プログラミングⅢ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミングⅢ
科目番号 0075 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「新・明解C言語 入門編」、柴田望洋 著、ソフトバンククリエイティブ 適宜授業資料を配布(公開)する.
担当教員 松村 寿枝,本間 啓道

到達目標

1.手続き型プログラミング言語の役割,位置づけについて理解することができる.
2.C言語の基本的な文法が理解でき,演習問題のプログラム作成ができる.
3.ファイルの入出力,コマンドライン引数が理解でき,演習問題のプログラム作成ができる.
4.文字列処理とライブラリ関数が理解でき,演習問題のプログラム作成ができる.
5.ポインタ,構造体について理解し,演習問題のプログラム作成ができる.
6.習った内容を組み合わせた応用問題のプログラム作成ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1手続き型プログラミング言語の役割,位置づけについて理解し、正しく説明できる.手続き型プログラミング言語の役割,位置づけについて理解することができる.手続き型プログラミング言語の役割,位置づけについて理解することができない
評価項目2C言語の基本的な文法が理解でき,演習問題を応用したプログラムの作成ができる.C言語の基本的な文法が理解でき,演習問題のプログラム作成ができる.C言語の基本的な文法が理解できない。また、演習問題のプログラム作成ができない.
評価項目3ファイルの入出力,コマンドライン引数が理解でき,応用したグラムの成ができる.ファイルの入出力,コマンドライン引数が理解でき,演習問題のプログラム作成ができる.ファイルの入出力、コマンドライン引数が理解できず、演習問題のプログラム作成ができない.
評価項目4文字列処理とライブラリ関数が理解でき,演習問題を応用したプログラムの作成ができる.文字列処理とライブラリ関数が理解でき,演習問題のプログラム作成ができる.文字列処理とライブラリ関数が理解できず、演習問題のプログラム作成ができない.
評価項目5ポインタ,構造体について理解し,演習問題を応用したプログラムの作成ができる.ポインタ,構造体について理解し,演習問題のプログラム作成ができる.ポインタ,構造体について理解できず、演習問題のプログラム作成ができない.
評価項目6習った内容を組み合わせた応用問題のプログラム作成ができ、さらに発展したグラムの作成ができる.習った内容を組み合わせた応用問題のプログラム作成ができる.習った内容を組み合わせた応用問題のプログラム作成ができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2a) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2d) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラミングⅠ,Ⅱで学んできたオブジェクト指向プログラミング言語Javaと手続き型のプログラミング言語であるC言語の違いを理解したうえで,C言語で簡単な仕様に従って,自分でプログラミングが行えることを目的とする.
授業の進め方・方法:
講義科目ではあるが,パソコンを使った演習を中心に行う.講義内容は,手続き型プログラミング言語の役割,位置づけ,C言語の文法とその使い方について演習問題を自分の力で解くことによって学ぶ.
注意点:
関連科目
「プログラミングⅠ」,「プログラミングⅡ」,「データ構造とアルゴリズム」の知識が必須である.
学習指針
プログラミング言語の習得は「習うより慣れろ」である.講義で教えられたことを行うだけでは,プログラミングの力はつかない.講義以外でも積極的に自習する姿勢が必要である.
自己学習
   授業中に出した課題を次の講義までには完成させておくこと

事前学習
前回までの範囲を復習しておくこと.

事後展開学習
講義で出た課題は,次回講義までに自分でやっておくこと.

学修単位の履修上の注意

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業内容,開発環境等を説明する.
2週 基本文法 C言語の基本的な文法を理解し,プログラム作成ができる.
3週 基本文法 C言語の基本的な文法について理解し,プログラム作成ができる.
4週 基本文法 C言語の基本的な文法を理解し,プログラム作成ができる.
5週 基本文法 C言語の基本的な文法を理解し,プログラム作成ができる.
6週 ファイル入出力 ファイルの入出力およびコマンドライン引数を理解することができる.
7週 前期中間試験 前期中間試験
8週 試験返却・解答 授業内容を理解し,試験問題に対して正しく解答することができる.
2ndQ
9週 ファイル入出力 ファイルの入出力およびコマンドライン引数について理解することができる.
10週 関数 関数を理解し,プログラム作成ができる.
11週 関数 関数を理解し,プログラム作成ができる.
12週 ポインタ ポインタを理解し,プログラム作成ができる.
13週 ポインタ ポインタを理解し,プログラム作成ができる.
14週 ポインタと配列 ポインタと配列を理解し,プログラム作成ができる.
15週 前期末試験 授業内容を理解し,試験問題に対して正しく解答することができる.
16週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する.
後期
3rdQ
1週 ポインタと配列 ポインタと配列について理解し,プログラム作成ができる.
2週 文字列 文字列とポインタについて理解し,プログラム作成ができる
3週 文字列操作 ポインタによる文字列操作を理解し,プログラム作成ができる.
4週 文字列操作 ポインタによる文字列操作を理解し,プログラム作成ができる.
5週 文字列操作 文字列を扱うライブラリ関数を理解し,プログラム作成ができる.
6週 文字列操作 文字列を扱うライブラリ関数を理解し,プログラム作成ができる.
7週 後期中間試験 授業内容を理解し,試験問題に対して正しく解答することができる.
8週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する.
4thQ
9週 構造体 構造体を理解し,プログラム作成ができる.
10週 構造体 構造体を理解し,プログラム作成ができる.
11週 構造体 構造体を理解し,プログラム作成ができる.
12週 総合演習1 これまでの内容を組み合わせて演習を解くことができる.
13週 総合演習2 これまでの内容を組み合わせて演習を解くことができる.
14週 総合演習3 これまでの内容を組み合わせて演習を解くことができる.
15週 学年末試験 授業内容を理解し,試験問題に対して正しく解答することができる.
16週 試験返却・解答 試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3後12,後13,後14
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4前2,前3,前4,前5
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4前2,前3,前4,前5,前10,前11
変数の概念を説明できる。4前2,前3,前4,前5
データ型の概念を説明できる。4前2,前3,前4,前5
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4前2,前3,前4,前5
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4前2,前3,前4,前5
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4前7,前15,後7,後12,後13,後14,後15
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4前7,前15,後7,後12,後13,後14,後15
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4前7,前15,後7,後12,後13,後14,後15
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。4前1
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。4前1
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4後12,後13,後14
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4後12,後13,後14
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。4後12,後13,後14
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。4後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000