電子制御工学実験Ⅳ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電子制御工学実験Ⅳ
科目番号 0074 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 電子制御工学実験指導書第4学年  奈良工業高等専門学校 電子制御工学科編
担当教員 島岡 三義,早川 恭弘,櫟 弘明,中村 篤人,山口 和也

到達目標

1.実験内容と実験手順を理解し,第三者に説明できる
2.得られた実験結果について,関係書籍等を調査して考察することができる
3.技術報告書としての体裁で実験レポートを作成し,定められた期限内に提出できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験内容と実験手順を理解し,第三者に説明できる.実験内容と実験手順をおおよそ理解しているが,第三者への説明は十分にはできない.実験内容と実験手順をほとんど理解していない.
評価項目2得られた実験結果について,関係書籍等を調査して考察することができる.得られた実験結果について,関係書籍等を調査できるが,考察することはできない.得られた実験結果について,関係書籍すら調査できない.
評価項目3技術報告書としての体裁で実験レポートを作成し,定められた期限内に提出できる.技術報告書としての体裁にはなっていないが,定められた期限内に提出できる.技術報告書としての体裁にはなっていないし,定められた期限内に提出できない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2b) 説明 閉じる
JABEE基準 (e) 説明 閉じる
JABEE基準 (h) 説明 閉じる
JABEE基準 (i) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
メカトロニクス技術者として必要な計測工学,機械工学,電気・電子工学,制御工学に関する基本的な実験を行い,その内容を理解・把握する.また,実験装置の構造の理解と取り扱い方法,共同実験者として協調性の養成および報告書作成の習熟を目指す.さらに,実社会は契約社会でもあるので,約束ごと(実験を欠課した場合は追実験願を提出して追実験を受けること,実験報告書を提出期限内に提出すること等)を守る習慣を身に付ける.

※実務との関係
 この科目の一部実験テーマは企業でタンデム型圧延機の設計を担当していた教員が,その経験を生かして,各種機械装置の構成部材の強度設計法等について実験形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
以下の6テーマについて実験を行い,適宜,提出されたレポートに対しレポート指導を行う.

実験テーマ名

 1.ロボット制御に関する実験

 2.材料力学に関する実験

 3.画像処理に関する実験

 4.熱力学と流体力学に関する実験

 5.PLCを用いたシーケンス基礎実験

 6.交流回路の測定に関する実験
注意点:
・関連科目
1〜3年次まで学習した数学関連科目や物理,応用物理Ⅰ,電子制御工学科の専門科目との関係が深い.
・学習指針
各自が取り組んだ実験テーマ,実験プロセスおよび得られた結果について説明できるまでに理解することが重要である.
・自己学習
事前に実験指導書により実験内容,実験手順等をよく理解しておくことが重要である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験概要,実験上の注意事項を理解し,第三者に対して説明できる.
2週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
3週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
4週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
5週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
6週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
7週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
8週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
2ndQ
9週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
10週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
11週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
12週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
13週 実験実施 クラス全体を数名ずつのグループに分け,グループ単位で6テーマ全ての実験を順次行い,それぞれのテーマについて理解し,報告書を作成できる.
14週 報告書の修正 完成度の高い報告書の作成.
15週 前期工学実験のまとめ 完成度の高い報告書の提出.
16週 卒業研究中間発表会の聴講 5年生の研究成果の理解に務め,不明な点を質問できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。3
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。3
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。3
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
目標の実現に向けて計画ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000030030
専門的能力000030030
分野横断的能力000040040