工業材料

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 工業材料
科目番号 0039 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 システム創成工学専攻(機械制御システムコース) 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 太田 孝雄

到達目標

複合材料の特長を理解し、ものづくり研究開発の課題を発見できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目右記に加えて,新たな研究開発を提案し、計画書としてまとめることができる.複合材料の特長を理解し、ものづくり研究開発の課題を発見できる.複合材料の特長を理解できず、ものづくり研究開発の課題を発見できない.

学科の到達目標項目との関係

JABEE基準 (d-1) 説明 閉じる
JABEE基準 (d-2a) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 B-2 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
概要:
複合材料の各種技術について教授することで工業材料の基礎的な特徴と製造プロセスおよびJIS規格など,それらを使用するエンジニアとして必要な学問知を身に付ける。また、複合材料によるものづくり手法に関して(1)課題抽出(2)研究開発目的の設定(3)研究方法の提案による研究計画書を作成し、レポートとしてまとめる.
授業の進め方と授業内容・方法:
配布資料に示された図や記述の行間の解説を受け,理解するパッシブな授業形式とする。実験・実習で実際に使用する材料も多いので関連を明確にしながら進める.試験により達成度を確認するほか、課題発見力と提案力をレポートにより評価する。
注意点:
専門用語,JIS記号など,学習事項が非常に多いため集中して理解すること.
事前学習
あらかじめ授業計画に記載されている事項について教科書の該当する部分を読み、理解できるところ、理解できないところを明らかにしておく
事後展開学習
適宜提示される演習課題を解く。研究計画書の作成のための文献等の調査を行う。
授業の進め方・方法:
配布資料に示された図や記述の行間の解説を受け,理解するパッシブな授業形式とする。レポートにより達成度を確認するほか、課題発見力と提案力を試作品の出来栄えにより評価する。試作品は現実世界で実際に作ることを原則とするが、仮想空間で構築しても良い。
注意点:
専門用語,JIS記号など,学習事項が非常に多いため集中して理解すること.
事前学習
あらかじめ授業計画に記載されている事項について、理解できるところ、理解できないところを明らかにしておく
事後展開学習
研究計画書の作成のための文献等の調査を行う。

学修単位の履修上の注意

レポートにおいては所属研究室における研究分野に関連して調査することが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の全体構造を説明する。
2週 複合材料の定義と種類 複合材料とは何かを説明するとともに、その種類について理解する。
3週 複合材料の成形法(1)繊維強化複合材料 繊維強化複合材料の成形方法と用途について解説する。
4週 複合材料の成形法(2)粒子分散系複合材料 粒子分散系複合材料の成形法と用途について解説する。
5週 複合材料の表面改質技術 複合材料の表面改質技術について解説する。
6週 力学特性・強度設計 応力,ひずみについて説明し、強度設計について解説する。
7週 複合則 複合則について解説する。
8週 直交異方性の力学(1) 応力,ひずみがテンソル量であることを示し,その表現法について説明する。
2ndQ
9週 直交異方性の力学(2) 応力,ひずみがテンソル量であることを示し,その表現法について説明する。
10週 複合材料の破壊基準 複合材料の破壊基準について解説する。
11週 複合材料の強度試験法 複合材料の強度試験法について解説する。
12週 複合材料のリサイクル 複合材料のリサイクル技術について解説する
13週 複合材料によるものづくり研究開発(1) 複合材料によって既に実現している①製品例や技術開発案件の背景②関連知識3「工夫や解明すべき事柄」を調査できる。
14週 複合材料によるものづくり研究開発(2) ④実施・調査すべき事柄を考え,具体的にまとめることができる。
15週 複合材料によるものづくり研究開発(3) ⑤具体的な検討項目⑥どのような結果が得られるのかを提案できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表議論合計
総合評価割合602020100
基礎的能力602020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000