プログラミングⅠ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 プログラミングⅠ
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「スッキリわかるJava入門 第2版」、中山 清喬 (著), 国本 大悟 (著)、株式会社インプレス
担当教員 松村 寿枝,市川 嘉裕

到達目標

問題を与えられたとき、それをコンピュータに解かせるためのプログラミング構造を組み立てることができる。
基本的な構文、配列、文字列の利用は教科書等を見ずにプログラミングすることができる。
文字列処理、メソッドを理解し、プログラミングすることができる。
プログラムを実装、デバッグして動作させるまでの作業することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1未知の課題であっても 適切な変数や配列とそ のデータ型を選択し、 プログラムでこれらを実装することができる。授業と類似の課題であ れば、適切な変変数や 配列とそのデータ型を 選択し、プログラムでこれらを実装することができる。変数や配列とそのデー タ型の概念を理解できておらず、プログラムでこれらを実装することが全くできない。
評価項目2未知の課題であっても必要となる制御構文を 選択し、プログラムでこれらを実装することができる。授業と類似の課題であ れば、必要な制御構文 を選択し、プログラムでこれらを実装することができる。制御構文を理解できておらず、プログラムでこれらを実装することが全くできない。
評価項目3未知の課題であっても 文字列処理を適切に実装ができる。授業と類似の課題であ れば、必要な文字列処理をプログラムで実装することができる。文字列処理を理解しておらず、文字列処理を実装することができない。
評価項目4メソッドを理解し、未知の課題であっても メソッドを実装することができる。授業と類似の課題であれば、メソッドをプログラムで実装することができる。メソッドを理解できておらず、プログラムでメソッドの実装ができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラミング言語を用い、コンピュータに仕事をさせる方法を学ぶ。電卓レベルの計算ではなく、複雑な演算などをコンピュータにさせる術を身につける。プログラミング言語であるJava を用い、数値演算、文字列処理などのプログラムを作成する。授業形態は実際にコンピュータを用いて演習を行う。また、試験も筆記試験ではなく実際にプログラミングを行う形式で行う。
授業の進め方・方法:
プログラミング言語の習得は「習うより慣れろ」である。講義で教えられたことを行うだけでは、プログラミングの力はつかない。積極的に自習する姿勢が必要である。
注意点:
関連科目
3 年のプログラミングⅡへつながる重要な科目である。ここでつまずくとプログラミングⅡは
手も足も出なくなるので、心して学んでいただきたい。

学習指針
到達目標を達成するためには,授業時間以外にも教科書の例題や演習問題のプログラムを作成し理解を深める必要がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 変数、データ型 変数、数値型、論理型、型変換について理解する。
2週 制御構造 制御構造について理解する。
3週 制御構造 制御構造について理解する。
4週 配列 配列の作り方と使い方を理解する。
5週 配列 配列を使ったプログラムを作成できる。
6週 配列 多次元配列について理解する。
7週 配列 多次元配列について理解する。
8週 後期中間試験 後期中間試験
4thQ
9週 文字列 文字と文字列、メソッドの使い方について理解する。
10週 文字列 文字と文字列、メソッドの使い方について理解する。
11週 メソッド メソッドについて理解する。
12週 メソッド メソッドについて理解する。
13週 メソッド メソッドについて理解する。
14週 復習 後期に学んだ内容を総合的に復習する。
15週 復習 後期に学んだ内容を総合的に復習する
16週 学年末試験 授業内容を理解し,試験問題に対して正しく解答することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3後1
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3後11,後12,後13
変数の概念を説明できる。3後1
データ型の概念を説明できる。3後1
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3後2,後3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3後2,後3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3後8,後14,後15,後16
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3後8,後14,後15,後16
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。3後8,後14,後15,後16
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。3後8,後14,後15,後16
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。3後8,後14,後15,後16
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。3後8,後14,後15,後16
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。3後8,後14,後15,後16

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100