Dinosaurs Everywhere 恐竜(古代学)についての英文を読む。
2ndQ
9週 Squashed Sand 圧縮砂が教えること(考古学)考える英文を読む。
10週 The Ozone Hole オゾン層(物理学)についての英文を読む。
11週 Superstars? 超新星(宇宙物理学)についての英文を読む。
12週 Review 2 これまでの学習内容の復習を行い英語力の伸びを確認する。
13週 The Egg on Land 生物の発達(生考古学)についての英文を読む。
14週 Ants-and the animal Kingdom 社会生活を行う動物(動物学)についての英文を読む。
15週 前期末試験 授業で確認した英語力で,問題に対して正しく解答する。
16週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する。
後期
3rdQ
1週 Vital Cooperation 生物の協働活動(社会学)についての英文を読む。
2週 Left, Right 利き腕(生理学)についての英文を読む。
3週 Space Watch 宇宙開発(天文学)についての英文を読む。
4週 False Alarm 科学史における事件についての英文を読む。
5週 Review 3 これまでの学習内容の復習を行い英語力の伸びを確認する。
6週 Garbage ゴミ問題(社会学)についての英文を読む。
7週 Monsters 人間の空想力(心理学)についての英文を読む。
8週 Noise 騒音問題(社会学)についての英文を読む。
4thQ
9週 The First Step in Synthesizing Life 生命創造(生化学)についての英文を読む。
10週 Review 4 これまでの学習内容の復習を行い英語力の伸びを確認する。
11週 Saving the Species 絶滅危惧種(動物学)についての英文を読む。
12週 Future Robots ロボットについての英文を読む。
13週 Why Is the Sky Dark? オルパースの矛盾(天文学)についての英文を読む。
14週 The Bending of Light 光の動き(物理学)についての英文を読む。
15週 学年末試験 授業で身につけた英語力で,問題に対して正しく解答する。
16週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。3
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。3
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。3
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。3
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。3
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。3

評価割合

試験授業での発表回数と内容課題提出の回数と内容小テスト合計
総合評価割合50202010100
基礎的能力50202010100