応用有機化学

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 応用有機化学
科目番号 0070 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質化学工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書無し/「新版 有機反応の仕組みと考え方」 東郷秀雄 著(講談社) ウォーレン、マクマリーなど有機化学に関する教科書(大学レベルのもの)
担当教員 亀井 稔之

到達目標

有機化学を系統的に理解できる
有機化学の反応機構の矢印がかける
反応の試薬から反応を予想できる。
有機化合物の性質が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1総合的に有機化学を理解し、基質と反応剤から生成物を予想できる部分的に有機化学を理解している有機化学を理解していない
評価項目2電子論に基づき有機化合物の性質を理解している有機化合物の性質をある程度記憶している有機化合物の性質が理解できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
これまで学習した有機化学に関する内容に関して演習を通して復習し、
理解が不足しているところを重点的に講義する。
授業の進め方・方法:
演習問題を配布するのであらかじめ家で解答してくること。
授業では解答を行うとともに理解不足の範囲を追加講義する
注意点:
関連科目 有機化学 反応有機化学 有機金属化学 無機化学 物理化学 分析化学
学習指針 これまで学習してきた内容が、すべて網羅されている。範囲が膨大であるため、これ
までの学習内容を頭の中で整理できるように心がけること。
自己学習 総合的な演習問題を解答して、横のつながりを理解しておくこと

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
有機化学の基礎
ガイダンス
有機化学の基礎を演習形式でチェックする
2週 立体化学 立体化学に関する理解を演習形式でチェックする
3週 求核置換、脱離反応 求核置換反応、脱離反応に関する理解を演習形式でチェックする
4週 炭化水素 炭化水素に関する理解を演習形式でチェックする
5週 芳香族化合物 芳香族化合物に関する理解を演習形式でチェックする
6週 カルボン酸誘導体 カルボン酸誘導体に関する理解を演習形式でチェックする。
7週 カルボニル化合物 カルボニル化合物に関する理解を演習形式でチェックする
8週 カルボニル化合物 アルドール反応に関する理解を演習形式でチェックする
2ndQ
9週 アミン 窒素化合物に関する理解を演習形式でチェックする
10週 総合演習 すべての内容の複合問題に関して演習形式でチェックする
11週 総合演習 すべての内容の複合問題に関して演習形式でチェックする
12週 総合演習 すべての内容の複合問題に関して演習形式でチェックする
13週 総合演習 すべての内容の複合問題に関して演習形式でチェックする
14週 総合演習 すべての内容の複合問題に関して演習形式でチェックする
15週 電子環状反応 Diels-Alder反応、ペリ環化反応
16週 前期末試験 試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野有機化学有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。6前1
代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。6前1
σ結合とπ結合について説明できる。6前2
混成軌道を用い物質の形を説明できる。6前2
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。6前2
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。6前2
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。6前2
共鳴構造について説明できる。6前2
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。6前3,前4
芳香族性についてヒュッケル則に基づき説明できる。6前5
分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。6前2
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。6前2
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。6前2
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。6前10
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。6前10
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。6前10
電子論に立脚し、構造と反応性の関係が予測できる。5前15
反応機構に基づき、生成物が予測できる。5前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力2020000040
専門的能力3010000040
分野横断的能力1010000020