情報科学

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報科学
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「やさしいC」 高橋 麻奈 著   SoftBank Creative 出版
担当教員 山田 裕久

到達目標

前期中間試験 :コンピュータを安全に正しく利用できること。コンピュータの仕組みが理解できる。C言語のコードの基本概念を理解できる。

前期末試験:C言語を用いて簡単なプログラムを作ることができる。

後期中間試験:for文、switch文、while文等を使った構造化プログラムを作ることができる。

学年末試験:ユーザー関数の定義、ポインタ変数を使ったプログラムを作ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータ利用上の注意とモラルについて学ぶ。
コンピュータのハードウェアについて学ぶ。(コンピュータの構成、データ表現等)
C言語の文法を習得し、基本的なアルゴリズムを学習する。
教室において講義を行い、各項目の終了毎に演習室で講義内容に関する演習を行う。
授業の進め方・方法:
文法を正確に覚えること。計算の手順(アルゴリズム)を考える上で、正確で論理的な思考が必要です。また、プログラムの作り方は1つではなく、正解はいくつもあることを念頭に置いて下さい。提出課題は次の週の授業開始前までに、指定された課題提出用フォルダーに提出すること。1年次に購入したpocket computer はC言語も使えるので、演習問題のプログラムを自宅でも実行し、実行結果を確認する事ができます。
注意点:
関連科目
代数(論理演算、2進数・16進数などの基数変換)
  学習指針
コンピュータの仕組みを理解し操作できること。 Eメールやインターネットを安全で正しく利用ができること。 C言語によるプログラミング能力を身につけ、科学技術計算・データの収集およびデータの管理ができる総合力を身につけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピュータの機能と仕組みI コンピュータの構成(ハードウェア)
2週 コンピュータの機能と仕組みII ソフトウェアとその種類について(ソフトウェア)
3週 コンピュータの基本操作 I Microsoft Officeの使い方(ワードとエクセルの基本操作と演習)
4週 コンピュータの基本操作 II パワーポイントの基本操作と演習
5週 ネットワーク資源利用とモラルI インターネットの使い方
6週 ネットワーク資源利用とモラルII 情報リテラシーの修得
7週 C言語の基本 C言語プログラムの概要とプログラムの実行
8週 前期中間試験 試験後テスト返却、テスト直し
2ndQ
9週 C言語の基本I コードの基本、コードとソースプログラム
10週 C言語の基本II N進数とコード体系
11週 変数I 変数の仕組みと型の宣言
12週 変数II キーボードからの変数入力と演算
13週 演算子 さまざまな演算子についての解説
14週 if文I if文の解説
15週 if文II if文を使った例題と演習
16週 前期末試験 試験後テスト返却、テスト直し
後期
3rdQ
1週 switch case文 switch case文を使った例題と演習
2週 for文、while文、do while文I for文、while文、do while文
3週 for文、while文、do while文II for文、while文、do while文を使った例題と演習
4週 配列I 配列の基本
5週 配列II マクロ、多次元配列
6週 ポインタ演算子、ポインタ変数 ポインタ変数の宣言と参照
7週 関数 関数のしくみ
8週 後期中間試験 試験後テスト返却、テスト直し
4thQ
9週 関数 関数形式マクロ、変数とスコープ
10週 配列・ポインタの応用I 配列とポインタの関係
11週 配列・ポインタの応用II 標準ライブラリ関数
12週 いろいろな型I 構造体の基本とポインタの応用
13週 いろいろな型II 共用体と列挙型
14週 ファイル処理関数I ファイル入出力の概念
15週 ファイル処理関数II ファイル・ポインタとファイルオープン、クローズ
16週 学年末試験 試験後テスト返却、テスト直し

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
インターネットの仕組みを理解し、実践的に使用できる。3
情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解できる。3
個人情報とプライバシー保護の考え方について理解し、正しく実践できる。3
インターネットを用いた犯罪例などを知り、それに対する正しい対処法を実践できる。3
数値計算の基礎が理解できる3
コンピュータにおける初歩的な演算の仕組みを理解できる。3
データの型とデータ構造が理解できる3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力3500015050
専門的能力3500015050
分野横断的能力0000000