情報数学Ⅱ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報数学Ⅱ
科目番号 0030 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「やさしく学べる離散数学」、石村園子 著、共立出版
担当教員 岡村 真吾

到達目標

中間試験:群、環、体について理解する。
期末試験:順序関係について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報工学を学ぶ上での基礎となる離散数学の知識を身につける。
授業の進め方・方法:
離散数学の中でも代数系と順序関係を中心に学ぶ。
注意点:
関連科目
 情報数学I、情報理論、情報セキュリティ
学習指針
・できる限り講義時間中に理解することを心がけること。
・疑問点については、質問するなり文献等を調べるなりして、自ら進んで解決するように努めること。
・基本的には教科書に従って講義を進めるが、一部教科書には載っていない内容を扱うことがあるため、ノートを取る
 ことをお薦めする。ただし、単に板書をそのまま書き写すのではなく、内容を理解し、自分なりに要約や補足をする
 こと。
・レポートは、参考文献や他人の意見の単なるコピーではなく、自分自身による考えや作業の結果などが含まれるよう
 にすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 代数系(1) 二項演算を理解する。
2週 代数系(2) 単位元と逆元を理解する。
3週 半群と群(1) 半群を理解する。
4週 半群と群(2) 群の基礎を理解する。
5週 半群と群(3) 部分群を理解する。
6週 半群と群(4) 巡回群を理解する。
7週 中間試験 授業内容を理解し、正しく解答することができる。
8週 試験返却と解説 自身の答案を見直し、理解が不十分な点を解消する。
2ndQ
9週 環と体(1) 環を理解する。
10週 環と体(2) 体を理解する。
11週 順序関係(1) 半順序と全順序を理解する。
12週 順序関係(2) 最大元、最小元、極大元、極小元を理解する。
13週 順序関係(3) 上界、下界、上限、下限を理解する。
14週 束の定義と性質を理解する。
15週 期末試験 授業内容を理解し、正しく解答することができる。
16週 試験返却と解説 自身の答案を見直し、理解が不十分な点を解消する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報数学・情報理論ブール代数に関する基本的な概念を説明できる。4

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力8080
専門的能力2020