到達目標
1.現代世界の成り立ちについて、歴史・地理的な視点から考察できる。
2.2度の世界大戦を経て、世界はどう変革したのかについて、広い視野から考察できる。
3.「昭和」とはどのような時代であったのかを、人々の記憶・地域に残る痕跡から考察できる。
4.現代史を学ぶ意義を理解し、新聞やニュースで報道される世界情勢を深く考察できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代世界の成り立ちについて、歴史・地理的な視点から考察できる。 | 現代世界の成り立ちについて、歴史的な視点から考察できる。 | 現代世界の成り立ちについて、歴史的な視点から考察できない。 |
評価項目2 | 2度の世界大戦を経て、世界はどう変革したのかについて、広い視野から考察できる。 | 2度の世界大戦を経て、日本はどう変革したのかについて考察できる。 | 2度の世界大戦を経て、日本はどう変革したのかについて考察できない。 |
評価項目3 | 「昭和」とはどのような時代であったのかを、人々の記憶・地域に残る痕跡から考察できる。 | 「昭和」とはどのような時代であったのかを、地域に残る痕跡から考察できる。 | 「昭和」とはどのような時代であったのかを、地域に残る痕跡から考察できない。 |
評価項目4 | 現代史を学ぶ意義を理解し、新聞やニュースで報道される世界情勢を深く考察できる。 | 新聞やニュースで報道される世界情勢を理解できる。 | 新聞やニュースで報道される世界情勢を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (1)
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JABEE基準 (a)
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JABEE基準 (b)
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-2
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教育方法等
概要:
本講義は、20世紀以降の世界現代史をとりあげ、現代世界がどのように形成されたのかを考察する。これまでにも歴史を学ぶ機会は幾度もあったが、現代史については深く学習していない人が多いと思われる。“愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”というプロイセン宰相のビスマルクが残した言葉があります。歴史とは過去の出来事を単に記録したものではなく、未来を生きる私たちにとって1つの指針となるものです。世界で活躍できる技術者になるためにも、現代世界を深く理解するための教養と思考力を身につけていくことを目標とする。
授業の進め方・方法:
歴史の学習において、重要なことは人物名や出来事をただ暗記することではない。むしろ、歴史的事象が“なぜ”起こったのかを追究することにある。過去は現在と繋がっており、現代世界で起こる諸問題も過去へ遡って、その要因や背景を理解しなければならない。本講義では、“世界はどうして今の姿になったのか?”をテーマに設定し、日頃の新聞やニュースなどで伝えられる世界情勢をより深く読みとれるようにしたい。
注意点:
関連科目:地理・歴史Ⅰ・歴史Ⅱ・政治経済
学習指針:現代世界で起こる諸問題につながるテーマを扱うため、写真や映像などの視覚教材を用いることで理解を深めていきたい。
自己学習:到達目標を達成するためには、歴史で使用した資料集を見直すなど、授業内容についての理解を深める必要がある。特に、授業後の復習を欠かさないようにすること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
講義の目的・概要・評価方法について理解することができる。
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2週 |
昭和レトロ・昭和ブーム |
「昭和」とはどのような時代であったのかを説明できる。
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3週 |
第二次世界大戦 |
世界はなぜ2度目の戦争を止められなかったかを考察できる。
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4週 |
太平洋戦争 |
太平洋戦争を世界はどうみていたのかを考察できる。
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5週 |
東西冷戦とベルリンの壁崩壊 |
戦後世界をとりまく東西冷戦について理解できる。
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6週 |
核のもとの平和 |
米ソの核兵器開発競争と日本の動きについて理解する。
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7週 |
ソ連の誕生と崩壊 |
ソ連とはどのような国だったのかを理解できる。
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8週 |
中国と台湾の対立 |
どうして中国と台湾が対立しているのかを歴史的背景から説明できる。
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4thQ |
9週 |
朝鮮戦争と南北分断 |
朝鮮戦争が起こった要因とその後の影響を説明できる。
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10週 |
韓国の民主化 |
南北分断と韓国の民主化について理解できる。
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11週 |
黒部の太陽 |
日本の高度経済成長と国土開発について理解できる。
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12週 |
ニュータウンとは何か |
日本のニュータウン開発について理解し、現代の問題点を考察できる。
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13週 |
中東戦争 |
現在に続くパレスチナ問題を理解できる。
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14週 |
ベトナム戦争 |
ベトナム戦争と冷戦の関係を理解し、現代への影響を説明できる。
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15週 |
期末試験 |
授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
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16週 |
試験返却・解答 |
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 後3,後4 |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8,後14 |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | 後9,後10,後13 |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 後1,後16 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後2,後11,後12 |
評価割合
| 定期試験 | 課題レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 100 |