英語Ⅳ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 英語Ⅳ
科目番号 0056 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 物質化学工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Our World Today : An Introduction to Environmental Issues (Nan'un-Do)
担当教員 朴 槿英

到達目標

前期中間試験: Unit1~3 関係詞、接続詞、複合形容詞の文法を理解し、正確に運用できる。
前期末試験: Unit 4~6 不定詞、時制、比較の文法を理解し、正確に運用できる。
後期中間試験: Unit 7~9 分詞、指標語、分詞構文の文法を理解し、正確に運用できる。
学年末試験: Unit 10~12 定義文、無生物主語、形式主語の文法を理解し、正確に運用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1350語程度の科学技術に関する長文を読み、正しく内容を理解することができる。350語程度の科学技術に関する長文を読み、おおむね内容を理解することができる。350語程度の科学技術に関する長文を読み、正しく内容を理解することができない。
評価項目2理工系英語で注目すべき語彙・構文・文法を理解し、正確に運用することができる。理工系英語で注目すべき語彙・構文・文法を理解し、おおむね運用することができる。理工系英語で注目すべき語彙・構文・文法を理解し、正確に運用することができない。
評価項目3グラフ、表、仕様書、工程図、特許明細書図面の英語を理解し、設問に正しく解答することができる。グラフ、表、仕様書、工程図、特許明細書図面の英語を理解し、設問におおむね解答することができる。グラフ、表、仕様書、工程図、特許明細書図面の英語を理解し、設問に正しく解答することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 将来、学生が企業活動や研究活動の現場で、英語を読んだり書いたりする機会を想定し、最先端の科学・技術に関する情報に触れながら、科学英語に親しみ、この分野における基礎的な英語運用能力を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
 日本の企業や組織が世界へ発信している「ニュース・リリース(news release)」をベースとした英文を読んだり、聞いたりして、理工系の分野で使用される語彙や構文の知識を深めながら、英語で書かれた記事や論文の理論的展開をつかめるように、英語の文章に特有な構造や指標語 (discourse markers) について学習する。 これまで学習してきた語彙や英文法の知識の更なる定着を目指し、総合問題に取り組む言語活動も行う。
注意点:
関連科目: 英文読解Ⅲ
学習指針: 科学技術の現場で必要な英語運用のための基礎知識を身につける努力を行うこと。  
 予習として、Innovative VocabularyとExpressive Expansionに取り組み、本文(Reading)を読んで Comprehension Checkup をやっておく。本文の語彙や連語も確認しておく。復習に、本文を繰り返し読んだり、本文を見ないでCDを聴き、本文が理解できるか確認するなど、科学英語とその表現に慣れ、内容理解を深める。Dialogue Dynamics のQ&Aの会話は、実際の学会発表などの模擬表現として参考になるので、ぜひ声を出して読む練習をして欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Unit 1 (1) Introduction to Environmental Issues ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
2週 Unit 1 (2) Introduction to Environmental Issues 実践問題(figure)に取り組み、正しく解答することができる。
3週 Unit 2 (1) Climate Change ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
4週 Unit 2 (2) Climate Change 実践問題(figure)に取り組み、正しく解答することができる。
5週 Unit 3 (1) Energy ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
6週 Unit 3 (2) Energy 実践問題(process chart)に取り組み、正しく解答することができる。
7週 前期中間試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
8週 試験返却・解答・復習 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。
2ndQ
9週 Unit 4 (1) Waste ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
10週 Unit 4 (2) Waste 実践問題(specification)に取り組み、正しく解答することができる。
11週 Unit 5 (1) Unit 1-4 Review ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
12週 Unit 5 (2) Unit 1-4 Review 実践問題(figure)に取り組み、正しく解答することができる。
13週 Unit 6 (1) Population Growth ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
14週 Unit 6 (2) Population Growth 実践問題(table)に取り組み、正しく解答することができる。
15週 前期末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
16週 試験返却・解答・復習 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。
後期
3rdQ
1週 Unit 7 (1) Pollution ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
2週 Unit 7 (2) Pollution 実践問題(table)に取り組み、正しく解答することができる。
3週 Unit 8 (1) Water ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
4週 Unit 8 (2) Water 指標語(discourse markers)を理解し、正しく運用できる。
5週 Unit 9 (1) Deforestation ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
6週 Unit 9 (2) Deforestation 実践問題(figure)に取り組み、正しく解答することができる。
7週 後期中間試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
8週 試験返却・解答・復習 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。
4thQ
9週 Unit 10 (1) Unit 6-9 Review ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
10週 Unit 10 (2) Unit 6-9 Review 「定義文」の構造を理解し、正しく表現することができる。
11週 Unit 11 (1) Hydroelectricity ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
12週 Unit 11 (2) Hydroelectricity 実践問題(specification)に取り組み、正しく解答することができる。
13週 Unit 12 (1) Solar Panels ニュースリリースを読み、内容を理解することができる。
14週 Unit 12 (2) Solar Panels 実践問題(graph)に取り組み、正しく解答することができる。
15週 学年末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる。
16週 試験返却・解答・復習 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後5,後9,後11,後13
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前1,前9,後1,後9
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前14,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前6,後6
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前6,後6
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前1,前3,前5,前9,前11,前13,後1,後3,後5,後9,後11,後13
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前2,前4,前6,前10,前12,前14,後2,後4,後6,後10,後12,後14
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前6,後6
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前6,後6
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3後8
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3後13
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3後13
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

筆記試験課題提出物の完成度プレゼン試験小テストポートフォリオその他合計
総合評価割合5020201000100
基礎的能力5020201000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000