英文法Ⅰ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英文法Ⅰ
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「Dual Scope 総合英語」および 「Dual Scope English Grammar in 27」,「Workbook for Dual Scope English Grammar in 27」(すべて数研出版)
担当教員 道本 祐子

到達目標

英語運用能力の素地を養い、特に英語の2技能(読み・書き)の確かな習得を目指す。文法を単元別に学習することにより、各単元の知識を深め、将来必要とされる正確な文法分析力、英語表現力の育成と定着を図る。英語Ⅰ(3単位)と連携をとりながら、総合的な英語力を高める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基礎的な文法事項や構文を理解し,正しく運用することができる。基礎的な文法事項や構文を理解し,おおむね運用することができる。基礎的な文法事項や構文を理解し,正しく運用することができない。
評価項目2身近な事柄について、既習の文法を用いて、正しく表現することができる。身近な事柄について、既習の文法を用いて、おおむね表現することができる。身近な事柄について、既習の文法を用いて、正しく表現することができない。
評価項目3英語表現に必要な語彙の意味を理解し、英作文で正しく用いることができる。英語表現に必要な語彙の意味を理解し、英作文でおおむね用いることができる。英語表現に必要な語彙の意味を理解し、英作文でただしく用いることができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
単元別に文法事項を学習していく。学習内容における英語文法力の定着を促すために、単元ごとに小テストを行うようにする。教科書を中心に講義を進め、補助教材で各自が復習を行い、問題を解く速度を上げていけるようにする。
授業の進め方・方法:
学習単元を徹底理解するためには、予習復習は欠くことができない。新しい単元を学習する際には、必ず各自が予習を行い、文法理解の妨げにならないよう未習の単語などは調べたうえで講義に臨むこととする。
注意点:
講義中は、ノートを取り、復習に役立てるよう工夫すること。
事前学習:各章の右側のページ(奇数ページ)にあるExerciseを解答しておき、ノート提出できるようにしておく。
事後展開学習:授業中に作成した「板書用ノート」をみながら、復習し、クイズやテストに備える。

学修単位の履修上の注意

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
はじめに
・シラバスから学習の意義、授業の進め方、
 評価方法を理解する。
・英文法の学習に必要な基礎知識を習得する
2週 Lesson 1:文の種類 ・平叙文、疑問文、命令文、感嘆文の構造を理解し、簡単なそれぞれの文を作ることができる
3週 Lesson 2:文の組み立て(1) ・文の基本構成素と第1文型、第2文型、第3文型の構造を理解し、それらを使った簡単な文を作る
 ことができる
4週 Lesson 3:文の組み立て(2) ・第4文型、第5文型、存在文の構造を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
5週 Lesson 4:時制(1) ・基本3時制(現在、過去、未来)の概念を理解し、それぞれの文法規則に従った簡単な文を作る
 ことができる
6週 Lesson 5:時制(2) ・進行形の概念を理解し、現在、過去、未来のそれぞれの進行形の簡単な文を作ることができる
7週 Lesson 6:時制(2)完了形1
Lesson 7:時制(2)完了形2
・現在完了形と現在完了進行形の基本的な用法を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Lesson8:助動詞(1) ・助動詞will, can, may, mustの意味と用法を理解し、それらを使った簡単な文を作ることができる
10週 Lesson9:助動詞(2) ・助動詞should, had better, will, mustの意味と用法を理解し、それらを使った簡単な文を作る
 ことができる
11週 Lesson10:助動詞(3) ・助動詞を使った様々な表現について、意味と用法を理解し、それらを使った簡単な文を作る
 ことができる
12週 Lesson11:動詞の態(1) ・受動態の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
13週 Lesson12:動詞の態(2) ・第4文型、第5文型の受動態の規則を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
14週 Lesson13:不定詞(1) ・不定詞の基本用法を理解し、それらを使っ簡単な文を作ることができる
15週 Lesson14:不定詞(2)
Lesson15:不定詞(3)
・不定詞の意味上の主語と原型不定詞の基本的な用法を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson16:動名詞(1) ・動名詞の基本的用法を理解し、それらを使った簡単な文を作ることができる
2週 Lesson17:動名詞(2) ・動名詞の不定詞の使い分けと、動名詞を使った慣用表現を理解し、それらを使った簡単な文を作ることができる
3週 Lesson18:分詞(1) ・分詞の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
4週 Lesson19:分詞(2)
・分詞構文の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
5週 Lesson20:分詞(3) ・分詞の表す時と意味上の主語を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
6週 Lesson21:比較(1) ・原級と比較級の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
7週 Lesson22:比較(2) ・最上級の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 Lesson23:関係詞(1) ・関係代名詞の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
10週 Lesson24:関係詞(2) ・WHATと関係代名詞の非制限用法の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
11週 Lesson25:関係詞(3) ・関係副詞の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
12週 Lesson26:仮定法(1) ・仮定法の基本的な規則と意味を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
13週 Lesson27:仮定法(2) ・仮定法の慣用表現、未来の表現を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
14週 話法・否定 ・時制の一致と話法の表現を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
15週 強調・倒置・省略など ・強調・倒置・省略の表現を理解し、それらを使って簡単な文を作ることができる
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に正しく伝わるよう、語・句・文における強勢、文におけるリズム・イントネーション、音のつながり・区切りを意識しながら明瞭に音読あるいは発話できる。1
中学校までに学習した語彙の定着を図り、高等学校指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる語彙を習得して適切に運用できる。1
中学校までに学習した文構造及び文法事項に加え、高等学校学習指導要領に準じた文構造及び文法事項について習得して適切に運用できる。1
日常的な話題や社会的な話題について、はっきりとした発音で、調整された速さで話された内容から、必要な情報を聞き取り、話し手の意図を把握できる。1
日常的な話題や社会的な話題について、基本的な表現を用いて、情報や考え、気持ちなどを話すことができる。1
日常的な話題や社会的な話題について平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握して必要な情報を読み取り、書き手の意図、概要や要点を把握できる。1
日常的な話題や社会的な話題について、自分の意見や感想を整理し、情報や考え、気持ちなどを伝える文章を書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢を持ち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
自分の専門分野などの予備知識のある事柄や関心のあるトピックについて、話の展開や話者の意図に注意しながら必要な情報を聞き取り、概要や要点を把握できる。1
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、意見や主張、課題の解決策などをやり取りできる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、意見や主張を適切な理由や根拠とともに伝える複数の段落を書くことができる。1
自分の専門分野に関する口頭発表などを念頭に置き、関心のあるトピックについて、平易な英語でのプレゼンテーションや内容に関する簡単な質疑応答のやりとりができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1

評価割合

試験小テスト課題合計
総合評価割合602020100
基礎的能力602020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000