プレゼンテーション英語

科目基礎情報

学校	奈良工業高等専門学校	開講年度	令和06年度 (2024年度)
授業科目	プレゼンテーション英語
科目番号	0040	科目区分	一般 / 選択
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	システム創成工学専攻（電気電子システムコース）	対象学年	専2
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	タスクで学ぶ発信型英語 - 会話・スピーチ・プレゼンテーション（三修社）
担当教員	寺岡 もと子

到達目標

1. 英語らしい表現パターンを習得し、適切に運用することができるようになる。
2. 自分自身の学ぶ習慣を充実させ、自分自身で「知りたい」ことを探究できるようになる。
3. 読み手や聞き手を納得させるように、論理的科学的に英語で自分自身の考えを表現できるようになる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	効果的なプレゼンテーションのための基本的なスキルについて十分に理解している。	効果的なプレゼンテーションのための基本的なスキルについて理解している。	効果的なプレゼンテーションのための基本的なスキルに関する理解が不十分である。
評価項目2	効果的なプレゼンテーションのための基本的なスキルを適切に運用することができる。	効果的なプレゼンテーションのための基本的なスキルをおおむね運用することができる。	効果的なプレゼンテーションのための基本的なスキルを正しく運用することができない。

教育方法等

概要:

　学生自身が必要とする英語表現に出会い、英語での自己表現の方法を一つでも多く蓄積していってほしい。そのため、自分で学ぶ習慣をつけることを忘れないでほしい。このプレゼンテーション対策では、英語を学ぶ上での重要事項が多く含まれていることから、授業を通じて一つでも多くの表現を蓄積していってほしい。映画や音楽教材もプレゼンテーション対策として利用することで、英語でのものの考え方を培っていきたい。

授業の進め方・方法:

　聴衆を意識し、その聴衆を納得させる「内容の『見せ方』」を、欧米では「大学への授業準備」として高校で叩き込まれる。残念ながら、日本では「言葉を武器」として利用する方法が系統だった教科として確立されず、体験的(主観的)にプレゼンテーションを行っている場合が多い。すばらしい内容を聴衆が求めている『見せ方』であらわせば、決して、聴衆は内容を取り違えることなく、発表者の意図も間違いなく正確に伝わる。
　この「英語プレゼンテーション」の授業では、聴衆を意識し、発表者の意図を間違いなく正確に伝える技術を習得し、それぞれの研究をパワーポイントで発表することを目的としている。

注意点:

関連科目：コミュニケーション英語
学習指針：説得力のあるプレゼンテーションを通して、抜け落ちている基礎的な英語文法力や英単語力を補強していく。
自己学習：学ぶ習慣を身につけてほしい。英語を利用しなければ、忘れることの方が多い。そのため、家庭での日々の英語学習に重点が置かれることになる。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	Unit 1: Nice to meet you Unit 2: The key to speaking success	授業の概要と進め方、成績評価の方法などについて説明する。また、授業内で使われる英語表現を学ぶ。
		2週	Unit 3: All about me (Preparation) + Let’s talk time	自己紹介をしながらクラスメートとインターアクションを行う。
		3週	Unit 5: All about me (Presentation)	課題のUnit 4 に基づき、「導入」「本論」「結論」と系統立ててプレゼンテーションを実践。
		4週	Unit 6: A great conversation (Preparation I)	初対面の相手との適切な会話のトピックを学ぶ。
		5週	Unit 6: A great conversation (Preparation II)	自然な会話の流れを意識したペアープレゼンテーションの方法を学ぶ。
		6週	Unit 6: A great conversation (Writing with partners)	会話のスクリプトを仕上げ、プレゼンテーションの準備をする。
		7週	Unit 8: A great conversation (Presentation)	ペアープレゼンテーションを実践。自己評価、またクラスメートの評価を行う。
		8週	Unit 9: My hometown (Preparation)	自分の故郷の来訪を促すプレゼンテーションの方法を学ぶ。
	2ndQ
		9週	Unit 10: My hometown (Writing)	自分の故郷についての原稿を仕上げ、プレゼンテーションの準備をする。
		10週	Unit 11: My hometown (Presentation)	自分の故郷についてプレゼンテーションを実践。自己評価、またクラスメートの評価を行う。
		11週	Unit 12: Research (Preparation I)	トピックを決め、学内の学生を対象にリサーチを行う方法を学ぶ。
		12週	Unit 12: Research (Preparation II)	リサーチした内容をまとめ、プレゼンテーションの準備をする。
		13週	Unit 13: Research (Writing)	リサーチした内容の原稿を仕上げ、プレゼンテーションの練習をする。
		14週	Unit 14: Research (Presentation)	リサーチの結果のプレゼンテーションを実践。自己評価、またクラスメートの評価を行う。
		15週	振り返り	本コースで学んだことを振り返り、今後の学習、実践へ向けて課題点を議論。
		16週

評価割合

	発表	確認ユニット課題の完成度	積極的な授業参加	合計
総合評価割合	50	30	20	100
基礎的能力	50	30	20	100