応用イノベーティブワークショップ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 応用イノベーティブワークショップ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 しなやかエンジニア教育プログラム(ベーシックコース) 対象学年 2
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 プリント配布
担当教員 藤田 直幸,顯谷 智也子

到達目標

1. 自ら新しい知識・能力を身につけようとする姿勢や自立的行動をとることができる。
2. 工学以外の異分野の講義・実習を通じ、技術者として工学知識だけではなく、違う視点で物事を見て、イノベーティブな発想ができる。
3. 少人数のチームで実習行う中で、各メンバーが主体的に多様性を発揮し、コミュニケーションを取りやすい関係性を構築できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1異分野に興味を持ち、自ら新しい知識・能力を身につけようとする姿勢や自立的行動をとり、実習に取り組むことができる。異分野に興味を持ち、実習に取り組みことができる。他のメンバーに指示されて、実習に取り組むことができる。
評価項目2異分野の経験で得た知識・視点と工学知識を融合させて、柔軟な発想力でモノづくりを考えることができる。工学的知識に加え、異分野の経験で得た知識・視点が、モノづくりを考える重要性を理解する。工学的知識に偏った発想力で、モノづくりを行う。
評価項目3グループメンバーがコミュニケーションを取りやすい関係性を構築して、課題テーマに沿ってグループワークができる。課題テーマに沿って、グループワークができる。グループワークの重要性を理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義は、しなやかエンジニア教育プログラム(正課外)の授業である。
本ワークショップでは、近年の産業界のグローバル化と異分野技術の融合複合化により多様な担い手が集まるダイバーシティな生産、開発現場において、社会・生活と技術をつなぎ、新たな価値を創造するための感性とそれを形にする表現力を備えたエンジニアの育成を目的としている。
授業の進め方・方法:
本ワークショップは、課題解決型学習を取り入れて、正課では学べない異分野の講義と実習をを行う。
実習では、社会的課題をテーマとしてグループワークを行う。
ワークショップの後には、振り返り時間を設け、個人の気づきを振り返るとともに、グループでのお互いの気づきを共有する。
注意点:
学習指針:社会的課題へ興味を持ち、テーマに沿って、グループで1つの作品を制作(もしくは、1つの解決策を策定)する中で、積極的なディスカッションと協働作業の重要性を理解し、またリーダシップ力の向上を目指す。
関連科目:エンジニアの感性と表現Ⅱ
事前学習
演習内容を提示するので、どのようなことについて学びたいかを準備して、演習に臨むこと。
事後展開学習
振り返りシートを提出すること。

学修単位の履修上の注意

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス:シラバスをもとにしたワークショップの概要の説明。 ワークショップの意義ならびに目的について説明できる。
2週 1.実施時期
 夏季休業期間中
2.実施期間
 3日間、合計 22.5時間以上
3.ワークショップ内容
 課題テーマに沿った課題解決型学習を取り入れた座学と実習
4.講師
 各分野の専門家として、教育指導、もしくは実務で活躍されている講師
グループワークの中で、お互いの多様性を引き出し、課題テーマに沿って取り組み、その成果を説明することができる。
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

振り返りシート最終制作物の発表内容合計
総合評価割合5050100
感性(新たな視点の習得)252550
表現力252550