概要:
計算機を実現するための方法について概説し、簡単なディジタルシステムの設計を行うために必要な理論の解説を行う。
また、必要に応じて実際のアーキテクチャを紹介する。
授業の進め方・方法:
座学による講義が中心であるため、板書内容や説明内容、理解した内容を適切にまとめ、自筆でノートに整理することで反復学習を行うこと。
また、適度に課題を出すので、必ず自分で取り組み、期限までに提出すること。
定期試験返却時には解説を行うので、理解が不十分な点を解消すること。
関連科目:
情報工学概論、ディジタル回路、論理回路、コンピュータシステム概論の知識をベースとする。
注意点:
事前学習・・・教科書の次回授業範囲を読んでおくこと。ここで、分からなかった事項、専門用語などを整理しておくこと。
事後展開学習・・・授業中に配布する演習または課題を解答、提出する。
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験の積極的な取得を推奨しており、関連課題の一部を両試験の合格を以て達成したと見なすことがあります。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 4 | 前6 |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 4 | 前1 |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,後4,後5,後6,後11,後12 |
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前13,前14,後1,後2,後3 |
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 後13 |
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。 | 4 | 前1 |
コンピュータシステム | 集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。 | 4 | 後11,後12 |
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。 | 4 | 後11,後12 |
ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。 | 4 | 後14 |
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。 | 4 | 後11,後12 |