地域と世界の文化論

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 地域と世界の文化論
科目番号 0029 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 システム創成工学専攻(機械制御システムコース) 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布教材・プリント
担当教員 松井 真希子

到達目標

1.「文化」の語の概念を理解し、説明することができる。
2.文化の諸相を歴史的に概観する中で、自分自身の立ち位置を明確にすることができる。
3.地域の文化と歴史を理解し、その課題を分析することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1「文化」の語の概念を理解し、類似した概念との違いを明確にしながら説明できる。「文化」の語の概念を理解し、説明できる。「文化」の語の概念を理解していない。
評価項目2文化の諸相を歴史的に概観する中で、自分自身の立ち位置を明確にすることができる。文化の諸相を歴史的に概観し、説明することができる。文化の諸相を理解していない。
評価項目3地域の文化と歴史を踏まえて課題を分析し、解決策を考察することができる。地域の文化と歴史を理解し、その課題を分析することができる。地域の文化と歴史を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE基準 (a) 説明 閉じる
JABEE基準 (b) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 A-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代世界の社会関係は、文化や経済の繋がりが地球的な規模にまで広がり、より多層になっている。その一方で、グローバリゼーションの進行に伴う文化の均質化と多様性の喪失が懸念され、その尊重と見直しが急がれている。
そこで本講義では、多様化する社会の中で自身の立脚点を確立することを目的として、人文学の観点から文化の伝播や交流の様相を歴史的に概観する。
また、様々な地域の歴史と文化の理解を通じて、地域と世界を同時にみつめていくことの重要性について理解する。
授業の進め方・方法:
授業のテーマに応じて協定校や学内外から様々な特別講師・実務経験者を招いてオムニバス形式の授業を実施する。特別講義については小レポートを課す。講義を踏まえて特定地域の文化・歴史を調べ、レポートを作成する。講義の中で実際に地域の文化施設や歴史遺産を見学するフィールドワークを設けることもある。
注意点:
関連科目:地理、歴史、政治経済、公共、現代社会と法、地域学、人間環境学、技術者倫理(専)
学習指針:授業をよく聞くこと。レポートの課題を出すので期日やルールを遵守すること。
自己学習:授業時間以外でも予習・復習を行うこと。学習目的を達成するために、課題やレポート提出を求める。

学修単位の履修上の注意

予習・復習を行うとともに、指示されるレポート課題に取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 
講義の目的・概要を理解し、説明できる。
2週 人間と文化 「文化」の概念が説明できる。
3週 学問の歴史① 人文学の歴史の概略が説明できる。
4週 学問の歴史② 人文学の歴史の概略が説明できる。
5週 原典と翻訳 翻訳作業の概略が説明できる。
6週 文献学と解釈学 文献学と解釈学の概略が説明できる。
7週 漢字文化圏 漢字文化圏の概略が説明できる。
8週 日本漢学史 日本漢学史の概略が説明できる。
2ndQ
9週 文化の諸相 特別講義を通じて、歴史・文化の多様性と重要性を理解し、説明できる。
10週 文化の諸相 特別講義を通じて、歴史・文化の多様性と重要性を理解し、説明できる。
11週 文化の諸相 特別講義を通じて、歴史・文化の多様性と重要性を理解し、説明できる。
12週 文化の諸相 特別講義を通じて、歴史・文化の多様性と重要性を理解し、説明できる。
13週 文化の諸相 特別講義を通じて、歴史・文化の多様性と重要性を理解し、説明できる。
14週 文化の諸相 特別講義を通じて、歴史・文化の多様性と重要性を理解し、説明できる。
15週 振り返り・まとめ 授業を振り返り学習内容を確認するとともに、自己の考えを深め、論理的に主張することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末レポート小レポート合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100