概要:
技能審査の成果の単位認定については,教育課程編成の多様化・弾力化の一つの方策として,平成5 年3 月の学校教育法施行規則の改正により,制度化された。この制度の円滑な実施を図るために,選択教科・科目の幅を拡大して,多様で弾力的な教育課程を編成している。学校外での学修を30 単位を超えない範囲で当該高専での授業科目の修得とみなし,単位の修得を認定することが可能となった。そして実用英語技能検定試験(実用英検)などについて,自主的判断に基づき単位が認められることになった。
授業の進め方・方法:
「高等専門学校が単位の修得を認定できる学修を定める件(告示)」でいう,技能審査の認定に関する規則による文部科学大臣の認定を受けていないTOEIC については,受講者の取り組み状況(学習内容及び学習時間等)を示すレポート等の提出をもって,それぞれ,以下のスコアを目安とする学修に対する評価を別途行うことにより,単位認定するものとする。
注意点:
関連科目
英語V
学習指針
英語資格試験の問題を通して,抜け落ちている基礎的な英語文法力や英単語力を補強していく。
自己学習
学ぶ習慣を身につけてほしい。英語を利用しなければ,忘れることの方が多い。そのため,家庭での日々の英語学習に重点が置かれることになる。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物化学 | タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。 | 4 | |
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。 | 4 | |
単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 4 | |
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。 | 4 | |
グリコシド結合を説明できる。 | 4 | |
多糖の例を説明できる。 | 4 | |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 4 | |
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。 | 4 | |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。 | 4 | |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 4 | |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 4 | |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 4 | |
タンパク質の高次構造について説明できる。 | 4 | |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 4 | |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 4 | |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 4 | |
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。 | 4 | |
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。 | 4 | |
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。 | 4 | |
解糖系の概要を説明できる。 | 4 | |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 4 | |
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。 | 4 | |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 4 | |