到達目標
1.グローバリゼーションの動態と文化多様性の意義を理解し、説明できる。
2.グローバリゼーションの進展と地域の持続可能な発展の重要性を理解し、説明できる。
3.地域の文化と歴史を理解し、その課題を分析することができる。
4.地域理解の為の方法論(地理歴史学、社会学、政治学)を認識・理解している。
5.地域の課題を解決するための方法(SWOT分析、2軸法等)を理解し、活用できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | グローバリゼーションの動態と文化多様性の意義を理解し、事例を交えて説明できる。 | グローバリゼーションの動態と文化多様性の意義を理解し、説明できる。 | グローバリゼーションの動態と文化多様性の意義を理解していない。 |
評価項目2 | グローバリゼーションの進展と地域の持続可能な発展について事例を交えてその方法を考察できる。 | グローバリゼーションの進展と地域の持続可能な発展の重要性を理解し、説明できる。 | グローバリゼーションの進展と地域の持続可能な発展の重要性を理解していない。 |
評価項目3 | 地域の文化と歴史を踏まえて課題を分析し、解決策を考察することができる。 | 地域の文化と歴史を理解し、その課題を分析することができる。 | 地域の文化と歴史を理解していない。 |
評価項目4 | 地域理解の為の方法論(地理歴史学、社会学、政治学)を踏まえて地域の課題解決を考察することができる。 | 地域理解の為の方法論(地理歴史学、社会学、政治学)を認識・理解している。 | 地域理解の為の方法論(地理歴史学、社会学、政治学)を理解していない。 |
評価項目5 | 地域の課題解決案を立案する際に、SWOT分析、2軸法等の地域の課題を解決するための手法を活用できる。 | 地域の課題を解決するための方法(SWOT分析、2軸法等)を理解し、活用できる。
| 地域の課題を解決するための方法(SWOT分析、3軸法等)を理解していない。
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学科の到達目標項目との関係
JABEE基準 (a)
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JABEE基準 (b)
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1
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システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-2
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教育方法等
概要:
本講義はCOC+における地域創生教育の一環として行われる。現代世界の社会関係は、文化や経済の繋がりが地球的な規模にまで広がり、より多層になっている。その一方で、グローバリゼーションの進行に伴う文化の均質化と多様性の喪失が懸念され、その尊重と見直しが急がれている。このような社会状況の中、国内外で多くのローカリティを重視した地域振興や都市再生が数多く取り組まれている時代になっている。本講義では、このような文脈のもと、様々な地域の歴史と文化の理解を通じて、地方創生に関する使命感を滋養する。地域と世界を同時にみつめていくことの重要性、地域と世界を結ぶイノベーションの重要性について理解する。
※実務との関係
なお、この科目は上記目的に照らして、全 15週のうち,第12 週から第13週の授業では、奈良県内で実際に地域活性化や起業に取り組む実務経験者を特別講師として招いて講義を行う。
授業の進め方・方法:
本授業は、COC+授業における単位互換科目(奈良県立大学、奈良女子大学)の一つである。授業のテーマに応じて協定校や学内外から様々な特別講師・実務経験者を招いてオムニバス形式の授業を実施する。各テーマ毎に小レポートを課す。講義の中で実際に地域の文化施設や歴史遺産を見学するフィールドワークを設けることもある。グローバリゼーションの進展を踏まえた上で、地域の課題を分析したり、あるいはその解決方法について検討したりしながら最終発表を行う。最終発表を下にレポートを作成する。
注意点:
関連科目:地理、歴史Ⅰ・Ⅱ、政治経済、公共、現代社会と法、地域学、人間環境学、技術者倫理(専) 社会と文化(専)
本講義は、地域創生マインド養成教育プログラムにおける地域創生理解科目に位置づけられる。
この点、地域社会技術特論、地域創生工学研究とも関連がある。
学習指針:授業をよく聞くこと。グループワークやフィールドワークについては積極的に取り組んで欲しい。
レポートの課題を出すので期日やルールを遵守すること。
自己学習:授業時間以外でも予習・復習を行うこと。
学習目的を達成するために、課題やレポート提出を求める。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
講義の目的・概要を理解し、説明できる。
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2週 |
グローバル化と現代世界 |
グローバル化とは何か,どのような効果を社会にもたらし、いかなる問題を生み出しているのか? これらの問いについて、具体的な事象を挙げて説明することができる。
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3週 |
朝鮮半島の歴史と文化 特別講師:上島智史(奈良高専) |
現代に息づく東洋思想・風水地理学を理解し、伝統的な集落の立地や空間認識において、日本とは異なる点を考察できる。
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4週 |
日本の祭祀と聖域 特別講師:上島智史(奈良高専) |
沖縄と対馬の伝統的な祭祀空間を理解し、それが現代まで維持・管理されてきたことの意義を考察できる。
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5週 |
ディスカッション |
ディスカッションを通じて、自己の考えを論理的に主張し、他者の意見に耳を傾けながら、考察を深めることができる。
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6週 |
地域と歴史・文化【1】奈良の地域性と文化を知る特別講師:寺岡伸悟(奈良女子大学) |
特別講義を通じて、地域社会における歴史・文化についてその重要性を理解し、説明できる。
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7週 |
地域と歴史・文化【2】奈良女子大学講師予定
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特別講義を通じて、地域社会における歴史・文化についてその重要性を理解し、説明できる。
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8週 |
ディスカッション |
ディスカッションを通じて、自己の考えを論理的に主張し、他者の意見に耳を傾けながら、考察を深めることができる。
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2ndQ |
9週 |
地域と経済・観光【1】人々との共創が織り成すコンテンツツーリズム 特別講師:増本貴士(奈良県立大学)
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特別講義を通じて、地域社会における経済・観光についてその重要性を理解し、説明できる。
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10週 |
地域と経済・観光【2】観光と地域の関わり合い 特別講師:薬師寺浩之(奈良県立大学) |
特別講義を通じて、地域社会における経済・観光についてその重要性を理解し、説明できる。
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11週 |
ディスカッション |
ディスカッションを通じて、自己の考えを論理的に主張し、他者の意見に耳を傾けながら、考察を深めることができる。
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12週 |
奈良県の地域活性化【1】仮 |
実務経験者による特別講義を通じて、地域社会における経済文化の活性化についてその重要性を理解し、説明できる。
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13週 |
奈良県の地域活性化【2】仮 |
実務経験者による特別講義を通じて、地域社会における経済文化の活性化についてその重要性を理解し、説明できる。
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14週 |
ディスカッション |
ディスカッションを通じて、自己の考えを論理的に主張し、他者の意見に耳を傾けながら、考察を深めることができる。
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15週 |
グループワーク |
講義を踏まえて地域をイノベーションする、あるいは価値をより高めるための方策についてグループでアイデアを生み出すことが出来る。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| グルーワークやディスカッションの取り組み、プレゼンテーションを総合的に評価 | 小レポート(講義担当者毎にレポート課題を出す) | 期末レポート | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 40 | 20 | 100 |