卒業研究

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 卒業研究
科目番号 0059 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 9
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 9
教科書/教材
担当教員 山口 智浩,松尾 賢一,松村 寿枝,内田 眞司,山口 賢一,岡村 真吾,本間 啓道,上野 秀剛,岩田 大志,市川 嘉裕

到達目標

研究の目的を理解し,研究結果の考察ができ,研究内容を過不足なく報告書にまとめられる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自ら研究課題を見つけることができる。指導教員に与えられた研究課題を理解することができる。指導教員に与えられた研究課題を理解することができない。
評価項目2自ら研究計画を立案して実施できる。指導教員によって指示された研究計画にしたがって研究を実施できる。指導教員によって指示された研究計画を実施できない。
評価項目3得られた成果を論文としてまとめることができる。得られた成果を指導教員の助言をもとに論文としてまとめることができる。成果が得られず,指導教員の助言あっても論文としてまとめることができない。
評価項目4得られた成果を発表会(公開)で報告することができ,討論も十分にできる。得られた成果を指導教員の助言をもとに発表会(公開)で報告することができるが,討論は十分にできない。指導教員の助言があっても発表会(公開)で十分な報告することができず,討論も全くできない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (4) 説明 閉じる
JABEE基準  (i) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2a) 説明 閉じる
JABEE基準 (e) 説明 閉じる
JABEE基準 (f) 説明 閉じる
JABEE基準 (g) 説明 閉じる
JABEE基準 (h) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 C-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・インタラクションにおける学習エージェントに関する研究(山口 智浩)
・情景画像中の文字情報の抽出および認識に関する研究(松尾)
・ネットワークに関する研究(本間)
・VLSI,SoCのテスト容易化設計に関する研究(山口 賢一)
・ソフトウェア工学に関する研究(内田)
・音声情報処理に関する研究およびアプリケーション開発(松村)
・情報保護技術に関する研究(岡村)
・ソフトウェアにおける人的要因に関する研究(上野)
・ディペンダブルなIoTシステムの設計とテストに関する研究 (岩田)
・集団をエンパワーするためのエージェント技術と人の関係性デザイン(市川)
授業の進め方・方法:
担当教員の指示で研究室単位で研究を進める.
中間発表と最終発表,報告書により進度を共有する.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 受講ガイダンス 担当教員が研究室単位で研究テーマを解説し,安全な実験遂行に必要な留意事項を説明する.
2週 調査・研究 研究室単位で各研究テーマに取り組むことができる.
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 同上 同上
2ndQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 同上 同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 発表準備 卒業研究の中間発表資料を作成することができる
16週 卒業研究中間発表会 調査・研究の進行状況を報告し,質疑応答を適切に行うことができる.
後期
3rdQ
1週 調査・研究 研究室単位で各研究テーマに取り組むことができる.
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 同上 同上
4thQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 報告書作成 研究報告書を作成することができる.
12週 同上 同上
13週 同上 同上
14週 発表準備 卒業研究の発表資料を作成することができる.
15週 卒業研究発表会 調査・研究の成果を報告し,質疑応答を適切に行うことができる.
16週 報告書完成 査読結果に従い研究報告書を改善し,完成させることができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。4
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。4
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。4
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。5
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。5
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4
計算機工学ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。4
コンピュータシステムユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。4
情報通信ネットワーク情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。4
その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。4
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。4
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。4
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。4
データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。4
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前1,前15,前16,後11,後14,後15,後16
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前1,前15,前16,後11,後14,後15,後16
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前1,前15,前16,後11,後14,後15,後16
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前1,前15,前16,後11,後14,後15,後16
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前1,前15,前16,後11,後14,後15,後16
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3前1,前15,前16,後11,後14,後15,後16
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前1,前2
複数の情報を整理・構造化できる。3前1,前2
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3前1
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3前1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3前1
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3前1
事実をもとに論理や考察を展開できる。3前1
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3前1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1
目標の実現に向けて計画ができる。3前1
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前1
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前1
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前1
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前1
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前1
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前1
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前1
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前1
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前1
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前1
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前1
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前1
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前1
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前1
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前1
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前1
企業には社会的責任があることを認識している。3前1
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前1
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前1
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前1
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前1
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前1
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前1
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前1
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3前1
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3前1
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3前1
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3前1
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3前1
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3前1

評価割合

卒業研究報告書の内容プレゼンテーション合計
総合評価割合8020100
総合能力8020100