政治・経済

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 0037 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書 現代社会 改訂版(山川出版社)/教材 配布プリント
担当教員 竹原 信也

到達目標

1.「民主政治と選挙制度」について基礎的事項を理解し、有権者として適切に行動できる。
2.「日本国憲法」について基礎的事項を理解している。
3.経済のしくみについて基礎的事項を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1「民主政治と選挙制度」について基礎的事項を理解した上で、有権者としてルールを順守し、適切に行動できる。「民主政治と選挙制度」について基礎的事項を理解している。「民主政治と選挙制度」について基礎的事項を理解していない。
評価項目2「日本国憲法」について基礎的事柄を理解し、望ましい社会の在り方について展望できる。「日本国憲法」について基礎的事柄を理解している。「日本国憲法」について基礎的事柄を理解していない。
評価項目3経済のしくみについて基礎的事項を理解した上で、日本経済の現状と課題を整理することができる。経済のしくみについて基礎的事項を理解している。経済のしくみについて基礎的事項を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
グローバル化の進展や技術革新等により、社会構造や雇用環境は急速に変化し、予測が困難な時代となっている。その中で、様々な情報や出来事を受け止め、主体的に判断しながら、自分を社会の中でどのように位置付け、社会をどう描くかを考え、多様な人生観、世界観ないし価値観をもつ他者と共に生き、課題を解決していくための力が必要となる。本講義では、自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを学習する。特に、選挙権年齢が18才以上に引き下げられることを踏まえて有権者として身に付けるべき知識・考え方を習得する。
授業の進め方・方法:
教科書・穴埋めプリントを用いた講義を中心にすすめる。適宜、視聴覚教材の利用やグループ活動を行う。前半は民主主義と選挙の仕組みについて後半は、経済のしくみについて学ぶ。
注意点:
関連科目:地理、歴史、公共、地域学、人間環境学、現代社会と法、技術者倫理(専)、地域と世界の文化論(専)、社会と文化(専)
学習指針:授業をよく聞くこと。授業とは関係のない私語や携帯の利用は慎むこと。
自己学習:到達目標を達成するためには、授業以外にも教科書を読むなど、授業内容について理解を深める必要がある。以下の点に注意すること
   ・事前学習:あらかじめ講義内容に該当する部分の教科書を読み、理解できるところ、理解できないところを明らかにしておく。
   ・事後発展学習:配布プリントと教科書を読みながら授業後の復習を欠かさないようにすること。

学修単位の履修上の注意

到達目標を達成するために事前学習・事後学習を自学自習として取り組むこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
授業の内容と達成目標等、その概要を理解している。
2週 民主主義の基本原理 民主主義の基本原理について基礎知識を理解し、説明できる。
3週 日本国憲法の基本原理 日本国憲法の基本原理について基礎知識を理解し、説明できる。
4週 基本的人権の保障 基本的人権の保障について基礎知識を理解し、説明できる。
5週 日本の政治制度 日本の政治制度について基礎知識を理解し、説明できる。
6週 日本の政党政治 日本の政党政治について基礎知識を理解し、説明できる。
7週 中間試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
8週 日本の選挙制度 日本の選挙制度について基礎知識を理解し、説明できる。
4thQ
9週 現代経済の仕組み 現代の経済体制およびそこに至る歴史的過程を理解し、説明できる。
10週 市場経済の仕組み 市場経済の考え方およびその限界を理解し、説明できる。
11週 現代の企業活動 現代の企業活動の特長および課題を理解し、説明できる。
12週 経済成長と景気変動 国民所得の国内総生産などの経済指標、経済成長と景気変動の考え方を理解し、説明できる。
13週 財政と金融の仕組み 財政と金融の働き・役割を理解し、理解し、説明できる。
14週 戦後日本の経済発展 戦後日本の経済発展の歴史を理解し、説明できる。
15週 学期末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
16週 振り返り 授業全体を振り返り、知識を再確認するとともに、日本社会の現状と課題について説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験(後期中間・学期末)提出物・グループワーク等合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100