コンピュータビジョン

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 コンピュータビジョン
科目番号 0066 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 コンピュータ画像処理,出版社:オーム社,著者:田村秀行,ホームページ参照(http://www.info.nara-k.ac.jp/~matsuo/JYUGYO/C_VISION/c_vision.html)
担当教員 松尾 賢一

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12値画像に対できる基本的な画像処理手法を理解し,実画像に各手法を拡大適用できる.2値画像に対できる基本的な画像処理手法を理解し,実画像に各手法を拡大適用できる.2値画像に対できる基本的な画像処理手法を理解し,実習画像に各手法を適用できない.
評価項目2濃淡画像に対できる応用的な動画像処理手法の理解し,実際の画像に各手法を拡大適用できる.濃淡画像に対できる応用的な動画像処理手法の理解し,実習画像に各手法を適用できる.濃淡画像に対できる応用的な動画像処理手法の理解し,実際の画像に各手法を適用できない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-1) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2a) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 B-2 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では,計算機を用いて人間の視覚の機能を実現させるコンピュータビジョンの全般的な処理の流れと代表的な処理方法を理解できることを目的とする.
授業の進め方・方法:
座学と実習を交互に繰り返す授業内容である.座学で得た知識を実習で実践しながら各自の理解度を確認する.また,理解度の定着をe-Learningによるテストで確認する.
注意点:
関連科目:情報理論,信号処理との関係が深い.
学習指針:画像処理,コンピュータビジョンの様々な手法を体得できるよう実習に対して積極的に取り組む必要がある.
自己学習:目標を達成するために,授業時間以外にも予習復習を怠らないようにすること.また,テストや関連課題の取組みにしっかり時間をかけること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピュータビジョンとは?(概論) コンピュータビジョンとは何かを理解できる.
2週 画像の取り扱い 画像に対する処理方法について理解できる.
3週 画像処理アルゴリズム 基本的な画像処理アルゴリズムについて理解できる
4週 画像処理アルゴリズム 基本的な画像処理アルゴリズムについて理解できる
5週 画像処理アルゴリズム 基本的な画像処理アルゴリズムについて理解できる
6週 2値画像処理 2値画像に対できる処理方法について理解できる.
7週 2値画像処理 2値画像に対できる処理方法について理解できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 2値画像の性質 2値画像の特有の性質について理解できる.
10週 形状特徴 2値画像上のパターンの形状特徴について理解できる.
11週 特徴抽出 画像からの特徴抽出について理解できる
12週 特徴抽出 画像からの特徴抽出について理解できる.
13週 認識・理解 パターンの認識・理解の流れについて理解できる.
14週 認識・理解 パターンの認識・理解の流れについて理解できる.
15週 コンピュータビジョン 3次元物体を認識できる手法について理解できる.
16週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。3
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。3
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。3
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。4
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。4
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。3
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。3
要求仕様にあったソフトウェア(アプリケーション)を構築するために必要なツールや開発環境を構築することができる。3
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3

評価割合

試験演習課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力403070
専門的能力201030