英語Ⅲ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語Ⅲ
科目番号 0042 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Applause vol.4(美誠社)、ワードボックス英単語・熟語 アドバンスト(美誠社)
担当教員 板倉 和裕

到達目標

1. 英語長文を素早く読み理解出来る力を養う。
2. これまでに学習してきた英語力のブラッシュアップを行い、理解が不十分な点があれば、徹底して習得する。
3. 英文の内容を正確に読み取る「読解力」だけでなく、人に正しく伝えられる「表現力」を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
内容把握330~400語程度の長文を読み、内容を正しく理解することができる。330~400語程度の長文を読み、内容をおおむね理解することができる。330~400語程度の長文を読み、内容を正しく理解することができない。
知識・文法理解文法事項や構文を理解し、正しく運用することができる。文法事項や構文を理解し、おおむね運用することができる。文法事項や構文を理解し、正しく運用することができない。
表現・意思伝達題材に関する自分の考えを簡単な英語で正しく表現することができる。題材に関する自分の考えを簡単な英語でおおむね表現することができる。題材に関する自分の考えを英語で表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 学生が将来英語の論文を読み書きするための基礎作りとして、大学入試で扱われる程度の語彙力と文法の強化を図り、英語長文を読み正確に内容を理解する読解力を身につける。第1・2学年で学習した長文読解や文法の復習だけでなく、その知識を活用し、さまざまな題材に関する自分の考えや意見を英語で表現する力を伸ばす。
授業の進め方・方法:
 330~400語の英語長文問題を制限時間内で解答させ、その後、重要語句・文法事項・文構造について解説を行う。解説では、単に英語を日本語に置き換えるというのではなく、題材の趣旨・各段落の内容・構成などについて、正しく把握・解釈ができているかを確認する。また、英作文や口頭での応答を通じて、範囲の語彙を用いて表現する訓練を行う。
注意点:
関連科目:英文法III
学習指針:到達目標を達成するためにも、授業の予習復習は必ず行い、積極的に英語学習に臨むこと。
事前学習:指定範囲を読み、定義が不確かな語句については辞書で調べておく。
事後展開学習:授業中に解説をした問題を見直し、理解を深め、小テストや定期試験に備える。
その他:欠席による小テストの未受験や課題未提出については、公欠またはそれに準ずる欠席に限り対応する。

学修単位の履修上の注意

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション①
授業の概要と進め方、成績評価の方法などについて説明する。また、前期で扱う範囲の題材と重要語句について紹介する。
2週 Lesson 1 「教訓」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
3週 Lesson 2 「人物」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
4週 Lesson 3 「環境」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
5週 Lesson 4 「環境」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
6週 Lesson 5 「自然科学」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
7週 まとめ・総復習 これまでの学習内容を復習する。
8週 前期中間試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
2ndQ
9週 Lesson 6 「健康・医療」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
10週 Lesson 7 「文化史」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
11週 Lesson 8 「芸術」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
12週 Lesson 9 「政治」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
13週 Lesson 10 「社会」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
14週 まとめ・総復習 これまでの学習内容を復習する。
15週 前期末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
16週 試験返却・解答・復習 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。
後期
3rdQ
1週 イントロダクション② 後期で扱う範囲の題材と重要語句について紹介する。
2週 Lesson 11 「科学」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
3週 Lesson 12 「文化」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
4週 Lesson 13 「人類」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
5週 Lesson 14 「社会」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
6週 Lesson 15 「心理」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
7週 まとめ・総復習 これまでの学習内容を復習する。
8週 後期中間試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
4thQ
9週 Lesson 16 「生物科学」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
10週 Lesson 17 「行動科学」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
11週 Lesson 18 「社会」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
12週 Lesson 19 「心理」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
13週 Lesson 20 「生物科学」についての英文を素早く読み、内容を正確に理解する。また、範囲の語彙を用いて表現することができる。
14週 まとめ・総復習 これまでの学習内容を復習する。
15週 学年末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
16週 試験返却・解答・復習 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験小テスト提出物合計
総合評価割合601030100
基礎的能力601030100