概要:
本講義では以下の4つを学びます.
1) 情報を学ぶ上で必要なルールと言うべき情報倫理について
2) コンピュータを道具(ツール)として使用するためのテクニックである情報リテラシについて
3) コンピュータやネットワークを安全に使用するための技術である情報セキュリティについて
4)問題を解決する手順としてのアルゴリズムおよびプログラミング,AI・数理・データサイエンスの基礎について
授業の進め方・方法:
1回の授業で座学と演習を行います.
授業ではコンピュータを最大限に利用して様々な問題を処理するために必要な,積極的かつ自主的に問題解決に取り組む方法や,問題解決するための様々なツール(道具)の使い方について学びます.
注意点:
関連科目
技術者として工学を学ぶ上での基礎となります.また,高専の学生として,あらゆる場面でのコンピュータの使用状況における全てに関連があります.
学習指針
課題や演習が頻繁にあるので欠席せずに,期限に遅れないよう提出してください.
事前学習
シラバスに対応する範囲の内容を教科書等であらかじめ確認しておくこと.
事後展開学習
毎週の講義で課題を出すので,次回講義までに自分で取り組むこと.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後3,後7,後8,後9,後15 |
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後15 |
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。 | 2 | 後1,後15 |
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。 | 3 | |
情報を適切に収集・取得できる。 | 3 | |
データベースの意義と概要について説明できる。 | 3 | |
基礎的なプログラムを作成できる。 | 3 | 前7,前8,前9,前16,後2,後10,後11,後15 |
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。 | 3 | |
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。 | 3 | |
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。 | 3 | 前1,前2,前16,後12,後13,後14,後15 |
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。 | 3 | |
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。 | 3 | |
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。 | 3 | |
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。 | 3 | |
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。 | 3 | |
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。 | 3 | |
データサイエンス・AI技術の概要を説明できる。 | 3 | |
データサイエンス・AI技術が社会や日常生活における課題解決の有用なツールであり、様々な専門領域の知見と組み合わせることによって価値を創造するものであることを、活用事例をもとに説明できる。 | 3 | |
データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を説明できる。 | 3 | |
データサイエンス・AI技術の利活用に必要な基本的スキル(データの取得、可視化、分析)を使うことができる。 | 3 | |
自らの専門分野において、データサイエンス・AI技術と社会や日常生活との関わり、活用方法について説明できる。 | 1 | |