到達目標
1.現代世界がどのように形成したのかを考察し、自国理解と国際協調の重要性について理解できる。
2.科学技術の発展にみられる“光”と“影”の側面を理解し、人類が幸福に生きていくために技術者・研究者が果たす役割を考察できる。
3.現代にもみられる自然崇拝を理解し、科学技術の発展とともに薄れてゆく自然観について考察できる。
4.高度経済成長期における国土開発について理解し、現代日本が抱える諸問題を考察できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代世界がどのように形成したのかを考察し、自国理解と国際協調の重要性について理解できる。 | 現代世界がどのように形成したのかを理解できる。 | 現代世界がどのように形成したのかを理解できない。 |
評価項目2 | 科学技術の発展にみられる“光”と“影”の側面を理解し、人類が幸福に生きていくために技術者・研究者が果たす役割を考察できる。 | 科学技術の発展にみられる“光”と“影”の側面を理解することができる。 | 科学技術の発展にみられる“光”と“影”の側面を理解することができない。 |
評価項目3 | 現代にもみられる自然崇拝を理解し、科学技術の発展とともに薄れてゆく自然観について考察できる。 | 現代にもみられる自然崇拝について理解できる。 | 現代にもみられる自然崇拝について理解できない。 |
評価項目4 | 高度経済成長期における国土開発について理解し、現代日本が抱える諸問題を考察できる。 | 高度経済成長期における国土開発について理解できる。 | 高度経済成長期における国土開発について理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2)
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JABEE基準 (a)
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JABEE基準 (b)
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-2
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教育方法等
概要:
科学技術の発展は、人類の福祉や社会の利便性の向上などに貢献してきた。特に、20世紀は数多くの発明品が生まれ、人類は豊かな生活を享受できるとともに、経済活動もさらに拡大していった。科学技術にはこうした“光”の側面もあれば、戦争への利用や環境破壊の加速など、“影”の側面もあることは以前から指摘されている。特に、技術者・研究者は、その技術が人間社会・自然環境にどのような影響を与えるのかを深く考慮しなければならない。
本講義は、「現代世界における人間と環境」をテーマとし、技術者・研究者にとって必要となる広い視野を培うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業としては、①科学と人類、②現代世界の成り立ち、③開発と環境の3つの項目を取り上げる。
人間と環境の関わりは、歴史学・地理学だけでなく、政治学、社会学、民俗学、心理学など多角的な研究がみられる。本講義においても、学際的な視点から現代世界における人間と環境を取り上げる。
注意点:
関連科目:地理・歴史・政治経済・公共・地域学
学習指針:人間と環境の両面から、現代世界の成り立ちを考察できることを目指す。
自己学習:到達目標を達成するためには、広く世界情勢を把握することが重要となる。授業の予習・復習だけでなく、日頃から新聞やニュースを見るなどして最新情報を得るように心掛けること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
講義の目的・概要を理解し、説明できる。
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2週 |
科学と人類① 「昭和ブーム」 |
「昭和」と「平成」はどのような時代であったのかを説明できる。
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3週 |
科学と人類② 「第二次世界大戦」 |
戦争における科学技術の利用について、当時の人々はどう認識していたのかを考察できる。
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4週 |
科学と人類③ 「原子力開発」 |
原子力開発について、当時の人々がどのように認識していたのかを考察できる。
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5週 |
現代世界の成り立ち① 「東西冷戦とベルリンの壁」 |
戦後世界を取り巻く東西冷戦について、理解できる。
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6週 |
現代世界の成り立ち② 「朝鮮戦争と分断国家」 |
朝鮮戦争の勃発と南北分断が起こった背景を理解できる。
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7週 |
現代世界の成り立ち③ 「中華人民共和国の成立と発展」 |
中華人民共和国の成立について、その歴史を理解し、現代までの経済成長について、その背景を考察できる。
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8週 |
現代世界の成り立ち④ 「キューバ危機と核戦争」 |
全面核戦争を避けるため、米ソでどのような動きがあったのかを理解できる。
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2ndQ |
9週 |
現代世界の成り立ち⑤ 「ベトナム戦争の悲劇」 |
ベトナム戦争が泥沼化した要因を理解し、ベトナム統一の経緯を説明できる。
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10週 |
現代世界の成り立ち⑥ 「中東戦争」 |
現在に続くパレスチナ問題について、その歴史的背景を説明できる。
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11週 |
現代世界の成り立ち⑦ 「アメリカ同時多発テロ」 |
アメリカ同時多発テロはどうして起こったのかを考察できる。
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12週 |
開発と環境① 「人間とモノノケ」 |
人間世界が拡大していく過程で、人々の自然観がどのように変化したのかを考察できる。
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13週 |
開発と環境② 「黒部の太陽」 |
黒部川第四発電所建設工事を通して、日本の高度経済成長と国土開発を理解できる。
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14週 |
開発と環境③ 「ニュータウン」 |
ニュータウン開発の背景と現在のニュータウンが抱える問題を考察できる。
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15週 |
期末試験 |
授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
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16週 |
試験返却・解答 |
試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 授業への取り組み(提出課題の完成度) | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |