実践化学英語

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 実践化学英語
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質創成工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Science Research Writing: A Guide for Non-Native Speakers of English Hilary Glasman-deal
担当教員 片倉 勝己

到達目標

化学関連の専門書を原文のまま読解できる能力を養うとともに、自分の研究テーマに関連した説明を、英文で書ける程度の語学力の基礎を身につける
Nouns & Quantifiers, Prepositions、Tenseの文法復習
   ラテン語、数式、化学分野の用語の表現を理解し、技術英文を前から読解できる。
Adjective Clauses, Adverb Clause Conditionals, Passive等の文法復習
   技術用語の定義、電子メールの書き方、技術英文読解
技術論文の作成法(緒言から実験操作までの説明文を英語で作成できる
技術論文の作成法(結果と考察からアブストラクトの発表まで)
   研究紹介の作成理解と英語による図・表の説明文を英語で作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術英文で良く使用される用語の理解化学分野で使用される用語や数式等の英語表現、ラテン語を400以上理解している。300以上理解している。200以下しか理解していない。
技術英文で良く使用される文法と表現(時制、品詞、関係詞、仮定法、受動態)英文法や英表現を理解でき、資料等の助けを借りながら必要な簡単な英文を作成できる資料等の助けを借りても簡単な英文の作成に困難を伴う。資料等の助けを借りても簡単な英文作成が困難。
技術英文の読解英語で書かれた自分の専門分野の教科書や論文を解読できる。習った分野なら,6割程度解読できる。辞書等を使用してもあまり解読できない。
英語による電子メール送受信簡単な用件なら,英文で電子メールのやり取りができる。英文の電子メールを理解できるが、送信文の作成に困難を伴う。英文での電子メールを理解できない。
技術英文作成と発表技術英文を作成する際の全体構成の組み立て方を理解している。 概要,装置等の概要説明、配置、操作法、図表を用いたデータ説明、考察を単純な英文で記述できる。内容にもよるが、6割程度を単純な英文で記述できる。ほとんど英文で記述できない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科学習教育目標 (1) 説明 閉じる
専攻科学習教育目標 (3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本教科では、英文法演習による英語の基礎の復習をして基礎力を構築するとともに、化学系洋書の輪読により、専門用語の習得・長文読解力の養成、様々な表現法の蓄積等をはかるとともに、演習を通じて英語による研究要旨の作成と発表ができる程度の力を構築することを目的とする。
授業の進め方・方法:
文法復習・化学技術英文の読解を1ユニットとし、およそ3週毎にテーマを変えて進めて行く。
また、毎週、専門用語調査等の課題を課す。また、原則毎回、一定時間、英文法テキストを用いた演習、専門書輪読、単語テストを実施する。
最終の2回は、英語による研究紹介発表会を実施する。
注意点:
関連科目 英語関連教科全般および工業外国語

  学習指針 無断欠課は、授業の進行スケジュールに影響を与えるだけでなく、他の学生の迷惑にもなるので絶対に慎むこと。輪読では、単語の意味を予め調べて、英文を前から理解することを心がけ、文の構成を理解する力養うことが重要である 
  自己学習 指示された課題を遂行する際、正しい英文を書くことを心がけ、英語辞典や英語の専門用語辞典等、ネイティブスピーカーが記述した文章を十分時間をかけて調査すること。毎週、英語で書かれた専門書を欠かさず読むことに加え、研究内容や研究室内での行動を英語で説明できるよう日頃から訓練すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 文法復習と演習(時制) Present, progressive, Past, progressive, perfect, perfect progressiveの復習復習
2週 文法復習と演習(関係詞)
科学技術文(物理化学専門書)の和訳と専門語彙の育成
Adjective Clauses, Adverb Clauses
科学技術文(物理化学分野)の和訳と専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
3週 文法復習と演習(時制)
科学技術文(物理化学専門書)の和訳と専門語彙の育成
Future progressive, perfect, perfect progressiveの復習
科学技術文(物理化学分野)の和訳と専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
4週 文法復習と演習(仮定法、受動態)
電子メールの書き方
Conditionals, Passive
電子メールの書き方を理解する
専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
5週 科学技術文(有機・生物・化工分野)の和訳 科学技術文(有機・生物・化工分野)の和訳と専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
6週 科学技術文(有機・生物・化工分野)の和訳 科学技術文(自由課題)の和訳と専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
7週 報告書の作成(全体概要) 論文等作成の基本を理解する。
科学技術文(自由課題l)の和訳
専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
8週 ABSTRACT作成のポイントと
役立つ表現

ABSTRACT作成のポイントと
役立つ表現を理解し、実際に作成する。専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
4thQ
9週 Introduction作成のポイントと
役立つ表現
Introduction作成のポイントと
役立つ表現を理解し、実際に作成する。専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
10週 Method作成のポイントと
役立つ表現
Method作成のポイントと
役立つ表現を理解し、実際に作成する。専門語を英文で説明できるようにする。50語身につける
11週 Figures and Tables 作成のポイントと
役立つ表現
Figures and Tables作成のポイントと役立つ表現を理解し、実際に作成する。
12週 Result & Discussion作成のポイントと役立つ表現 Result & Discussion作成のポイントと役立つ表現を理解し、実際に作成する。
13週 Result & Discussion作成のポイントと役立つ表現 Result & Discussion作成のポイントをと役立つ表現を理解し、実際に作成する。
14週 Presentation 研究紹介プレゼンテーション
15週 Presentation 研究紹介プレゼンテーション
16週 Presentationのまとめ 研究紹介プレゼンテーションの総括

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

単語試験発表課題ポートフォリオその他合計
総合評価割合204040000100
基礎的能力2002000040
専門的能力0402000060
分野横断的能力0000000