到達目標
1.人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解している。
2.自己が孤立した存在ではなく、他者と協働しながら国家や社会など公共的な空間を作る主体であることを理解している。
3.「国際社会」について基礎的事項を理解している。
4.科学や工学と社会のむすびつきについて基礎的事項を理解している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方について考察できる。 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、説明することができる。 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解していない。 |
評価項目2 | 自分が孤立した存在ではなく、他者と協働しながら国家や社会など公共的な空間を作る主体であることを理解した上で、あるべき社会について考察することができる。 | 自分が孤立した存在ではなく、他者と協働しながら国家や社会など公共的な空間を作る主体であることを理解し、説明することができる。 | 自分が孤立した存在ではなく、他者と協働しながら国家や社会など公共的な空間を作る主体であることを理解していない。 |
評価項目3 | 「国際社会」について基礎的事項を理解した上で、国際社会において日本が果たすべき役割について考察し、他者に説明できる。 | 国際社会の特徴や歴史など基礎的事項を理解し、説明することができる。 | 「国際社会」について基礎的事項を理解していない。
8.科学や工学と社会のむすびつきについて基礎的事項を理解している。 |
評価項目4 | 科学技術と社会のむすびつきについて基礎的事項を理解した上で、技術者が社会で果たすべき役割や持つべき倫理観を考察することができる。 | 科学技術と社会のむすびつきについて基礎的事項を理解し、説明することができる。 | 科学や工学と社会のむすびつきについて基礎的事項を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
グローバル化の進展や技術革新等により、社会構造や雇用環境は急速に変化し、予測が困難な時代となっている。その中で、主体的に判断しながら、自己を社会の中でどのように位置付け、社会をどう描くかを考え、多様な人生観、世界観ないし価値観をもつ他者と共に生き、課題を解決していくための力が必要となる。本講義では、人間と社会の在り方についての見方・考え方を働かせ,現代の倫理,社会,文化,政治,法,経済,国際関係などに関わる諸課題を追究したり解決したりする活動を通して,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力を育成する
授業の進め方・方法:
教科書・穴埋めプリントを用いた講義を中心にすすめる。適宜、視聴覚教材の利用やグループ活動を行う。前半は倫理・哲学について、後半は技術倫理・科学倫理について学習する。
注意点:
関連科目:地理、歴史、公共、地域学、人間環境学、現代社会と法、技術者倫理(専)、地域と世界の文化論(専)、社会と文化(専)
学習指針:授業をよく聞くこと。授業とは関係のない私語や携帯の利用は慎むこと。
自己学習:到達目標を達成するためには、授業以外でも教科書を読むなど、授業内容についての理解を深める必要がある。特に、授業後の復習を欠かさないようにすること。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
青年期と自己形成 |
青年期における自己形成の意義について理解し、自己の生き方について省察することができる。
|
2週 |
哲学と人間 |
古代の哲学・思想について基礎的事項を理解し、説明できる。
|
3週 |
宗教と人間 |
宗教と文化、世界三大宗教について基礎的事項を理解し、説明できる。
|
4週 |
現代を生きる倫理 |
近代・現代を生きる人間の倫理について基礎的知識を理解し、説明できる。
|
5週 |
ディベート |
ディベートの目的や方法について基礎的事項を理解し、他者と議論をすることができる。
|
6週 |
ディベート |
ディベートを通じて、よりより人間や社会の在り方について考察を行い、他者に説明することができる。
|
7週 |
持続可能な社会・科学技術と倫理 |
持続可能な社会の構築に向けて、技術者・科学者に求められる役割と責任について基礎的知識を理解し、説明できる。
|
8週 |
前期中間試験 |
これまでの授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
|
2ndQ |
9週 |
科学技術と社会①歴史 |
所属する学科の分野を中心に科学技術の発展と歴史について基礎知識を理解し、説明できる。
|
10週 |
科学技術と社会②社会への影響 |
所属する学科の分野を中心に科学技術の発展がもたらす社会への影響について多面的な観点から理解・整理し、説明できる。
|
11週 |
科学技術と社会③最新技術と未来
|
最新の科学技術がどのように社会生活と結びつき、活かされているのかそして将来どのように展開されていくのかについてについて情報を収集・整理し、説明できる。
|
12週 |
科学技術と社会④科学技術と倫理 |
これまでの学習を踏まえ科学技術が社会に果たす役割や影響を踏まえて、科学者や技術者が備えるべき責任や倫理について基礎的知識を理解し、説明できる。
|
13週 |
グループ発表の準備 |
プレゼンテーションの目的と必要な事項を理解し、説明できる。
|
14週 |
グループ発表の準備 |
プレゼンテーションの目的と必要な事項を理解し、説明できる。
|
15週 |
グループ発表 |
グループ発表を通じてプレゼンテーションの成果と課題を把握できる。
|
16週 |
ふりかえり |
1~15週の学習事項を確認し、公共空間の中で自立した主体として社会に参画する態度を身に付けている。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 無機化学 | 主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。 | 3 | |
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。 | 3 | |
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。 | 3 | |
価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。 | 4 | |
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。 | 4 | |
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。 | 4 | |
イオン結合と共有結合について説明できる。 | 4 | |
基本的な化学結合の表し方として、電子配置をルイス構造で示すことができる。 | 4 | |
金属結合の形成について理解できる。 | 4 | |
代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。 | 1 | |
電子配置から混成軌道の形成について説明することができる。 | 1 | |
結晶の充填構造・充填率・イオン半径比など基本的な計算ができる。 | 4 | |
配位結合の形成について説明できる。 | 4 | |
水素結合について説明できる。 | 4 | |
錯体化学で使用される用語(中心原子、配位子、キレート、配位数など)を説明できる。 | 4 | |
錯体の命名法の基本を説明できる。 | 4 | |
配位数と構造について説明できる。 | 4 | |
代表的な錯体の性質(色、磁性等)を説明できる。 | 4 | |
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験(前期中間) | 提出物 | グループ学習(前期末の成績はグループ演習の発表や取り組みを総合的に評価する。) | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 30 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 30 | 30 | 100 |