到達目標
1. システムが社会に及ぼしている影響や利用方法を理解する.
2. システムの基本的設計方法の習得ならびに設計に必要なマネージメント方法を理解する.
3.工学技術者として工学系知識以外に,国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals,持続可能な開発目標)に代表される国際的なシステムに視野を広げ,工学とのつながりを理解する.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | システムが社会に及ぼしている影響や利用方法を理解でき,それに対する対策を提案できる. | システムが社会に及ぼしている影響や利用方法を理解できる. | システムが社会に及ぼしている影響や利用方法を理解できない. |
評価項目2 | システムの基本的設計方法の習得ならびに設計に必要なマネージメント方法を理解でき,実社会で生かせることができる. | システムの基本的設計方法の習得ならびに設計に必要なマネージメント方法を理解できる. | システムの基本的設計方法の習得ならびに設計に必要なマネージメント方法を理解できない. |
評価項目3 | 工学技術者として工学系知識以外に,様々な取り組みに視野を広げ,工学とのつながりを具体的に表すことができる. | 工学技術者として工学系知識以外に,様々な取り組みに視野を広げ,工学とのつながりを表すことができる. | 工学技術者として工学系知識以外に,様々な取り組みに視野を広げ,工学とのつながりを表すことができない. |
学科の到達目標項目との関係
JABEE基準 (d-2a)
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JABEE基準 (e)
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JABEE基準 (h)
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JABEE基準 (i)
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-2
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教育方法等
概要:
不連続的に変化し続け,予測困難なこれからの社会において,複雑化した社会問題を解決できる技術者が求められる.本講義では国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals,持続可能な開発目標)に代表される国際的なシステムに視野を広げ、全体をシステムとしてデザインする力養う.
システムは,様々な形によって,人間社会の基盤形成に貢献している.特に,機械技術を利用した機械システムは,人間の様々な活動を支援することを目的として発展している.今日,新しいシステムが次々とデザインされ,暗黙的に経験的知識が加わることによって,さらなるデザインが生み出されている.
本講義では,前半でシステムが社会でどう用いられて,どのような効果をあげ,貢献しているかについて概説する.後半は,システムがどのよう流れで開発されているかの仕組みと開発で必要となるプロジェクトマネージメントの一端について講義する.
授業の進め方・方法:
機械システムに関するレポートの作成とプレゼン,ならびに,講義内容の確認テストを実施するので,ノートの内容をしっかり理解すること.
注意点:
関連科目:システム設計論Ⅰ,システムデザイン演習,電子情報設計技術基礎,機械設計技術基礎.
学習指針:現代社会における機械システムの重要性と必要性を行動戦略と合わせて理解することが重要である.
自己学習:自身で機械システムを用いた行動戦略として重要な役割を果たしている例を調査し,それについて考察する.また,その内容を分かりやすく説明できる自己学習を実施すること.
学修単位の履修上の注意
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
システムとは |
機械,電気,電子,情報工学とは?システム設計とは?人間の情報収集活動とは何かを理解させる.
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2週 |
システム設計と開発1(プロジェクトの流れ) |
システムの設計におけるプロジェクトの流れについて理解させる
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3週 |
システム設計と開発2(成果物の流れ) |
システムの設計における成果物の流れについて理解させる
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4週 |
システム設計と開発3(製品の流れ) |
システムの設計における製品の流れについて理解させる
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5週 |
システム概論Ⅰ |
人間の情報収集活動とシステムの定義,成立要件,サブシステム,システムの基本機能について理解させる.
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6週 |
システム概論Ⅱ |
システムの階層構造,企業活動とシステムの関係性について理解させる.
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7週 |
企業活動とシステム |
業とは何か?企業は内外情報の管理・統制【企業の課題】をいかに実施しているかについて理解させる.
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8週 |
企業のシステム |
企業で用いられる情報システム(基本活動システム,管理情報システム)について理解させる.
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2ndQ |
9週 |
企業経営とシステム |
企業経営をする上でシステムが果たす役割について理解させる.
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10週 |
情報戦略 |
情報を活用した企業戦略の立案・推進方法について理解させる.
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11週 |
競争戦略 |
市場競争で勝ち抜くための戦略分析方法について理解させる.
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12週 |
事業戦略と経営資源 |
事業戦略,経営資源について理解させる
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13週 |
設計手法 |
全体のシステムの中でエンジニアが実務として行う設計手法の種類について解説する.
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14週 |
自己学習報告 |
機械システムを用いた情報戦略に関して自己学習した内容のプレゼンを実施し,プレゼン内容に対する質疑応答を通じて理解度を深める.
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15週 |
理解度確認 |
これまでの内容の理解度を確認する.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | ポートフォリオ | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 30 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 10 | 0 | 0 | 35 |
専門的能力 | 15 | 10 | 0 | 0 | 25 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 10 | 10 | 40 |