英語Ⅳ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語Ⅳ
科目番号 0060 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Ambitions Pre-intermediate(金星堂)、Next Stage 4th Edition(桐原書店)
担当教員 後藤 朗子

到達目標

本授業は、以下の内容を目的としています。
 ①高等学校卒業程度の英語力の盤石化
 ②大学基礎レベルの英語力養成
 ③英語力の底上げに必要な語彙・構文の習得
上記について、より具体的には、使用するテキストを用いて、定期試験毎に以下の項目ができるようになることを到達目標としています。
 A:学習したUnit範囲について、高等学校レベルの英語がよどみなく使えるようになる
 B:学習したUnit範囲について、実践的な英文法の運用方法を理解し、使えるようになる
 C:学習したUnit範囲の英語を用いながら、英語を読む/書く/聞く/話すことができるようになる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1350語程度の科学技術に関する長文を読み、正しく内容を理解することができる。350語程度の科学技術に関する長文を読み、おおむね内容を理解することができる。350語程度の科学技術に関する長文を読み、正しく内容を理解することができない。
評価項目2理工系英語で注目すべき語彙・構文・文法を理解し、正確に運用することができる。理工系英語で注目すべき語彙・構文・文法を理解し、おおむね運用することができる。理工系英語で注目すべき語彙・構文・文法を理解し、正確に運用することができない。
評価項目3グラフ、表、仕様書、工程図、特許明細書図面の英語を理解し、設問に正しく解答することができる。グラフ、表、仕様書、工程図、特許明細書図面の英語を理解し、設問におおむね解答することができる。グラフ、表、仕様書、工程図、特許明細書図面の英語を理解し、設問に正しく解答することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (3) 説明 閉じる
JABEE基準 (a) 説明 閉じる
JABEE基準 (f) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 高等学校レベルの英語力を盤石なものにしつつ、大学基礎レベルの英語力の習得に焦点を当てた授業を展開します。Next Stageを使用することで、高等学校・大学受験レベルの語彙・文法・構文を再確認するとともに、大学基礎レベルの英語教科書を使用することで、社会に通じる英語力の習得を目指します。最終的に、TOEIC L&Rテスト等で450点~500点のスコアが習得できるようになることを目指します。
授業の進め方・方法:
 授業では、①テキスト(Ambition)、②文法の問題集(Next Stage)の2冊を中心に授業を進めます。①を使って演習を進めながら、総合的な英語力を育成するとともに、②のテキストを使って、語彙・文法・構文の習得を確認する形で授業が展開されます。また、小テスト及び定期試験を適宜実施することで、学習の定着度を定期的に確認します。
注意点:
・関連科目:歴史、現代文(既習事項でも恒常的に学習してください)
・辞書は、毎時持参してください。
・語学学習には、恒常的な予復習が不可欠です。したがって、予習をしていない、必要な教材を持ってきていないなど、学習者として相応しくない行動は処分の対象となります。
・定期試験や小テストにおけるカンニング等の不正行為や、提出物の代筆作成等、学生としてあるまじき行為が発覚または認められた場合、本授業の単位取得資格を喪失しますので注意してください。
・初回授業時に総合評点の算出方法を説明するので、初回授業は必ず出席してください。
・特段の事情により本授業の受講に特別な配慮が必要な場合は、早期に授業担当教員に申し出てください。
〇事前学習
 ・指定された予習範囲の問題を解いておく
 ・指定された予習範囲について、分からない単語や文法箇所を予め調べておく
 ・指定された小テスト範囲について、予め勉強しておく
〇事後学習
 ・授業での解説を踏まえながら、予習した問題の正誤を確認し、弱点となる分野を特定する
 ・弱点となる分野について、文法書及び問題集を通じて再度理解を深める
 ・授業で新たに知った、未習の語彙・構文を改めて覚える
 ・小テストや定期試験が実施される場合は、その準備をしておく
〇授業時間外に行うべき学習内容
 ・上記事前、事後学習
 ・Next Stageを使用した、語彙・文法・構文の習得

学修単位の履修上の注意

本授業は学修単位科目に該当します。自学自習については、文法の自習学習、具体的には、Next Stageを使って、これまでの既習・未習の語彙・文法・構文を理解する時間に充ててください。学修単位分の評価は、小テストにて評価します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業の進め方・成績評価方法について理解できるようになる
2週 Unit 1:Cross-Cultural Understanding(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
3週 Unit 1:Cross-Cultural Understanding(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
4週 Unit 2:Foods(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
5週 Unit 2:Foods(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
6週 Unit 3:Foreign Language Learning(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
7週 Unit 3:Foreign Language Learning(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
8週 Unit 1 ~ 3の振り返り 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
2ndQ
9週 Unit 4:Sports(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
10週 Unit 4:Sports(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
11週 Unit 5:Fashion(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
12週 Unit 5:Fashion(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
13週 Unit 6:Living Things(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
14週 Unit 6:Living Things(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
15週 定期試験(前期末試験) 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
16週 前期の振り返り 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。
後期
3rdQ
1週 Unit 8:Global Issues(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
2週 Unit 8:Global Issues(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
3週 Unit 9:Japanese Culture(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
4週 Unit 9:Japanese Culture(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
5週 Unit 10:Human Rights(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
6週 Unit 10:Human Rights(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
7週 Unit 11:Health & Medical Issues(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
8週 Unit 8 ~ 10の振り返り 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
4thQ
9週 Unit 11:Health & Medical Issues(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
10週 Unit 12:Environmental Issues(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
11週 Unit 12:Environmental Issues(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
12週 Unit 13:Economy & Industry(1) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
13週 Unit 13:Economy & Industry(2) 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
14週 Unit 14:Legal Issues 指定されたUnit内容を理解し、学習した英語について運用ができるようになる
15週 定期試験(学年末試験) 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
16週 授業の振り返り 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。5前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後5,後9,後11,後13
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。5前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。5前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。5前1,前9,後1,後9
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。5前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。5前14,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前6,後6
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前6,後6
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。5前6,後6
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前6,後6
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。5後8
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。5後13
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。5後13
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。4
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

筆記試験(定期試験小テスト合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000