到達目標
3成分系の物質収支を理解し、三角座標を用いて抽出装置の設計計算ができる。湿度図表の内容を理解し、それを駆使して調湿装置と乾湿装置の設計計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 抽出の概念を理解し,複雑なプロセスの設計ができる | 抽出に関する簡単な物質収支が計算できる | 抽出に関する簡単な物質収支が計算できない |
評価項目2 | 調湿の概念を理解し,複雑なプロセスの設計ができる | 調湿に関する簡単な物質収支、エネルギー収支が計算できる | 調湿に関する簡単な物質収支、エネルギー収支が計算できない |
評価項目3 | 乾燥の概念を理解し,複雑なプロセスの設計ができる | 乾燥に関する簡単な物質収支、エネルギー収支が計算できる | 乾燥に関する簡単な物質収支、エネルギー収支が計算できない |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (4)
説明
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教育方法等
概要:
抽出、調湿、乾燥の原理を学び、その演習を行う。
授業の進め方・方法:
抽出、乾燥、調湿など単位操作の問題解決に応用する能力を習得する。
注意点:
関連科目
「化学」、「物理」、「物理化学」、「基礎化学工学」
学習指針
化学工学の知識を実際に応用するには、学習内容に対する深い理解が必要である。
自己学習
授業で行った演習問題に関して復習する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
液々抽出の原理 |
液々抽出の原理、抽出装置、液々平衡について解説する。
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2週 |
単抽出の作図解法 |
物質収支式と三角座標系の関係を習得する。
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3週 |
多回抽出の作図解法 |
三角座標を用いた多回抽出の計算法を習得する。
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4週 |
多段抽出装置の設計 |
多段抽出装置の設計法を理解する。
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5週 |
不溶解溶媒系の抽出 |
不溶解溶媒系の場合の抽出に関する計算法を習得する。
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6週 |
調湿の原理 |
絶対温度、比較湿度、相対湿度、比熱、エンタルピー。
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7週 |
湿潤空気の性質 |
露点、湿球・乾球温度、断熱冷却線、Lewisの関係。
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8週 |
調湿塔の設計 |
断熱増湿塔の塔高を計算させる。
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2ndQ |
9週 |
乾燥の原理 |
熱と物質の同時移動現象であることを理解する。
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10週 |
乾燥特性曲線 |
恒率乾燥と減率乾燥について解説する。
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11週 |
乾燥速度 |
種々の形状、乾燥装置の乾燥速度について解説する。
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12週 |
乾燥時間 |
乾燥速度から乾燥時間を計算させる。
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13週 |
乾燥装置の容量 |
熱・物質収支から乾燥装置の容量を求める演習を行う。
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14週 |
演習 |
抽出・調湿・乾燥に関する演習を行う。
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15週 |
学年末試験 |
授業内容を理解し,試験問題に対して正しく解答することができる。
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16週 |
試験返却・解答 |
試験問題を見直し,理解が不十分な点を解消する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 50 |
専門的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |