メディアシステム論

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 メディアシステム論
科目番号 0051 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 システム創成工学専攻(情報システムコース) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて適宜授業資料をWebにて公開する.
担当教員 松村 寿枝

到達目標

それぞれのメディアの特徴とそれを利用したシステムについて理解すること.
メディアシステムの基礎的技術および実装技術を理解すること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1メディアとは何かその特徴について説明でき、具体的なシステムについてその特徴について説明できる。メディアとは何かその特徴について説明できるメディアとは何かを正しく説明できない。
評価項目2メディアシステムに使われている実装技術を説明でき、具体的なシステムについてより詳しく説明できる。メディアシステムに使われている基礎的な技術を説明できる。メディアシステムに使われている基礎的な技術を正しく説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE基準 (d-2a) 説明 閉じる
JABEE基準 (g) 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-1 説明 閉じる
システム創成工学教育プログラム学習・教育目標 D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
音声,画像に代表されるメディアは,人間の情報伝達において重要な役割を担っている.
本講義では,このメディアを利用したシステムについて講義を行い,メディアシステムを構成する基礎的な技術と実装技術について理解することを目的とする.
授業の進め方・方法:
本講義では,メディアとはなにか,更にメディアシステムの基礎的な技術および実装技術について講義を行う.
各自講義中に実施するプレゼンの準備を行うこと.講義時に出す演習は,講義の終了時に提出すること。
また,課題については別途指定する期日までに解いて提出すること.
注意点:
講義中に演習を出し,講義中に扱ったテーマに関する課題およびプレゼンテーションを学生各自で実施してもらうので,講義には必ず出席し,積極的に取り組むこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 メディアシステムとは?
メディアの考え方,メディアシステムとは何かについて説明する.
メディアとメディアシステムとは何かを説明できる。メディアの考え方とメディアシステムとは何かが説明できる。
2週 物理量と波,マルチメディア信号の取り扱いなどについて説明する. 物理量と波の違い、信号の取り扱いについて説明できる。
3週 心理量の尺度化や精神物理学的測定法について説明する. sんり量の尺度値化や物理的測定法について説明できる。
4週 音声と音楽信号(音響信号)について説明する.
音声と音響信号について説明できる。
5週 聴覚と視覚
システム設計における人の感覚の性質への留意点について説明する.
聴覚と視覚、人間の感覚の性質への留意点について説明できる。
6週 音響信号のアナログ伝送とラジオおよび電話について説明する. 音響信号のアナログ伝増とラジオおよび電話について仕組みを説明できる。
7週 動画像のアナログ伝送とテレビジョンについて説明する. 動画像のアナログ伝送とテレビジョンについて説明できる。
8週 音声信号のディジタル化とコンパクトディスク(CD)について説明する
音声信号のディジタル化とコンパクトディスク(CD)について説明できる。
4thQ
9週 ディジタル信号処理応用の基本とPHS方式について説明する. ディジタル信号処理応用の基本とPHS方式について説明できる。
10週 音声に特化した信号処理ディジタル伝送と携帯電話方式について説明する. 音声に特化した信号処理ディジタル伝送と携帯電話方式について説明できる。
11週 音響信号の信号処理を伴うディジタル伝送とMPEGオーディオ方式について説明する. 音響信号の信号処理を伴うディジタル伝送とMPEGオーディオ方式について説明できる。
12週 静止画像のディジタル記録とディジタルカメラについて説明する.
静止画像のディジタル記録とディジタルカメラについて説明できる。
13週 動画像のディジタル伝送と記録と地上ディジタル放送について説明する. 動画像のディジタル伝送と記録と地上ディジタル放送について説明できる。
14週 音源分離について説明する.
音源分離についてその方法を説明できる。
15週 マルチメディアシステム技術と社会について説明する. マルチメディアシステム技術と社会について最近の動向について理解し、説明できる。
16週 これまでの講義の内容のまとめを行う. 講義のまとめができ、メディアシステムについて概要を正しく説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0241602040100
基礎的能力024160102070
専門的能力0000102030
分野横断的能力0000000