英語Ⅲ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語Ⅲ
科目番号 0045 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:Fundamental Science in English I(成美堂)、教材:『COCET3300』 (成美堂)
担当教員 森岡 隆

到達目標

<以下の事柄が「できるようになる」こと>
1)英語運用の基礎となる知識や技術を習得し、将来エンジニアとして実際に英語を用いる際に、役立てることができる。
2)自分の専門に関する基本的な情報や考えについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって、内容を聴解、読解、伝達に加え、簡単な意見交換ができる。
3)相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を身につけ、実際の場面で英語を用いる際にそれらを役立てることができる。
4)日常生活や身近なこと、社会性のある話題について、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって、内容を聴解、読解、伝達に加え、簡単な意見交換ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1)、2)80%以上の習熟(到達)度 60〜79%の習熟(到達)度 59%以下の習熟(到達)度
到達目標3)、4)80%以上の習熟(到達)度 60〜79%の習熟(到達)度 59%以下の習熟(到達)度

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 科学の基礎に関する英文を教材に扱って、技術工学の英語への橋渡しのなる知識と技能を身につけることを目指します。英語の様々な表現や情報に触れ、英語の4技能(読む・話す・聞く・書く)のさらなる習熟を目指すとともに、論理的な展開を掴む練習を行います。
授業の進め方・方法:
・指定の教科書およびパワーポイントを用いて授業を進め、隔週に単語や熟語、英文に関する小テストも行います。
・毎回予習を前提としており、授業中は指名され(当てられ)ますので、十分に準備しておいてください。
・授業では必ず紙もしくは電子式の英和辞典を持参願います。スマホを辞書に用いるのはダメです。
・授業はこのシラバスに則って進めますが、学生の学習状況によってシラバスを前倒ししたり遅れを生じさせたりすることがあります。
注意点:
・関連科目:物理、数学、歴史、現代文(既習事項でも恒常的に学習してください)
・評価割合は、定期試験が60%、小テストによる平常点が40%です。
・評価の4割を占める「平常点」は、基本的に小テストの得点で決まります。ただし授業を受ける皆さんの予習の程度や授業中の頑張りを評価するため、「平常点」は授業態度を加算して評価しています。なおこの「授業態度」とは次のような点を見ています。
 1)基本的な学習習慣(教科書やノートをきちんともってくる。授業中に寝たり、授業に関係のない考え事や内職をせず、授業をしっかりと聞く。ノートを適切にとる。など)
 2)自主性、積極性、深い学び(予習をして知らない単語や表現がないようにして授業に臨む。授業中は、自分なりに積極的に考えて正解を導き出す努力をする、もしくは相手と十分なコミュニケーションをとる努力をする。復習をして習った授業内容に習熟し、定着に努める。理解しづらい箇所は適宜教員に質問して理解を深める。など)
・『COCET3300』の購入については、第1回目の授業で紹介します。

・事前学習
A指定された全ての課題に対して、自分なりの答案を用意し、解答と照らし合わせておく
B長文の場合は、未学習の語彙・表現・文法事項を全て調べてくる
C英作文の場合は、英訳できる/できない表現を峻別しておく
D文法の場合は、問題演習を通じて理解できていない部分を調べ、理解しておく

・事後学習
A授業での解説を踏まえながら課題の正誤を確認し、弱点となる分野を特定する
B長文では、授業で学習した学術知識をインターネットや書籍等で調べる
C長文では、授業で新たに学習した語彙・表現・構文・文法事項を覚える
D英作文では、授業で新たに学習した語彙・表現・構文・文法事項を覚える

学修単位の履修上の注意

本授業は学修単位科目に該当しない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション。単位や数の読み方、品詞と文構造。
授業のガイダンス。桁の大きな数、分数、n乗、婚などさまざまな数式や単位を正確に読むことができる。
2週 L2: Figures Pt. 1 多角形を学ぶ。関係代名詞の基本的な用法を確認し活用できる。
3週 L2: Figures Pt. 2 面積を表現する。関係代名詞の制限用法を活用できる。so that SVを活用できる。
4週 小テスト、L2: Figures Pt. 3 円について正しく表現できる。twice, the square of などの表現を活用できる。
5週 L2: Figures Pt. 3、
L2: Figures Pt. 4
円について正しく表現できる。twice, the square of などの表現を活用できる。
空間図形について正しく表現できる。関係代名詞の非制限用法を活用することができる。
6週 小テスト、L2: Figures Pt. 4 空間図形について正しく表現できる。関係代名詞の非制限用法を活用することができる。
7週 L2: Figures Pt. 5 体積について正確に表現できる。分数を使って表現できる。
8週 小テスト、L 2: 文法・表現のまとめ
ここまでの内容と基本的な文法・表現の習熟度の確認。
2ndQ
9週 L 3: State of Substance Pt. 1 原子と分子について理解を深めることができる。結果を表すto 不定詞を運用することがで きる。
10週 L 3: State of Substance Pt. 2 沸点と融点について表現することができる。 前置詞+関係代名詞を正しく理解し、表現として活用することができる。
11週 小テスト、L 3: State of Substance Pt. 3 温度と体積について英語で表現することができる。 間接疑問文について理解し表現することができる。
12週 L 3: State of Substance Pt. 3、
L 3: 文法・表現のまとめ
温度と体積について英語で表現することができる。 間接疑問文について理解し表現することができる。ここまでの内容と基本的な文法・表現の習熟度の確認。
13週 小テスト、L 3: 文法・表現のまとめ
座標について英語で表現することができる。
関係副詞whereを正しく正しく理解し、表現として活用することができる。
14週 まとめ・総復習
ここまでの内容と基本的な文法・表現の習熟度の確認。
15週 前期末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる
16週 試験返却・解答、
L 4: Graphs and Functions Pt. 1
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。座標について英語で表現することができる。
関係副詞whereを正しく正しく理解し、表現として活用することができる。
後期
3rdQ
1週 L 4: Graphs and Functions Pt. 1 座標について英語で表現することができる。
関係副詞whereを正しく正しく理解し、表現として活用することができる。
2週 L 4: Graphs and Functions Pt. 2
英語で書かれた数式とくに1次関数を読むことができる。助動詞+受動態の文章を正しく 運用・活用することができる。
3週 小テスト、Graphs and Functions Pt. 3 2次関数、乗数と平方根を英語で表現できる。bothと、not A or Bの表現を正しく使うこと ができる。
4週 Graphs and Functions Pt. 3、
L 4: 文法・表現のまとめ
ここまでの内容と基本的な文法・表現の習熟度の確認。
5週 小テスト、L 4: 文法・表現のまとめ(Let's Try!) ここまでの内容と文法・表現の習熟度の確認。
6週 L 6: Electricity Pt. 1 電荷について英語で表現することができる。
現在完了時制を正しく運用・活用できる。
7週 小テスト、L 6: Electricity Pt. 2 電気回路について英語で表現することができる。make O ~ の形をの表現を正しく使うこ とができる。
8週 まとめ・総復習 これまでの学習内容を復習する。
4thQ
9週 L 6: Electricity Pt. 2、
L 6: Electricity Pt. 3
電気回路について英語で表現することができる。make O ~ の形をの表現を正しく使うこ とができる。
10週 L 6: Electricity Pt. 3 導体と絶縁体について英語で表現することができる。allow O to doの表現を正しく使うこ とができる。
11週 小テスト、L 6: Electricity Pt. 4 オームの法則について英語で表現することができる。比例・反比例の表現を正しく使うこ とができる。
12週 L 6: Electricity Pt. 4、
オームの法則について英語で表現することができる。比例・反比例の表現を正しく使うこ とができる。
13週 小テスト、L 4: 文法・表現のまとめ & Let's Try! ここまでの内容と基本的な文法・表現の習熟度の確認。
14週 まとめ・総復習 これまでの学習内容を復習する。
15週 学年末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる
16週 試験返却・解答・復習 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3後1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

定期試験(中間・期末)平常点(小テスト他)その他合計合計
総合評価割合120800200400
総合評価割合60400100200
基礎的能力4040080160
専門的能力20002040