人間環境学

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 人間環境学
科目番号 0082 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 岡田光正・藤江幸一『環境問題のとらえ方と解決方法』放送大学出版会
担当教員 竹原 信也

到達目標

1.環境問題の現状についての基本的知識を理解し科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。
2.環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。
3.環境問題を理解・分析するための方法論について基礎的知識を習得している。
4.人間と環境の関係について、多面的な観点から考察し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境問題の現状についての基本的知識を理解し科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を踏まえて解決に向けて考察することができる。環境問題の現状についての基本的知識を理解し科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。現環境問題の現状についての基本的な事項を理解していない。
評価項目2環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを理解し、判断することができる。環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを理解していない。
評価項目3環境問題を理解・分析するための方法論について基礎的知識を習得し、応用することができる。環境問題を理解・分析するための方法論について基礎的知識を習得している。環境問題を理解・分析するための方法論について基礎的知識を習得していない。
評価項目4人間と環境の関係について、多面的な観点から考察し、よりよい案を提示・説明できる。人間と環境の関係について、多面的な観点から考察し、説明できる。人間と環境の関係について、多面的な観点から考察・説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる
JABEE基準 (a) 説明 閉じる
JABEE基準 (b) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業では私たち人や社会と環境の関係について様々なテーマを扱い多面的に考えながら、理解を深めていきたいと思います。人間は地球上で生活しています。だから、地球環境を無視して生きていくことはできません。現代は科学・技術が社会に深く浸透し、逆に社会が科学技術によって動かされているようになっています。こうした現況を踏まえて、この授業では、「環境倫理」「科学者・技術者の倫理」について知識と理解を深めていきたいと思います。ただ人間の環境を考える時、「住環境」や「経済発展と環境」「働く人の環境」などとより様々なテーマを検討することも大切です。この授業では、このように様々なテーマを扱って、多面的に考えながら、理解を深めていきたいと思います。
授業の進め方・方法:
原則として講義形式の授業を行う。必要に応じて、視聴覚教材を使用する。また特別講師を招いて講義も予定している。授業内容は、「社会」「環境」「科学技術」をキーワードに、いくつかのテーマについて学習をおこなう。講義を通じて、基礎的な知識を習得する。
注意点:
関連科目:地理、歴史、政治経済、公共、現代社会と法、技術者倫理(専)、地域と世界の文化論(専)
学習指針:受講者が将来、技術者として、社会人として生活していくことを念頭におく。
     環境問題や地域の課題を技術者として解決していくために必要な基礎知識の理解を主眼に授業を進める。
     課題解決を考えるグループワークを行うので、主体的に参加してほしい。
自己学習:到達目標を達成するためには、授業以外にも教科書を読むなど、授業内容について理解を深める必要がある。以下の点に注意すること
     ・事前学習:あらかじめ講義内容に該当する部分の教科書を読み、理解できるところ、理解できないところを明らかにしておく。
     ・事後発展学習:配布プリントと教科書を読みながら授業後の復習を欠かさないようにすること。
            :授業と関連のある社会的な問題や出来事に関心をもって主体的に考察すること。

学修単位の履修上の注意

この授業では、到達目標を達成するためのか課題レポートの提出を求めます。授業で学習したことを踏まえながら、自分なりに問題を設定し、調査し、レポートとしてまとめてください。これらの問題の設定や解決を錬磨させていくためには、他者とのディスカッションや先行研究の調査を通じて自らのアイデアを相対化、吟味していくことも大切です。この点、授業以外時の主体的な学習取組が重要です。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験グループワーク・提出物合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100